2025/11/03(月) 07:00 0 1
2025年11月2日 四日市競輪
開設74周年記念「泗水杯争奪戦」G3(3日目)
※ナイター開催
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【10R=S級準決勝】
打鐘前に先頭に立った眞杉匠を根田空史が打鐘で叩いて根田と岩本俊介の千葉2車ラインが主導権取り。岩本は車間をあけて後続を警戒する中、3番手の眞杉が捲りを仕掛ける。岩本のけん制を凌いだ眞杉が千葉ラインを捲り切り1着。眞杉マークの佐々木雄一が続いて2着。三谷竜生マークの稲川翔が直線伸びて3着入線を果たした。
1着/眞杉匠(SS・栃木113期)
今回成績:特3・二2・準1
G3優勝:5回(25年8月西武園)
細切れ戦だったので、取れた位置からと考えていました。根田(空史)さんはメイチで駆けていた、しんどかったです。自分も空けていたし、岩本(俊介)さんも車間を空けていた。しかもコーナーに被ってしまったので、ダメですね。セッティングなど、昨日よりはいいですが、もう少し。体調は大丈夫です。
(決勝は)自力。
2着/佐々木雄一(S1・福島83期)
今回成績:一5・二4・準2
G3優勝:1回(21年9月青森)
付いていくだけで精いっぱいでした。眞杉(匠)君に迷惑をかけないようにと。余裕は無かったです。(最終3コーナーで眞杉が)ドリフトしているみたいで少し見てしまい遅れてしまったのですが、なんとか追走できて良かったです。自分の調子というよりも、前に恵まれていい着が取れています。
(決勝は)東の4番手。
3着/稲川翔(S1・大阪90期)
今回成績:一1・二2・準3
G3優勝:2回(18年1月松阪)
(三谷竜生は)一度脚を使っていたし、最終の仕掛けどころは難しかったと思います。眞杉(匠)君も、けん制を受け、けっこう(コーナーの)上の方を走ったので、その上を行くのは、竜生はキツかったと思います。最後は、もう一つうちのコースをいけば竜生に影響ないと分かっていたのですが、あそこしか見えなかった。申し訳なかったです。ギリギリですね。(決勝進出が)自分だけになった展開を作ったのは自分なのかなとも思います。
(決勝は)古性(優作)君の後ろ。ラインを信頼して、自分のできることを精いっぱいやります。
※10Rレース結果
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【11R=S級準決勝】
犬伏湧也が上昇すると、合わせるように山口拳矢も上昇。各ラインが警戒する中、森田優弥が前受けから突っ張り、そのまま先行態勢に入っていく。4番手に山口、7番手に犬伏の態勢に戻ると、打鐘から犬伏がスパートを仕掛ける。森田もペースアップして犬伏との主導権争いになり、両者を山口が最終3コーナーで捲り切り1着。山口マークの浅井康太が2着で中部ワンツー。森田マークから和田圭が3着に入った。
1着/山口拳矢(S1・岐阜117期)
今回成績:特2・二2・準1
G3優勝:4回(25年8月富山)
中団をキープしてからは、犬伏(湧也)君を気にせずに自分の間合いを取っての感じでした。森田(優弥)君、強かったですね。そのおかげで展開が向きました。ちょうど(最終)2コーナーで並走になったので行きやすかったです。行ける感じはありましたが、松浦(悠士)さんのけん制が怖かったので、そこを気をつけていました。
(決勝は)狙い過ぎず、いつも通り戦います。自力。
2着/浅井康太(S1・三重90期)
今回成績:一1・二1・準2
G3優勝:34回(24年2月高松)
自分たちに展開が向いたし、(山口)拳矢君との連携で、前回の寛仁親王牌に引き続き、しっかり上手いタイミングで仕掛けているので、強い拳矢君に戻ってきていますね。競輪をして脚力をつけていると思うので今後が楽しみだし、自分もしっかり連携実績を増やして、2人の関係性を深めていきたいです。3走しては、落車明けにしてはいい方でしょう。ケガを機に弱くなるのではなく、強くなれたらと思っているので、しっかり向き合っていきたいと思います。
(決勝は)山口(拳矢)君の後ろ。頑張ります。
3着/和田圭(S1・宮城92期)
今回成績:一1・二4・準3
G3優勝:1回(18年4月西武園)
(打鐘で森田優弥と)口が空いてしまった。後ろを見たら、犬伏(湧也)君が仕掛けてきていたのでけん制しようと思ったのですが、森田(優弥)君がすごいスピードだった。先行争いになっちゃいましたね。犬伏君に行かれることも考え、僕は外の松浦(悠士)君のことを気にし過ぎてしまった。もっと森田君にしっかり付いていれば。最後はギリギリ抜けただけで内容ないですね。自転車とのフィーリングは良いし自分の感じもいいですが、もっと脚があれば。明日も、無いなりに頑張るだけです。
(決勝は)栃木勢の後ろ。3番手。
※11Rレース結果
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【12R=S級準決勝】
鈴木竜士が上昇して前受けの寺崎浩平と並走し、赤板過ぎに先頭に立つ。寺崎は3番手になるが、打鐘前から深谷知広がスパートを仕掛ける。鈴木マークの神山拓弥は深谷を最終HS前でけん制して、深谷は不発、さらに内の寺崎にもけん制を入れる。古性は寺崎を迎え入れるが、佐々木龍が追い上げて寺崎と並走する。最終BS前から山田英明が捲りを打つと、古性らのけん制を凌いで前団に迫るが、鈴木マークの神山は前に踏んで抜け出していく。捲り追い込んだ山田を振り切った神山が1着。2着に山田、3着に古性が入線した。
1着/神山拓弥(S1・栃木91期)
今回成績:一1・二1・準1
G3優勝:4回(19年1月大宮)
(鈴木竜士が)先行すると思って無かったのですが、先行したので、自分のできることと思い、打鐘2センターで深谷(知広)君をけん制して、寺崎(浩平)君も来たのでしのぎました。そのあとは、(鈴木)竜士君も苦しそうだったので、踏ませてもらいました。このメンバーで3連勝は手応えを感じていますが、今日に関しては竜士君が頑張ったからですね。
(決勝は)眞杉(匠)君の後ろ。
2着/山田英明(S1・佐賀89期)
今回成績:一1・二1・準2
G3優勝:3回(20年9月京都向日町)
もがき合いは想定していました。あおりがすごかったです。岡崎(智哉)君に絡んだわりには(自転車が)出た方だと思います。決勝に乗れているので、悪くないと思います。
(決勝は)単騎。
3着/古性優作(SS・大阪100期)
※チャリレンジャー(スポンサード選手)
今回成績:特1・二2・準3
G3優勝:13回(25年1月和歌山)
レースは、判断が難しかったですね。調子が悪いとかではなく、シンプルに弱いです、言い訳できないです。体は普通です。
(決勝は)前で頑張ります。
※12Rレース結果
※G3優勝回数の( )は前回G3優勝開催
※G3決勝進出の( )は前回の優出開催
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【最終日・12R=S級決勝】
1/古性優作(SS・大阪100期)
2/浅井康太(S1・三重90期)
3/眞杉匠(SS・栃木113期)
4/稲川翔(S1・大阪90期)
5/山口拳矢(S1・岐阜117期)
6/佐々木雄一(S1・福島83期)
7/山田英明(S1・佐賀89期)
8/神山拓弥(S1・栃木91期)
9/和田圭(S1・宮城92期)
注目の並び想定は
1古性-4稲川
5山口-2浅井
3眞杉-8神山-9和田-6佐々木
7山田(単騎)
決勝は、古性優作の番手に稲川翔が付く大阪の2人。
山口拳矢には、準決勝同様に浅井康太が付く岐阜と三重の中部2車。
眞杉匠の後ろは神山拓弥がまわり、その後ろを和田圭と佐々木雄一が付く栃木と東北の4車ライン。
山田英明は単騎の競走となった。
ここは、ラインの長さを生かし眞杉が主導権を握って、上位独占を狙ってくるか。ただひとり3連勝で勝ち上がった神山の完全Vも展開次第では十分だが、百戦錬磨の古性や調子を戻し動きのいい山口、山田の動向も注視が必要。もちろん山口をマークする浅井も過去6回の優勝がある地元G3で好レースが期待される。
巧みな立ち回りで混戦を抜け出すのはどの選手か。注目の一戦は20時30分発走予定。
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◆四日市G3ナイター(3日目)注目選手ピックアップ◆
【3日目8R=S級特選】
「上位と勝負できるようになりたいです」
1着/谷口遼平(S1・三重103期)
無理やり来るようなら出してと思っていたのですが、思いのほか引いたので。そんなに突っ張るつもりはなかったです。嵯峨(昇喜郎)君が内にもぐったのが見えたので、引っ張れるところまで引っ張ろうと。駆けた感じは、ボチボチです。何も考えず思いきり踏んでいたので、(着に)残れて良かった。眞杉(匠)君などと戦った時は苦しいので、その中で勝負できるようになりたいです。状態は、悪くないと思うので、最終日頑張ります。
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【四日市競輪レポート・プレイバック】
25年6月ベイサイドナイトドリームG3
優勝者:簗田一輝
25年3月ベイサイドナイトドリームG3
優勝者:和田真久留
24年11月四日市記念G3
優勝者:新山響平
23年11月四日市記念G3
優勝者:浅井康太
23年4月ベイサイドナイトドリームG3
優勝者:浅井康太
22年11月四日市記念G3
優勝者:守澤太志
21年11月四日市記念G3
優勝者:坂井洋
21年4月ベイサイドナイトドリームG3
優勝者:諸橋愛
20年11月四日市記念G3
優勝者:佐藤慎太郎
19年11月四日市記念G3
優勝者:柴崎淳
19年6月ベイサイドナイトドリームG3
優勝者:山岸佳太
18年12月四日市記念G3
優勝者:浅井康太
18年2月全日本選抜競輪G1
優勝者:新田祐大
(P-Navi編集部)