2024/03/10(日) 19:19
令和6年能登半島地震復興支援競輪
開設74周年記念「金亀杯争覇戦」(最終日)
3月7日より4日間の日程で開催された今シリーズは、古性優作をはじめとするS級S班5名が参戦するなど、ビッグレースを思わせるようなメンバーがそろい、しのぎを削った。初日から良い流れを掴んだのは、S班の深谷知広で、番手戦、自力戦ともに、力を存分に発揮する走りで快勝し、3連勝でシリーズをリードした。全日本選抜競輪で圧倒的な強さを見せた北井佑季もオール2着で躍動。準決勝で北井と連携した愛媛の松本貴治も、力強い差し脚を出すなど3連勝の好走を見せた。また、レース後に力不足と訴えた古性優作だったが、巧みな組み立てで難局を乗り越え、2日目以降は連勝で決勝進出を果たした。
南関東勢が5名勝ち上がり、深谷と北井の別線が注目を集めた決勝。レースは、最終HSで先行する北井の番手に追い上げた古性がゴール前で抜け出し1着でゴール。今年1月の和歌山記念以来、通算10回目のG3を制し、ファンの歓喜、声援を受けた。
※3日目準決勝レポートはこちら
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【最終日12R=S級決勝】
1/松本貴治(S1・愛媛111期)
2/古性優作(SS・大阪100期)
3/深谷知広(SS・静岡96期)
4/和田圭(S1・宮城92期)
5/和田真久留(S1・神奈川99期)
6/橋本強(S1・愛媛89期)
7/北井佑季(S1・神奈川119期)
8/小原太樹(S1・神奈川95期)
9/和田健太郎(S1・千葉87期)
【レース展開】
誘導以下、7北井-5和田真-8小原、1松本-6橋本、2古性-4和田圭、3深谷-9和田健で周回。まず深谷が上昇を開始すると、赤板過ぎに北井が突っ張り、深谷は再度8番手に。打鐘過ぎに古性が踏み上げると、北井の番手に追い上げマークで、和田真から北井の好位を奪取。北井が先行して番手に古性、和田圭が続き、中団から松本貴も捲りを仕掛けるが、最後の直線で古性が北井を差し切り優勝のゴール。2着に北井、3着に松本が入線した。
【最終日12R=松山競輪G3決勝】
2車単2‐7 2,580円(12番人気)
3連単2-7-1 23,600円(85番人気)
決まり手:差し-逃げ
優勝/古性優作(SS・大阪100期)
※チャリレンジャー(スポンサード選手)
今回戦績:特5・二1・準1・決1
次走出場予定:ウィナーズカップG2(取手/3月21日~24日)
(今開催は)初日に通用しなかったので、今日はしっかりレースを組み立てないと勝負にならないなと思っていました。レース展開が想像つかなかったので、取った位置からの組み立てた感じです。
(最終HSは)北井(佑季)さんのダッシュが凄かったので、番手に降りる形になりました。(最終2センター過ぎは)後方からの仕掛けが見えたので、前に踏んでいった感じです。踏み出した感じは、感覚的に気になったところがありました。(ゴール前は)後ろから凄い音がしていたし、食われるかなと思うくらい、ゴールするまで勝ったか分からなかったです。しっかり自力で走れるなら、それがベストですが、今日は自力で戦えないなりの組み立て。古性優作が、どうしたら勝てるかを考えて組み立てた感じです。この後に控えるG1、G2に向けて、早く練習をしたいです。
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\松山G3(最終日)注目選手ピックアップ/
【最終日7R=S級特選】
「シリーズ3勝で締めくくる」
1着/佐々木豪(S1・愛媛109期)
※チャリレンジャー(スポンサード選手)
決勝の舞台で走りたかったのですが、できなかったので、昨日は走るのを悩みました。でも、地元選手のために、1着、1着を取り、(決勝の)松本(貴治)さんたちに繋げられたのかなと思います。なかなか地元G3の決勝に乗れていないので、早く乗りたいですね。得るものがたくさんあったので、来年呼んでもらえたら、また頑張ります。(P-Navi編集部)