2022/11/13(日) 23:05
開設71周年記念「泗水杯争奪戦」最終日
※ナイター開催
11月10日から4日間の日程で行われてきた四日市競輪開設71周年記念「泗水杯争奪戦」は、S級S班の平原康多が二次予選で姿を消すなど波乱含みのシリーズとなった。
準決勝では岐阜の橋本優己が地元・坂口晃輔を連れ、北津留翼の捲りを退ける力強い走りで記念初優出を果たすと、昨年の同記念覇者の坂井洋も1着を奪取して連覇への望みを繋ぐ。そして古性優作、守澤太志のS班両者、さら地元の浅井康太も決勝進出して力を示した。
決勝は、覚悟を決めて先行した坂井洋を追走した守澤が、猛然と追い込む浅井康太と坂口晃輔をしのいで1着ゴール。今年ここまでグレードレース優勝には手が届いていなかったが、昨年6月の別府記念以来、3回目となる記念優勝を奪取した。
※3日目のレポートはこちら
【四日市競輪G3(最終日)12R=S級決勝】
1/古性優作(SS・大阪100期)
2/浅井康太(S1・三重90期)
3/守澤太志(SS・秋田96期)
4/福田知也(S1・神奈川88期)
5/坂口晃輔(S1・三重95期)
6/橋本優己(S2・岐阜117期)
7/坂井洋(S1・栃木115期)
8/村田雅一(S1・兵庫90期)
9/小原太樹(S1・神奈川95期)
【レース展開】
誘導以下、1古性-8村田、6橋本-2浅井-5坂口、7坂井-3守澤、9小原-4福田で周回。まず小原が橋本の横まで上昇すると、赤板過ぎに坂井が動き、前の古性をおさえて先頭に立つ。赤板2コーナーで小原は内から切り込んで上昇を図るが、3番手は古性がキープ。打鐘から橋本がスパートしていくも、坂井が合わせて踏み込み、レースの主導権を譲らない。橋本は守澤のけん制もあり不発で、坂井-守澤の後位には、浅井、坂口が切り替えていく。5番手から古性が捲りを打つも、浅井も3番手から踏みこみ、古性の捲りは前団に届かず。坂井との車間を切って後続をけん制していた守澤に、直線で外から浅井、内から坂口がで詰め寄るが、守澤が接戦を制して優勝。2着に浅井、3着に坂口が入線した。
【四日市競輪G3(最終日)12R=S級決勝・結果】
2車単3-2 1,640円(7番人気)
3連単3-2-5 5,760円(19番人気)
決まり手:差し-差し
優勝/守澤太志(SS・秋田96期)
今回成績/特2・二1・準3・決1
次走出場予定/小倉競輪祭G1(11月22日~27日)
本当に嬉しいです。調子は良くないかなと思ったのですが、寛仁親王牌から勢いをもらったかなと思います。(初手は)前の2人を見ながらでしたが、理想の位置が取れました。(神奈川勢が)切ってくれると思っていたのですが、坂井君が判断してしっかり切ってくれたので良かったです。打鐘では橋本君がいつ来るのかと思っていましたが、(坂井は)もう駆けると思っていました。でも、口があいてしまうほど、ダッシュがすごかったです。(最終BSでは)後ろに浅井さんいるのは分かっていたので、それだけはどうにかしたいと思っていました。(けん制に)行きすぎると内から来ると思っていたけど、行き過ぎてないのに来ましたね、隙が無かったです。ゴール前は、内と外ににいたので、抜かれたかな?と思っていました。
今年は記念で成績を残せていなかったので、獲れてよかったです。グランプリ出場を、今年一年間の目標にしているので、前回と今回で、賞金を上積みできたのも良かったです。次は競輪祭なので、そこでも決められるように、頑張りたいと思います。
\四日市G3(最終日)注目選手ピックアップ/
【最終日・8R=S級特選】
練習仲間とラインを組み1着
1着/柴崎淳(S1・三重91期)
こうやって練習仲間でラインを組んで(谷口遼平-伊藤裕貴-柴崎)レースを走れることは、なかなか無いので、思うものがありました。今回、超オーバーワークで入ってきたので、開催中に疲れが抜けるかなと思ったのですが、そこまで抜けなかったですね。でも、3日目などは踏み込んでから自転車の出はよかったので、前団にいれば、いけたかもしれませんね。次は久々のG1(競輪祭)なので頑張りたいです。気合いでいきます。
【最終日・10R=S級特秀】
今までで一番嬉しい1勝
1着/小川真太郎(S1・徳島107期)
前を走る川口(雄太)の戦いに決着がつくまでは前に踏み出せない。仕方なく踏み出しましたが、感覚はすごくよかったです。今回は攻めた感じの走りで、着が少しずつ上がって行ったので、いい兆しのように思います。今まで100勝とか優勝など、あまり嬉しさを感じなかったのですが、今日の200勝はホッとした嬉しさがありました。今までで一番嬉しい1着になりましたね。次は300勝いけるように頑張ります。(P-Navi編集部)