四日市G3(最終日)レポート

2018/12/04(火) 22:46

四日市G3(最終日)レポート

2018年12月4日 四日市G3(最終日)泗水杯争奪戦

【12R=S級決勝】

1/浅井康太(SS・三重90期)
2/稲毛健太(S1・和歌山97期)
3/木暮安由(S1・群馬92期)
4/内藤宣彦(S1・秋田67期)
5/吉田拓矢(S1・茨城107期)
6/山本伸一(S1・京都101期)
7/岡村潤(S1・静岡86期)
8/鈴木庸之(S2・新潟92期)
9/園田匠(S1・福岡87期)

号砲からやや牽制が入って、まずは浅井が飛び出した。

並びは19・7・264・583で整う。

赤板突入前、吉田を先頭とした関東ラインが前へ出る。

しかし、単騎の岡村がその動きを察知して併せ、関東ラインより前の位置を取る。

7・19・583・264に並びは変わり、打鐘前に稲毛が駆ける。
だが、吉田も一気にスピードを上げて打鐘。

吉田が主導権、583・264・7・19の一本棒で残り1周回。

第1コーナー過ぎから8番手まで引いた浅井が捲る。
BSで中団まで詰め、その後も浅井のスピードは落ちない。
第4コーナーで前団を飲み込み、四日市バンクの長い直線をものともせず。
そのまま真っ先にゴールラインを駆け抜けた。

2着はBSで目標を浅井に切り替えた山本。
3着には先行した吉田の番手から捲った鈴木となった。

浅井は地元記念4回目、通算25回目の記念競輪V。
しかも豊橋記念、競輪祭、今開催と、3場所連続優勝という快進撃だ。

優勝/浅井康太(SS・三重90期)
吉田君の動きは読めていたけど、単騎の岡村さんには少し驚いた。
8番手になって、最終HSでは絶体絶命かと思いましたね。
だけどBSでは前団をとらえることができる感覚はあった。
競輪祭前から競輪祭優勝、地元記念優勝、グランプリ連覇という目標だった。
その為にやってきたことをレースの中で落ち着いて出せている。
はい、あと一つ、グランプリ連覇だけです。
競輪祭もそうだったけど、今回もグランプリを想定。
最終日に一番、脚が回るように調整できている。
記者のみなさん、もう(記事は)書けるでしょ(笑)!

【6R=A級チャレンジファイナル】

1/嵯峨昇喜郎(A3・青森113期)*在校12位
2/小玉勇一(A3・埼玉113期)*在校47位
3/小林泰正(A3・群馬113期)*在校2位
4/柿本大貴(A3・東京113期)*在校13位
5/嘉永泰斗(A3・熊本113期)*在校24位
6/磯川勝裕(A3・東京113期)*在校43位
7/森田優弥(A3・埼玉113期)*在校53位
8/鈴木輝大(A3・東京113期)*在校25位
9/中嶋宣成(A3・長野113期)*在校34位

1〜3着まではA級2班に特別昇班となるルーキーたちの一戦。
一斉に号砲から飛び出したが、Sを取ったのは小林だった。

93・72・1・6・7・4・8と、スンナリ並びは落ち着く。

静かなレースであったが、赤板周回突入前、まずは8番手の柿本が上がってくる。
これに鈴木、嘉永が続いた。

第2コーナーを回り、中団から森田もスピードを上げて打鐘。

森田・小玉の埼玉ラインが主導権。
単騎勢も続き、中嶋・小林の上信ラインは内に包まれるような形に。

3番手以降はもつれた形でラスト1周回。

最終BS、苦しい展開になっていた中嶋がスパート。
当然、小林も追走する。
森田も必死に逃げるが、後続はほぼ横一線。

ゴール線間際、内でもつれた中嶋と鈴木が落車、後続の嘉永も巻き込まれるアクシデント。
そこを外から伸びてきた小林が差し切って1着。
2着は逃げた森田が残り、3着は森田マークの小玉となった。

この結果、1〜3着の小林、森田、小玉が特別昇班を決める。
また、落車した3選手は落車滑入でゴールが認められた。

1着/小林泰正(A3・群馬113期)*在校2位
単騎が多いので、イン粘りできるだろうと思っていたが、あそこまで包まれたのはちょっと予想外。
でも、競技のエリミネーションとかで大人数の中で走るのには慣れている。
自分の位置の取り方とかも感覚で分かっていました。
それに中嶋さんを信じていたし、BS前で踏んでくれたので。
最後は届くかどうか微妙でしたけど、四日市バンクはゴールまでの直線が長いと聞いていた。
だから最後まで諦めませんでした。
昇班後もまずはA級でシッカリ自力型として力をつける。
S級に上がったら、自在とかも考えますけど。
A級で巧く立ち回ってS級へいっても通用しないと思う。
S級とA級をいったりきたりでは意味がない。
ズーッと、S級の上位にいられる選手になりたいです。
師匠からは「3着までには入れ」と、言われていたので良かった。


小林潤二(S2・群馬75期)*師匠であり叔父
今日は甥っ子の鞄持ちだね(笑)。
嬉しいけど、やっぱり、まだまだなところがあるかな。
これから成長していかなきゃだから、それで当たり前なんだけどね。
こういう大事なレースで1着は良い経験。(P-Navi編集部)

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