2025/11/03(月) 16:40 0 1
前回、10月前橋GI「第34回寬仁親王牌競輪」でGI初出場を果たした塩島。惜しくも二次予選Bで敗退と残念な結果に終わったが、初日は同県の佐々木龍の1着に貢献し、2日目は番手の根田空史を勝ち上がりへ導く積極駆けで若さを存分にアピールしてきた。3日目もバックを付けて佐々木龍とワンツー。GI初白星は持ち越しとなったが実りのある開催だった。
「勝ち上がれたのはうれしかったですけど、やっぱりS級では長い距離を踏まないと戦えない、と感じましたね」と課題を実感。ただでさえ、自力選手の始動が早くなる短走路ではなおさらのこと。また、ひとつ上位を戦う上での厳しさを肌で知った。
収穫といえばもうひとつ。今開催だけで競走得点を4点近くアップさせた。競走得点は選手の格を示すうえでもっとも大事な指標。“点数爆上げ”は自信となったが、大きな責任を背負うことになる。
「(点数を挙げると)本線になったりしますよね。A級のときからいつもプレッシャーで。(本線を背負うレースが)当たり前になるように力を付けたいです」
「今回は3日間、次につながるような走りがしたいです」と、まずは当地で弾みをつけ意気揚々と地元GIIIへ乗り込みたい。そのためにも初日から内容と結果の両面を追求していく。(netkeirin特派員)