2021/09/15 (水) 18:30 18
毒断と偏見で選手を切る、共同通信社杯・毒舌大予想。リクエストは多かったですが、これが松山記念に続いて2度目。実は松山記念の原稿は、飛行機に乗り遅れて、羽田空港のラウンジで書いた苦肉の策でした。春先は、飛行機の減便が多く、夕方まで松山行きが欠航。仕方なく書いたやっつけ原稿でしたが、意外と評判が良く、世の中、分からないと思ったものです。是非、今回もご一読していただけたらと思います。
守澤太志
性格的なものか、自分の技量と立場をわきまえているので慎太郎先生に続いて、序列は2番手の立ち位置。ただ、クーデターと言うか反旗を翻すぐらいの強い気持ちも必要。オレが、オレがでないし、周りから担いでもらう性格だ。
佐藤慎太郎
当サイトのコラムもエッジが効いている。自分の魅せ方が上手いし、意外とアスリート臭もある。そこをコラムの内容でも使い分けている。
新田祐大
競技生活から引退して、漢字の競輪に真摯に向き合い始めている。それがオールスター、失格だったが向日町競輪の走り。北日本のトップに君臨しているし、今後の走りと、ラインをまとめる手腕が問われる。新田が、ひとつGIを獲れば、他の選手にも、そのおこぼれと言うか恩恵が巡ってくる。
新山響平
ナショナルチームの一員としてパリ五輪を目指す。長い距離を踏めるし、ワッキー2世になれるか。敢えて、捲りで勝つ走りにもチャレンジしており、FIでなく、Gの付くレースでも捲りが決まり出すと面白い。
小原佑太
やはりナショナルチームのメンバーだし、走りの内容が競技寄り。二刀流であるし、どこまで融合出来るかだ。新田祐大のInstagramでの料理ネタが有名だが、小原もツイッターで料理ネタを書いている。
佐藤友和
時代を飾った男の一人。全盛時は、演出されたビッグマウスで、数々の名言を残している。本当なら山ちゃんと2人で、松浦と清水みたいな“タイトルたらい回し作戦"をやれたはず。その政策協定がなかったからタイトルは2個だけ。当時の競輪を知る身としてはもったいない。今は弟子の育成にも力を入れている。
齋藤登志信
あくまでもオフレコ発言だが、競輪界のご意見番。群れないし、一匹狼のイメージ。踏み出しは甘いが、この年齢になっても脚は衰えていない。あの時代、北日本が上手くまとまっていたら、間違いなくGI覇者になっていた。GIIは獲っているがタイトルには手が届かなかった。大学卒業後は公務員も経験。この辺りは一般常識があるし、競輪界の常識は世間の非常識と言う言葉もある。
竹内智彦
同県同士でも競っているし、顔に似合わず、その辺りは気概がある。南修二とジカで競り、競り勝ったレースが一番記憶に残っている。このクラスの選手では一番競りに行っているのではないか。
大槻寛徳
北日本のマーカーの序列を考えた時に慎太郎、守澤、成田に続いて4番手ぐらいの立場。強くなったのは、年を取ってから。
和田圭
今は回れるところを回る、サラリーマンレーサー。ただ、本当は渋太い走りも出来るし、こんな選手ではない。根性もあるのに、ちょっともったいない。どこかで覚醒して欲しいと、個人的にかなり期待している選手の一人。
阿部力也
タテは切れる。番手より3番手のイメージ。
櫻井正孝
強引な自在戦もやるが、淡泊な走りもある自在選手。レースに関して考えすぎている気がするしシンプルさも必要。
成田和也
寡黙な仕事人。普通、この手のマーカーは報われない競輪人生で終わるが、立派なタイトルホルダー。もちろん、番手で売っているが3番手の走りも上手い。超一流のマーカーは3番手が下手だが、この人は違う。良いとこどりもやらないし、ぶれない走りは好感が持てる。それでいて、あまり自己主張もやらない。
山崎芳仁
偉大なるスターだが、天狗になった姿は一度も見ていない。天然キャラに見られるが、セッティングの出し方や、意外と頑固な面もある。新田の番手をGIの決勝で回れれば、もう一個のタイトルも夢ではない。
渡部幸訓
点数はアップしたし、自分の地位を築くのは、これからだ。そう言う時代ではないが、捨てゲームを作り、ジカで競りに行く事も今後は必要。個人的に近畿のマーク屋のトップだと思っている村上博幸でさえ、自分の立場を維持する為に、魅せる競りをやっている。この姿を見習って欲しい。
小松崎大地
オフィシャルのコメントは常に真面目。だけど、違う一面も必ずあるはず。この辺りは慎太郎先生にリサーチしたい。
高橋晋也
どう見ても競技は向いていないし、ナショナルチームを卒業したのは正しい選択。今年は松阪のウイナーズカップが一番もったいなかった。これから北日本を背負う先行選手に成長したい。ちょっぴり、おでぶちゃん。
平原康多
直接の取材でなく新聞の記事からだが、“オレの性格は主役でなく脇役"と言うのがツボに嵌まった。僕自身も誤解していたが、みんなをまとめて引っ張るタイプではないのだろう。それは煩い事を言わない言動にも感じられるし、その言葉を関東の若手選手が鵜呑みにして、関東のラインが機能していない現実。孤軍奮闘だし、4、5年タイトルから遠ざかっており、報われない姿が逆にファンから共鳴されているのかもしれない。
芦澤大輔
関東のマーク屋の序列を語った時には、間違いなく上位に入るマーカー。いつも本人にも言っているが、真摯に競輪を考えすぎている。入り込んでいる感じでなく、もっと遊び心があって良いのかも。最近、釣りで、ビッグなキハダマグロを釣り上げた。加藤慎平さん曰く、これは競輪界ならグランプリを獲るのと同列の快挙。
芦澤辰弘
兄弟レーサーだし、弟の方がやんちゃ。この2人の兄弟も、そんな感じだ。
杉森輝大
アグレッシブな自在戦でなく、展開待ちのイメージ。ただ、番手を回った時の勝率は高い。武田豊樹の全盛時代は前で引っ張り、ほとんど武田が1着だった気がする。
吉田拓矢
本人は、もう行くだけの選手で終わりたくないと思っているはず。先行があっての捲りだし、この辺りを、どう考えて行くかだ。関東の競輪を再興するには、重要な立場の選手の一人。
眞杉匠
急激に強くなってきた。知らなければ、どこかの大学生か浪人生みたいだ。眞杉が先行して平原が4角番手差しでタイトルを獲る姿を関東の記者としては見てみたい。
坂井洋
イケメン。超羨ましい。走りの内容は良い時と、そうでない時の差が激しい。個人的にイケメンは強いと錯覚してしまう。
小林泰正
行く行く詐欺と先輩にいじられていたが、最近は本当に長い距離をもがく事もある。ダッシュがないのが欠点の超地脚タイプ。最近は記者受けするコメントが多く、言葉のチョイスが上手く、アオケイの長谷川記者は、そこを評価している。
宿口陽一
地位が人を築く。性格的に関東を引っ張って行く感じではないが、平原をサポートする良い番頭になるのが理想だ。来年はS班だし、記念競輪を開催する施行者から、是非、宿口を欲しいと言われる選手になって欲しい。松浦だって、昔から今の立場がある訳ではないので。
武藤龍生
おじさん顔であるし、昭和の匂いのする努力で這い上がってきた渋太いマーカー。京王閣ダービーの賞金が大きく、3300万円で12位。奇跡は起こりそうにないが、名バイブレーヤーの位置を築きつつある。
森田優弥
期待が大きいから、つい厳しい事を書いてしまう。今年のいわき平記念の決勝、そして福井記念の決勝。いわき平は自分が主役だし、朝倉マークでなく、自分でやれば優勝したと思っている。福井記念は自ら郡司に付いて欲しいとリクエストしたが、郡司は組む相手ではないし倒す相手。これは僕の主観だし、僕が間違っている可能性も確かにある。
河村雅章
宿口がGIを獲ったのだから、河村が獲ってもおかしくない。温和だし優しい性格。
諸橋愛
本音ベースで包み隠さず語ってくれる有り難いマーカー。先行選手が掛かっていなくても、おべんちゃらで掛かっていると言うのが普通のマーカーだが諸橋は違う。競輪道の定義はないし、多少、内に入るのが早いが勝負に徹している証拠。車券が外れても、納得する選手。諸橋物語で1本面白いコラムを書けそうだ。
鈴木庸之
関東別線と言えば、本当にガチンコで走る。それは先日の弥彦の決勝を見てもらえば分かるし、大宮記念の決勝でも平原に対してイン粘りも考えていたとレース後にコメントしていた。曲者だし、この人がいるとレースは荒れる。諸橋共々、この2人は、ただ者ではない!
杉本正隆
何かしらの選考基準をクリアしたのだろうが、何で走れるのか、前検日に本人に聞いてみようと思う。
神山拓弥
関東で物言うマーカーの一人で、個人的に好きな選手でもある。数々の関東の事件に絡み、神山の歴史物は、いつか書いてみようと思う。
阿部大樹
平原教を信じている熱狂的な信者!? 大病も経験しているが、平原グループで猛練習の日々。
末木浩二
東スポの敏腕・前田記者がいじっている記事を良く目にする。
和田健太郎
確か本人が言っていたが、A級でも優勝は1回か2回。しかも逃げ切りの優勝はないと言っていた。10年前の走りを知る身としては、松浦悠士共々信じられない。南関のマーク選手同士が“認める、認めない"論争をやっている時代なら生きて行けなかった。現状のスピード競輪に時代が合った。
郡司浩平
郡司の走りや言動にアンチは少ない。もちろん、やる事はやってきたし、若い時から南関のラインを考え犠牲になってきた。それが、みんなから“幸せ配達人"と呼ばれた所以。引退した父親は昭和のザ・競輪選手。あのお父さんから、こんなさわやかな選手が生まれるとは信じられないと、何度書いた事か。
近藤隆司
相性はコンリュウ。格上相手に勝ったと思ったら、本命でも後方でコロッと負ける。これが、いつものレースパターン。ハラケンとかと一緒で一発屋のイメージ。勝利者インタビューも負けてのコメントも常に丁寧で新田祐大に似ていると思っている。
鈴木裕
愛称はキックボクシングをやっていたので“キック"。不器用な徹底先行からクレバーな自在選手に脚質の転換に成功。デイリースポーツのイケメン・松本記者は最近、モテる為にボクシングを始めたとか。
岩本俊介
破壊力がある一発屋だったが、穴屋から人気選手になり配当的な旨味はなくなった。
根田空史
まともに先行させたら日本で一番強いかも。千葉の250ケイリンが始まれば圧倒的な強さを披露するだろう。気持ちの優しさがあり、写真の腕前はプロ級だ。
近藤保
派手さはないが、ここまで点数をアップしてきた。
染谷幸喜
FIの主力級だが、ノーマークで逃げられるGの付くレースでどこまで結果を出せるかだ。
野口裕史
言葉のセンスは坂本健太郎と双璧で、困った時の野口。面白いネタを提供してくれるし、ネタを予め仕込んで来ているのかと思うほど。走りは、もちろん、ド先行一本!
内藤秀久
こてこてのマーカーだが、FIだと捲りを出している。郡司、内藤が、滝澤先生・馬場進みたいな名タッグになるのを期待したい。今のファンは馬場進と言っても、知らないだろうが。フラワーラインと言うのがあった時代の名マーカー。
松坂洋平
写真をリクエストすると、変顔のポーズ。最近は新聞記者も記事より、写真の内容も重要となっている。僕は記事が下手だし、写真でごまかすのを得意にしている(笑)。
堀内俊介
優しい顔をしたイケメン選手の一人。一時、内に行く上手いレースも見せたが、今は普通に先行か捲り。
渡邉雄太
リズムが悪く、やや下降気味だが、タイトルを獲る獲らないと言われた選手の一人。最近、長い距離をもがくレースが少なく、そこがやや不満だ。
簗田一輝
この人もイケメンだが、レースは荒い。古性優作みたいに化ける可能性があるが、ちょっと怪我が多かった。
大石剣士
ここから、もうワンランク上に行けるか行けないか正念場。殻を打ち破ってしまえば、調子を崩しても、そんなに落ちない。それは、今迄のトップレーサーを見ていれば分かる。
山賀雅仁
自力は減ったが、一生、捲りは捨てないタイプ。南関の選手とじゃれ合っている姿を良く目にする。自転車で給油するボランティア活動は話題になった。
佐藤龍二
チャリロトのオンライン観戦会やツイッターのスペースでファンとの距離を大事にしている。1着を取った時のガッツポーズも有名。本人なりのポリシーがあり、番手、別線、3番手と色々な選択肢を持っている。
望月一成
叩き合い覚悟のレースを貫けるか注目される。全部、バックを取ったら評価が上がる。賞金は下がるかもしれないが。
町田洋一
Machida Yoichi
基本は闘うフリーの記者。イー新聞総合プロデューサー、アオケイ・企画開発パブリストの肩書きも持つ。自称グルメでお酒をこよなく愛す。毒のある呟きをモットーにして、深夜の戯言も好評を得ている。50代独身で80代の母親と二人暮らし。実態はギャンブルにやられ、心がすさみ、やさぐれている哀しき中年男である。