2017/10/09(月) 18:31
前橋G1第26回寛仁親王牌・世界選手権記念トーナメント(最終日)
1/深谷知広(愛知96期)
2/渡邉一成(福島88期)
3/浅井康太(三重90期)
4/成田和也(福島88期)
5/椎木尾拓哉(和歌山93期)
6/吉田敏洋(愛知85期)
7/新田祐大(福島90期)
8/岡村潤(静岡86期)
9/金子貴志(愛知75期)
724・8・35・169の四分戦。
中部勢は長い話し合いの末、愛知3人ラインという結論を出す。
S級S班の浅井は「愛知とシッカリ話して、自分で自力に決めました」と、愛知3人からは離れることに。
これによって近畿1人の椎木尾が浅井に番手を志願、このコンビ2回目の連携でG1決勝に臨む。
南関東1人の岡村は北日本(=福島3人)の後ろに付いても面白くないと、単騎で自分らしく走ることを選択した。
そして、福島は相手云々は関係ない盤石ライン。
レースは高速・前橋バンクならではの仕掛けの早い展開を警戒。
各ライン、牽制しつつ多少の出入りがあって青板周回を迎える。
そこで、まず大きな動きを見せたのは浅井・椎木尾の即席ラインだった。
自ら愛知勢から離れる決断をした浅井は打鐘前から後続を突き離す先行策。
打鐘から後位の深谷がかます。
ラスト1周、3番手にいた新田も福島ラインを率いて上昇。
深谷も必死にもがくが、第1センターで新田が完全に捲くる。
最終BSでは新田、渡邉、成田の順、それを浅井の後ろで脚を溜めていた椎木尾が追う。
しかし、福島ラインは譲らず。
最終第4コーナーから直線で渡邉が追い込み、最初にゴールラインを駆け抜ける。
新田、成田も続いて福島ラインの圧勝という形の決勝戦。
8月のいわき平G1オールスターに続き、渡邉はG1レース連覇を飾った。
優勝/渡邉一成(福島88期)
浅井君がインを切ったところから、シッカリ新田君が追いかけてくれた。
深谷君の捲りにも合わせてくれました。
そうですね、岡村さんがインで粘ろうとしていた様子。
そこで浅井君が叩いて、新田君が本当に素晴らしい俊敏な動きを見せた。
後ろに成田さんもいるし、僕は安心して付いているだけでした。
11月からワールドカップ(競技)があるので、それに向けて調整。
競輪祭(小倉G1)を走った後もワールドカップ2戦で、グランプリになりますね。
年内、本業の競輪は競輪祭とグランプリだけ。
連日のようにナショナルチームのメンバーが良い動きをしている。
僕もファンの前で走る数少ない機会で、ダイナミックな走りとスピードあるレースを見せたいです。
(P-Navi編集部)