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第34回寛仁親王牌G1(準決勝)レポート【決勝進出の9選手コメント】

2025/10/25(土) 20:20 0 0

2025年10月25日 前橋競輪
第34回寛仁親王牌・世界選手権記念トーナメントG1(3日目)


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【寛仁親王牌(3日目)10R=S級準決勝】
1/嘉永泰斗(S1・熊本113期)
2/眞杉匠(SS・栃木113期)
3/深谷知広(S1・静岡96期)
4/山田英明(S1・佐賀89期)
5/山口拳矢(S1・岐阜117期)
6/河端朋之(S1・岡山95期)
7/岩本俊介(SS・千葉94期)
8/久米良(S1・徳島96期)
9/吉田拓矢(S1・茨城107期)
赤板で眞杉が嘉永をかわして先頭に立つと、3番手は嘉永と山口の並走になるが、この位置は山口が取り切る。眞杉がペースを上げて先行態勢に入ると、最終HSで6番手から河端が捲りを打つと、吉田のけん制も凌いで最終BSで先頭に立つ。眞杉マークの吉田は切り替えて、河端を追い、最終2コーナーから嘉永も捲りで迫る。吉田は直線で河端をとらえて1着。2着に河端、3着に嘉永が入線した。

1着/吉田拓矢(SS・茨城107期)
今回成績:理3・ロ2・準1
G1優勝:2回(25年4月日本選手権)
寛仁親王牌決勝:3年ぶり3回目
2025年賞金ランク:1位

レースはもっとやれることがあった、下手でした。河端(朋之)さんのスピードが違って、ビタッと止めるしかなかったと思いますが、スピード差があり厳しかったです。眞杉(匠)君は、慌てている感じがあり、いつもの感じではなかったです。レースは余裕がありますが、眞杉と勝ち上がりたかったですね。コンディションは悪くないです。レースは、日に日に楽になっています。

(決勝は)自力。悔い無く終わりたいと思います。

2着/河端朋之(S1・岡山95期)
今回成績:特4・二1・準2
G1優勝:0回
G1決勝:3回目(24年10月寛仁親王牌以来)
寛仁親王牌決勝:3年連続3回目
2025年賞金ランク:43位

車番的に後ろになってしまうのかなと思ったのですが、嘉永(泰斗)の後ろが取れ、1回突っ張ってくれたてので、展開が向きました。とにかく目一杯、行くだけでした。(眞杉匠の)番手が吉田(拓矢)君だったので、乗り越えるのは厳しいかなと思っていましたが、なんとか乗り越えられました。3年連続、寛仁親王牌の決勝は謎です。体は、特に悪いところはないしケアをしっかりします。

(決勝は)清水(裕友)君の後ろ。与えられた位置で精いっぱい頑張ります。

3着/嘉永泰斗(S1・熊本113期)
今回成績:一3・二1・準3
G1優勝:0回
G1決勝:初
2025年賞金ランク:30位

初手は、前か中団で。そうでなければ取れた位置からと思っていました。(打鐘で)4番手に入ってからは余裕があったのでいける感じはしました。(最終BSは)河端(朋之)さんが来たのでそこにスイッチして、(山口)拳矢さんが内にいたのでどうかなと思いましたが、最後外を伸びたので。体は初日から変化なくですね。勝っても負けても力を出し切ります。

(決勝は)自力。

※10Rレース結果

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【寛仁親王牌(3日目)11R=S級準決勝】
1/菊池岳仁(S1・長野117期)
2/三谷竜生(S1・奈良101期)
3/犬伏湧也(SS・徳島119期)
4/雨谷一樹(S1・栃木96期)
5/脇本雄太(SS・福井94期)欠場
6/恩田淳平(S1・群馬100期)
7/清水裕友(SS・山口105期)
8/伊藤旭(S1・熊本117期)
9/岩津裕介(S1・岡山87期)
菊池が前受けから、先行態勢に入る。6番手の犬伏は赤板過ぎ2コーナーから仕掛けると、逃げる菊池を最終HSで叩いて主導権を握る。菊池マークの雨谷がけん制した際に、恩田があいた内をついて菊池の後位に上がる。カマした犬伏には清水が続いて、この両者が後続とのリードを広げ、ゴール前で清水が差し切り1着。2着に犬伏で中四国SSワンツー。菊池の後位から恩田が3着に入線した。

1着/清水裕友(SS・山口105期)
今回成績:特5・二2・準1
G1優勝:1回(20年2月全日本選抜)
寛仁親王牌決勝:6年ぶり3回目
2025年賞金ランク:16位

(打鐘で犬伏湧也が)行き切る感じがありました。僕は、雨谷(一樹)さんのけん制や菊池(岳仁)君とスピードが合っても、しっかり追走してと思っていました。最近、犬伏(湧也)君と連携も多いし、なんとか反応できました。G1の優勝は長いことできていないし、自分で優勝した感覚ではないので、あまり意識しないで頑張りたいです。

(決勝は)自力自在で。自分のできることを精いっぱいやります。

2着/犬伏湧也(SS・山口105期)
今回成績:特2・ロ3・準2
G1優勝:0回
G1決勝:5回目(24年11月競輪祭以来)
寛仁親王牌決勝:2年ぶり2回目
2025年賞金ランク:11位

後ろ攻めは想定内。菊池(岳仁)くんの動向をうかがいながら、しっかり仕掛けていけたらと思っていました。(赤板で菊池が)加速していったのですが、余裕があったのでしっかり踏み込んでいけました。自分の持ち味を出してやれたと思います。かなりハイペースでいけました。(清水)裕友さんを振り切れていたら良かったのですが、裕友さん、調子が良さそうですね。脇本(雄太)さんがアクシデントで欠場となり、S班2人でしっかり結果を出さないといけないと思ったので、ワンツーできて良かったです。

(決勝は)自力。力を出して頑張りたいです。

3着/恩田淳平(S1・群馬100期)
今回成績:一1・二3・準3
G1決勝:初
2025年賞金ランク:50位圏外

(菊池)岳仁君を信頼していました。後ろを見る余裕はなかったのですが、(犬伏湧也の仕掛け)気配があったので、なんとなくタイミングは分かっていました。(打鐘過ぎ)菊池君が大幅に上がったところで雨谷(一樹)さんも内に(車輪を)差して上がっているように見えたので、そこでバックを踏んだら間に合わないと思い内に行きました。アクシデントを誘発するような走りで、喜ばしい決勝進出ではありませんが、結果としては良かったです。(小林)泰正君、佐々木(悠葵)君とみんなで上がりたかったですが、2人の分も表彰台を狙っていきたいし、泥くさく諦めないで頑張ります。

(決勝は)吉田(拓矢)君の後ろ。

※11Rレース結果

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【寛仁親王牌(3日目)12R=S級準決勝】
1/古性優作(SS・大阪100期)
2/新山響平(SS・青森107期)
3/松谷秀幸(S1・神奈川96期)
4/松井宏佑(S1・神奈川113期)
5/松本貴治(S1・愛媛111期)
6/根田空史(S1・千葉94期)
7/寺崎浩平(S1・福井117期)
8/小倉竜二(S1・徳島77期)
9/佐藤慎太郎(S1・福島78期)
青板バック過ぎに松井が先頭に上がると、その番手は松本が奪取する。松井が先行して、5番手は寺崎、7番手に新山で打鐘を通過。打鐘過ぎに新山がスパートするも、最終HSで松井の番手から松本が捲りを仕掛け、さらに新山は寺崎のけん制もあり不発に。抜け出した松本に、寺崎が捲りを狙うが小倉の横まで。松本がそのまま押し切り1着。2着に小倉が続いて四国ワンツー。3着は寺崎マークの古性が松谷秀幸との争いを制して入線した。

1着/松本貴治(S1・愛媛111期)
今回成績:特5・二2・準1
G1優勝:0回
G1決勝:3回目(25年8月オールスター以来)
寛仁親王牌決勝:初
2025年賞金ランク:17位

(青板BSは)松井(宏佑)さんがある程度踏んでいたので、いい展開になったなと思いました。(最終HSは)キツかったのですが、被ってチャンスがなくなるよりも、出て行った方が小倉(竜二)さんも仕事ができると思ったので仕掛けました。キツくて一杯いっぱいで、着に残れる感じではなかったですね。状態面は、良くも悪くもない感じですが、しっかり集中して走れていると思います。

(決勝は)犬伏(湧也)君の後ろ。しっかり集中して頑張ります。

2着/小倉竜二(S1・徳島77期)
今回成績:一3・二2・準2
G1優勝:2回(06年1月競輪祭)
※G1決勝は19年6月高松宮記念杯以来
寛仁親王牌決勝:初
2025年賞金ランク:39位

車番が悪かったので、前が取れると思っていなかったです。結構、松井(宏佑)君がかかっていたけど、(松本貴治が)その上を早めに捲ってくれ、後続も仕掛けずらかったと思います。(最終コーナーは)一瞬、横に振ったくらいで、ちょっとでも外帯線を外しすぎたら松谷(秀幸)君にすくわれていましたね。最後は、前を抜けることは無いので位置をキープする感じでした。G1の決勝は、何年かぶりなので、びっくりしています。感じはいつも通りだと思いますが、展開が有利に働いていると思います。

(決勝は)四国の3番手。しっかりしているし、今までの実績もみて、松本(貴治)君に弟子の犬伏(湧也)君の後ろを任せます。前2人のどちらかにG1のチャンピオンになることを願って3番手を固めます。追走することだけです。

3着/古性優作(SS・大阪100期)
※チャリレンジャー(スポンサード選手)
今回成績:理4・ロ5・準3
G1優勝:8回(24年10月寛仁親王牌)
寛仁親王牌優勝:2回(23年弥彦、24年弥彦
2025年賞金ランク:2位

レースは、寺崎(浩平)君に任せていました。(松井宏佑は)かかってましたね。状態は、着通りの感じですね。

(決勝は)単騎で自力。頑張ります。

※12Rレース結果

※G1優勝の( )は前回のG1優勝開催
※理=日本競輪選手会理事長杯、ロ=ローズカップを示す

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【寛仁親王牌G1(最終日)12R=S級決勝】
1/古性優作(SS・大阪100期)
2/吉田拓矢(S1・茨城107期)
3/清水裕友(SS・山口105期)
4/小倉竜二(S1・徳島77期)
5/嘉永泰斗(S1・熊本113期)
6/恩田淳平(S1・群馬100期)
7/松本貴治(S1・愛媛111期)
8/河端朋之(S1・岡山95期)
9/犬伏湧也(SS・徳島119期)

注目の並び想定は
2吉田-6恩田
3清水-8河端
9犬伏-7松本-4小倉
1古性(単騎)
5嘉永(単騎)

決勝は、吉田拓矢の後ろに恩田淳平が付く関東の2車。
清水裕友には、河端朋之が付く中国の2人。
犬伏湧也の番手には、松本貴治小倉竜二の順で並ぶ四国3車ライン。
古性優作嘉永泰斗は単騎の競走となった。

唯一3車ラインとなった犬伏が、長さを生かし主導権を握ってくるか。そうなると小倉に思いを託された松本のG1初優勝が見えてきそうだ。
しかし、調子の良さそうな清水や冷静な判断と巧みなポジション取りで連対を重ねる吉田が応戦してきそうで一筋縄ではいかなそう。
また、本来の動きではないがレース巧者の古性は大会3連覇のかかる一戦であるし、好気配の嘉永も動向に注視が必要で、激戦は避けられない様相だ。
出入りの激しいレースを抜け出し、最初にゴールに飛び込んでくるのは誰か。注目の決勝・第12レースは16時30分発走予定です。

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【過去の寛仁親王牌プレイバック】

2024年10月弥彦
優勝:古性優作
2023年10月弥彦
優勝:古性優作
2022年10月前橋
優勝:新田祐大
2021年10月弥彦
優勝:平原康多
2020年10月前橋
優勝:脇本雄太
2019年10月前橋
優勝:村上博幸
2018年10月前橋
優勝:脇本雄太
2017年10月前橋
優勝:渡邉一成

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◆寛仁親王牌G1(3日目)ピックアップ◆

【3日目・3R=S級一般】
「悔しさを滲ませる3走」
2着/佐々木豪(S1・愛媛109期)
※チャリレンジャー(スポンサード選手)
33バンクだし、今日も残り1周半のところで、どんな展開でも行こうかなと思っていたし、後手を踏まないようにと。昨日、前が強烈にバックを踏んだので、僕もバック踏んでから行った。タイムだけ見たらすごく良いタイムだったので、もったいなかったです。ベストは、ホームで先頭に立ち、1周行ったら、今のトップスピードだったら残れるかなと。3週間くらい空いたので、めちゃくちゃ練習しました。石原(颯)君と同じ練習メニューをやっているので、初日の1レースを見て、自分も負けられないと思いました。お互いにバンク(改修で)が使えないので、ワットバイクなどのメニューを共有しています。今日、最低でも選抜を走りたかったですが、明日も頑張ります。

【3日目・6R=S級選抜】
「逃げ切りでG1初勝利」
1着/堀江省吾(S2・長野119期)
流さないで駆けようと思い踏み始めました。諸橋(愛)さんが付いてきていただいていても、福永(大智)選手が入っていても、すぐに仕掛けはないと思ったので、1周を8、9割で踏み、残り1周で踏み上げるつもりでいました。(最終)3コーナーでかなりバテバテでしたが、最後は諸橋さんが内に来てくれて救われました。(G1初勝利は)補充、4着、ここに合わせてきていたので良かったです。歓声がすごく聞こえて、自分の力でG1に来たいなと思ったり、気持ちが高まりました。

【3日目・8R=S級特選】
「今、カマシは考えていません」
1着/石原颯(S1・香川117期)
※チャリレンジャー(スポンサード選手)
出切ってから、荒井(崇博)さんがいると思ったのでペースに入れて3コーナーで青野(将大)さんが見えたので、それに合わせてもう一度踏みました。やれることをやった感じです。最近カマシはやっていないし、出られてしまうことはありますが、前を取ったら引くきはないです。今はひとまず初心にかえり、カマシのことは考えていません。どうしてもカマシだけでは勝てないし、前にいた方が有利なこともある。この辺(特選)だとスピードも一緒なので、タイミングを間違えるとカマシは決まらない。明日、もう一度リベンジします。

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◆今開催のレポート
・前検日(理事長杯)前検日(予選・特選)
・初日(理事長杯・特別選抜予選)初日(一次予選)
・2日目(ローズカップ)2日目(二次予選)

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【寛仁親王牌世界選手権記念トーナメント・チャリロト特集ページ】
加藤慎平さんの展望や開催データなど情報満載!
◆特集ページはこちらからご覧ください。

(P-Navi編集部)

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