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松山競輪G3(準決勝)レポート【決勝進出の9選手コメント】

2024/12/07(土) 20:30 0 4

2024年12月7日 松山競輪
大阪・関西万博協賛
開設75周年記念「金亀杯争覇戦」G3(3日目)

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【松山競輪G3(3日目)10R=S級準決勝】
取鳥雄吾松川高大を突っ張ると、打鐘前から松井宏佑も仕掛けるが、取鳥は主導権を譲らずに先行態勢に入っていく。取鳥マークの松本貴治がけん制する中、松井は3番手外で粘り、再度仕掛けていく。松本は最終BSから番手捲りで抜け出して1着。2着に橋本強が続いて愛媛ワンツー。松井マークの松谷秀幸が3着。

1着/松本貴治(S1・愛媛111期)
今回成績:特7・二2・準1
G3優勝:3回(24年11月防府

(打鐘手前2コーナーは)(取鳥)雄吾の踏み直しが、すごかったですね。松井(宏佑)さんをしっかり止められたら、雄吾も強いし、行ってくれると思っていました。(最終3コーナーは)外に誰かが来たのが見えたので、前に踏み出しました。脚は、まったく問題ないです。明日も、集中します。
(決勝は)犬伏(湧也)君へ。まずはしっかり追走して、頑張ります。

2着/橋本強(S1・愛媛89期)
今回成績:一2・二3・準2
G3優勝:1回(21年12月松山

(取鳥)雄吾の頑張りに尽きます。ツボを心得た走りでした。打鐘で、僕が1車くらい車間が空いたので、そこに松井(宏佑)が入ってきたらけん制しやすいと思ったら、そこで止まってくれたので、アシストできたかなと思います。また(松本)貴治も隙なく走ってくれていたので、最高の形でした。今日の疲れをケアして明日に臨みたいと思います。
(決勝は)松本(貴治)君の後ろ。四国の3番手。

3着/松谷秀幸(S1・神奈川96期)
今回成績:特3・二1・準3
G3優勝:3回(20年3月奈良

赤板で、松川(高大)に付いて行ったところを(松井宏佑が)叩けば、(松井)宏佑は前に出られたと思ったのですが、自ら苦しい展開に。宏佑が踏むのを止めるまでは自分は踏めないと思ったので、そのタイミングを見てでした。前の選手に連れて行ってもらっているだけなので、自分の調子は変わらずです。
(決勝は)深谷(知広)君の後ろ。番手。

◆10Rレース結果

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【松山競輪G3(3日目)11R=S級準決勝】
赤板過ぎから犬伏湧也が抑えに行くと、根本哲吏が抵抗。犬伏は打鐘で叩き切るが、番手に根本が入る。連携崩れた佐々木豪が追い上げると、根本と競りへ。この競りは佐々木が番手を取り切り、根本マークの大槻寛徳が後位に続く。最終2コーナーから4番手の浅井康太が仕掛けると、けん制する佐々木の内を狙い抜け出す。浅井は逃げ粘る犬伏を直線でかわして1着。2着に犬伏、3着に大槻が入線。地元の佐々木は4着で優出を逃した。

1着/浅井康太(S1・三重90期)
今回成績:特5・二1・準1
G3優勝:34回(24年2月高松

今日は、後方になりたくなかった。根本(哲史)君、橋本(瑠偉)君も昨日しっかり仕掛けていたので、仕掛けると想定していました。道中でしっかり立ち回り、根本君の動きを見てから判断しました。レースは見えていたし、しっかり走れたと思います。(レースで)少し左の尻まわりを痛めましたが、今の最大限の力を出したいので、しっかり優勝を狙って。
(決勝は)単騎。気持ちで走ります。

2着/犬伏湧也(S1・徳島119期)
今回成績:特6・二2・準2
G3優勝:3回(24年10月京王閣

今日は、地元勢2人を付けていたので、自分が1着を狙いに行くというよりは、3人で決まることを意識しながら走りました。根本(哲史)さんの動きに、後ろも僕も惑わされ、上手さを感じました。(最終HSは)外並走で(佐々木)豪ちゃんがいるのが分かっていたので、僕がスピードを上げていけば、豪ちゃんが自然と番手にハマるかなと。落ち着いて加速させて行きました。(最終)BSでは、浅井(康太)さんの捲りに合わせられていたのですが、ゴール前は厳しかった。この寒い状況で、競輪祭と変わらないパフォーマンスで落ちていないと思います。
(決勝は)自力です。優勝を狙いますが、(ライン)全員にチャンスのある走りをしたいです。

3着/大槻寛徳(S1・宮城85期)
今回成績:一1・二2・準1
G3優勝:0回
G3決勝:23回目(24年9月向日町以来)

根本(哲史)君の走りに尽きます。(犬伏湧也の番手を根本が)守り切れば2人で決まると思ったのですが…。今日は、すごく余裕がありました。最終2コーナーで捲りにいくか迷ったのですが、浅井(康太)君が仕掛けてきていたので。状態は、いいと思います。また、理想通りのペダリングができました。明日、どうなるか分かりませんが、ベストを尽くします。
(決勝は)山崎(芳仁)君の後ろ。

◆11Rレース結果

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【松山競輪G3(3日目)12R=S級準決勝】
赤板で前受けの高橋晋也が突っ張ると、すぐさま深谷知広が仕掛けて打鐘前に高橋を抑えて先頭に立つ。深谷がそのまま先行態勢に入り、高橋が3番手に入る。7番手から宮崎大空が仕掛けるが、深谷マークの山賀雅仁がけん制。逃げる深谷をゴール前で差し切った山賀が1着。深谷が2着で南関ワンツー。直線大外を高橋マークから山崎芳仁が一気の強襲で3着入線。

1着/山賀雅仁(S2・千葉87期)
今回成績:一3・二2・準1
G3優勝:4回(23年11月大垣

中団が取れて、落ち着くかなと思ったのですが、(深谷知広が)すかさず仕掛けたのでビックリしました。(深谷は)前走落車をしているのに、前2日間を見る限り、特に問題ないから、僕が付いていけるか、行けないかでした。(最終)2コーナーで横にけん制した時に置いて行かれ、脚力の違いを感じました。でも、深谷君の気持ちの入った仕掛けをしたおかげで、僕も仕事ができたと思うし、最後は抜けて良かったです。感謝です。
(決勝は)南関東の3番手。

2着/深谷知広(SS・静岡96期)
※チャリレンジャー(スポンサード選手)
今回成績:特1・二2・準2
G3優勝:21回(24年10月熊本

(初手)中団は、理想的な位置でした。(赤板過ぎの仕掛けは)昨日よりは距離が短いので、まずまずでしたが、重さに負けている感じがします。最後もかわされていますが、止まるほどではなかったので、悪くないと思います。(3走して)安心感はありませんが、その中で、一走一走を走れている感じなので、明日もしっかり準備したいと思います。
(決勝は)ラインの前で、自力。

3着/山崎芳仁(S1・福島88期)
今回成績:一2・二4・準3
G3優勝:17回(20年1月いわき平

深谷(知広)が来たら(高橋晋也が)踏みながら出させると思っていましたが、引くのが少し遅かったですね。(最後の直線で)伸びたのはたまたまだと思います。昨日もできる限りのことはしたし、その場、その場ではレースができているので、悪い状態ではないと思います。
(決勝は)自力自在。

◆12Rレース結果

※G3優勝の( )は前回の優勝
※G3決勝の( )は直近の優出

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【最終日12R=S級決勝】
1/松本貴治(S1・愛媛111期)
2/山崎芳仁(S1・福島88期)
3/深谷知広(SS・静岡96期)
4/大槻寛徳(S1・宮城85期)
5/浅井康太(S1・三重90期)
6/橋本強(S1・愛媛89期)
7/松谷秀幸(S1・神奈川96期)
8/山賀雅仁(S2・千葉87期)
9/犬伏湧也(S1・徳島119期)

注目の並び想定は
9犬伏-1松本-6橋本
2山崎-4大槻
3深谷-7松谷-8山賀
5浅井(単騎)

犬伏湧也の後ろに地元の松本貴治橋本強が付く四国3車ライン。
山崎芳仁の番手には大槻寛徳が続く東北の2人。
深谷知広には、松谷秀幸山賀雅仁が続く南関東の3車ライン。
浅井康太は単騎の競走となった。
ライン全員に優勝のチャンスがある競走をしたいと話す犬伏が、主導権を握ると番手の松本にチャンスが巡ってきそうだ。なお松本は71周年を、橋本は72周年を優勝している。 前走競輪祭の落車の影響を感じさせない深谷が、早めの巻き返しをしてくれば、南関東勢に流れが向く展開も。俊敏な立ち回りを見せる浅井も、単騎戦でどう組み立ててくるか、気になるところだろう。優勝なら自身の持つ4日制G3の最多優勝記録34回を更新する。
好メンバーの揃った決勝に注目です。

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松山競輪の直近レースレポート】
2024年3月第10回施設整備等協賛競輪in松山
優勝:新田祐大
2024年3月松山記念G3
優勝:古性優作
2023年3月松山記念G3
優勝:山田庸平
2022年10月道後温泉杯争覇戦G3
優勝:福田知也
2021年12月松山記念G3
優勝:橋本強
2021年6月国際自転車トラック競技支援競輪G3
優勝:町田太我
2021年1月松山記念G3
優勝:松本貴治
2020年3月松山記念G3
優勝:平原康多
2019年5月全プロ記念F2
優勝:太田竜馬
2019年3月松山記念G3
優勝:渡部哲男
2018年3月ウィナーズカップG2
優勝:武田豊樹

(P-Navi編集部)

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