松山G3(最終日)レポート

2019/03/10(日) 19:47

松山G3(最終日)レポート

2019年3月10日

松山G3(最終日)金亀杯争覇戦

【12R=S級決勝】

1/渡部哲男(S1・愛媛84期)
2/村上博幸(SS・京都86期)
3/中村浩士(S1・千葉79期)
4/山田英明(S1・佐賀89期)
5/郡司浩平(S1・神奈川99期)
6/岡光良(S1・埼玉94期)
7/太田竜馬(S1・徳島109期)
8/橋本強(S1・愛媛89期)
9/平原康多(SS・埼玉87期)

号砲から2周回目で並びは整い、53・718・42・96の四分戦。

青板に入り、まずは後ろから平原が動いて、前団の郡司を抑える。
赤板突入前、次は山田が前へ。
これに併せて、太田も上昇する。

目まぐるしい展開の中、赤板の第1センターで太田が仕掛けた。

そして、太田が主導権を奪ったところで打鐘を迎える。

最終HSは依然として太田の先行で、718・53・42・36の一本棒で通過。

最終第2コーナーから郡司と中村の南関2車が反撃するが、渡部のブロックで捲りは不発に終わる。
そして、そのまま太田が逃げて、ゴール線までの直線勝負。

ゴール線間際で太田の番手から渡部が抜け出して1着。
2着には四国ラインの3番手を固めた橋本、3着には太田が残り、四国3車のワンツースリー・フィニッシュ。

渡部は10年ぶり通算5回目の記念競輪優勝。
(地元記念は2005年以来、2回目)

優勝/渡部哲男(S1・愛媛84期)
10年ぶりの記念優勝(2009年・伊東)が長かったと言うか。。。
地元記念の決勝に乗るのが7年ぶりの方が長かった。
今回、決勝に乗ることができて、年齢も年齢だし、最後のチャンスかも知れないと臨んだ。
前の太田君、後ろの強君のおかげ。
まさか太田君があそこまで早駆けになるとは。
でも、雨で重たいバンクにも関わらず、とてもかかっていた。
強君も内をシッカリ締めてくれた。
これからはG1戦線でも活躍できるようにしたいですね。
今、中・四国は盛り上がっているので、さらに盛り上がれるように。

【9R=SA級ルーキーチャンピオン】

1/宮本隼輔(S2・山口113期)
2/河合佑弥(S2・東京113期)
3/松井宏佑(S2・神奈川113期)
4/曽我圭佑(A2・熊本113期)
5/森田優弥(S2・埼玉113期)
6/小玉勇一(A2・埼玉113期)
7/藤根俊貴(S2・岩手113期)
8/中釜章成(A2・大阪113期)
9/小林泰正(A2・群馬113期)

113期生で争われるルーキーチャンピオンは単騎3選手が前団を確保する形に。
8・3・7・14・56・29の細切れ戦となった。

残り2周回の赤板で、まずは宮本が動く。

これに併せて、藤根が積極的に前に出たところで打鐘となるが、森田も一気に踏み込む。

最終周回、中団から河合が仕掛ける。
外から森田にフタをして主導権を奪う。

第1センター過ぎから宮本が捲りを放つ。
これに卒業記念レースを制した藤根、113期生でS級に最速で昇班した松井も乗る。
第2センターで宮本が河合を捲り切るが、外からは松井も猛追。

ゴール線までの熾烈(しれつ)な争いとなったが、宮本が押し切って1着。
“若手の登竜門”と、呼ばれる若鷲賞を制した。

2着は単騎ながらもダッシュ力で活路を見出した松井、3着は河合の番手から内を突いた小林。

優勝/宮本隼輔(S2・山口113期)
みんなの力の差はそんなにないので。
早く仕掛けて前にいれば、優勝には近いと思っていました。
最後は差されたと思っていた。
周りからは「おめでとう」って、言われたけど、確定が出るまでは信じられなかったです。
次の地元G3(防府=トラック支援)に向けて仕上げてきたので、そこでも活躍したい。

(P-Navi編集部)

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