全日本選抜競輪G1(最終日)レポート

2018/02/12(月) 23:55

全日本選抜競輪G1(最終日)レポート

2018年2月12日

四日市G1(最終日)全日本選抜競輪

【12R=S級決勝】

1/新田祐大(SS・福島90期)
2/吉澤純平(S1・茨城101期)
3/古性優作(S1・大阪100期)
4/椎木尾拓哉(S1・和歌山93期)
5/平原康多(SS・埼玉87期)
6/山田英明(S1・佐賀89期)
7/村上博幸(S1・京都86期)
8/原田研太朗(S1・徳島98期)
9/村上義弘(S1・京都73期)

スタート後に単騎の原田が飛び出し、同じく単騎の新田が続く。
3番手に関東ラインの吉澤ー平原が収まり、その後ろに単騎の山田が。
後団には近畿ラインの古性ー村上義ー村上博ー椎木尾で、2周回目に入るところで並びは落ち着いた。

青板周回、第1センターを過ぎたあたりから古性を先頭とした近畿ラインが上昇する。
2番手の新田の横に並び、様子を見ながら3番手〜6番手に近畿ライン。
その後ろに吉澤ー平原、山田と隊列を変えて赤板周回に。

後続を警戒しながらも古性が抑えて打鐘。

近畿勢が主導権を握り、内に原田・吉澤ー平原・新田・山田で最終周回。
第2コーナーから村上義が番手捲りを放つ。
吉澤ー平原も飛びつくが、弟・村上博が最終バック過ぎに吉澤をブロック。

ここが勝負所と、前年覇者の平原が外から捲くる。
しかし、新田も大外から追う。

最終第4コーナーを過ぎて、大外からの下りで加速して新田は平原を越えた。

四日市バンクの長い直線、新田の驚異的なスピードはさらに伸びる。

村上義も振り切って、新田が真っ先にゴールラインへ駆け込む。
2着に村上義が残り、3着は村上博が続いた。

「ウォリャーッ!!」の雄叫びと共に、右拳を上から下に振り下ろす。
その後は両腕を高く掲げてガッツポーズ。

1周して、ホームを過ぎたところで逆走。
スタートライン付近の観客に被っていたヘルメットを投げ込んだ。

そして、第1コーナーに群がる数多くのカメラマンにも自身6回目のG1優勝をアピール。

観客の歓声にも応えながら、敢闘門へと戻っていった。

北日本勢から祝福の胴上げもあって表彰式へ。

プレゼンターのアニマル浜口・浜田京子の親子から優勝と東京五輪へ向けた激励を受ける。
「進化だーっ!」×10回のエールが表彰式ステージに響き渡った。

優勝/新田祐大(SS・福島90期)

今年最初のG1での優勝にホッとしていると言うか。
う〜ん、早々にグランプリ切符を掴めたのは本当に良かった。
2020年の東京五輪に向けて大事な年でもあるので、競輪の方はG1中心になると思います。
もっと牽制し合うスタートになると思っていたけど、みんながいかないなら前へいってやろうと。
想定内の展開、展開をモノにできました。
優勝は確かに大事、価値のあるものですけど。
この優勝に至るまで初日から4日間の戦いがあって、色々な先輩がついてくれたのに迷惑をかけた。
そこで優勝という形で恩返しって言うか、頑張ってる姿を。
次の舞台で一緒に頑張りたいという気持ちでペダルを踏み込みました。

(sports)

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