2025年6月15日　四日市競輪
大阪・関西万博協賛
ベイサイドナイトドリームG3（最終日）
※ナイター開催

デイレースの富山競輪G3とリレー形式で開催された、四日市競輪「ベイサイドナイトドリーム」G3ナイターが、12日から4日間にわたり繰り広げられ、本日クライマックスを迎えた。
力が拮抗するシリーズは、徹底した主導権取りから野口裕史が躍動。初日と準決勝で1着を取り、先行力に加え、粘り脚を取り戻して好調をアピールした。対抗するかのように力を発揮したのは、三重の谷口遼平で、地元地区の新鋭レーサーを味方に、2連勝の活躍でファイナリストとなった。また、こちらも連勝の河村雅章や、番手戦に自力を交えオール連対の簗田一輝も巧みな戦略で決勝へ進んだ。
3車ラインの南関東勢と単騎2人を含む細切れ戦となった決勝は、先行した野口の番手をしっかりキープした簗田が、後続の追い上げを封じて優勝のゴール。昨年6月の向日町以来、通算2回目のG3を制した。

※3日目準決勝レポートはこちら
※同時開催の4日制・四日市ガールズケイリンの最終日レポートはこちら

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【最終日12R＝S級決勝】
1／谷口遼平（S1・三重103期）
2／河村雅章（S1・東京92期）
3／東龍之介（S2・神奈川96期）
4／古賀勝大（S2・和歌山115期）
5／簗田一輝（S1・静岡107期）
6／野口裕史（S1・千葉111期）
7／渡部哲男（S1・愛媛84期）
8／上田国広（S2・三重89期）
9／中井俊亮（S1・奈良103期）

【レース展開】

誘導以下、1谷口-8上田、9中井-4古賀、7渡部、6野口-5簗田-3東、2河村で周回。まず野口が上昇の構えを見せると先に中井が動き、谷口はこれを赤板で突っ張る。すぐさま7番手から野口が仕掛け、打鐘で谷口を叩いて、南関東ラインが主導権を握っていく。谷口が4番手、6番手は内に中井、外に渡部の並走で最終HSを通過。野口の番手で簗田は車間をあけて後続の仕掛けを警戒。最終3コーナー付近から4番手の谷口が捲りを仕掛けるが、直線に入り野口マークの簗田が抜け出して優勝ゴール。谷口マークの上田も迫るが、2着は南関東3番手の東が踏み勝ち、南関東のワンツーが決まった。

【最終日12R＝四日市競輪G3決勝】
2車単5-3　900円（2番人気）
3連単5-3-8　12,560円（34番人気）
決まり手：差し-マーク

優勝／簗田一輝（S1・静岡107期）
今回戦績：一2・二2・準3・決1
次走出場予定：前橋F1（6月26日〜28日）

レースは全て野口（裕史）さんに任せていました。（打鐘からは）野口さんの得意パターンでしたね、駆け方が上手でした。ゴチャつくかなと思っていたのですが、すんなり谷口（遼平）さんがラインの4番手にいたので、あまり遅いと四日市は外が伸びるし、初日に齋木（翔多）をかばい過ぎて外から行かれているのもあり、若干ですが早めに踏み、後ろも連れ込めればと思っていました。道中の勝ち上がりで、ラインで決められない競走があり、不完全燃焼な部分があったので、最終日にしっかり勝てて良かったです。
昨年の競輪祭の前1年半くらい落車がなかった。ケガがないのが好調の要因だと思うので、これからもケガをしないようにしっかり走りたいと思います。

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◆四日市G3注目レース・ピックアップ◆
【最終日7R＝S級選抜】
「G3初勝利を逃げて決める」
1着／橋本宇宙（S2・佐賀123期）

レースは切った前に出させないつもりで組み立てていましたが、風が強かったです。でも、後ろから来なかったので腹をくくりました。あとは、佐々木（堅次）さんが来たところで、もう一度踏めればいいなと。最終1センターくらいまで流せたのが良かったかなと思います。（番手の）山口（貴弘）さんが横に動いているのが分かったので、死ぬ気で踏みました。この1着で、来々期のS級圏内の点をなんとか取れたと思います。九州の先輩方のおかげ。9車と7車では、7車は自分でスピードを立ち上げないといけないので、9車の方が流れがあっていいのかなと。まだ、7車の戦いの方が多いので、慣れないといけませんが。課題は、もっと強気でいくことです。九州の先輩を付けて決勝を走れるように頑張るだけ。また、G3初勝利を逃げで決められたので嬉しいです。
　
(P-Navi編集部)