アプリ限定 2025/06/15 (日) 18:00 6
KEIRINグランプリや日本選手権競輪で3連単を的中させた、高木真備さんが高松宮記念杯競輪にも登場!ビッグレースに強い彼女が、高松宮記念杯競輪を大展望します。昨年の高松宮記念杯競輪では3連単の平均配当が29,083円、決勝の払い戻しは2,340円。波乱も堅い決着もある同大会、今年はどんな結末が待っているのか、高木さんに話を伺いました。
ーーここまでのG1戦線を振り返るとどんな場面が印象に残っていますか?
全日本選抜競輪は近畿勢が6名決勝に乗って、調子の良さが目立っていましたが、日本選手権競輪に関しては、最終的に関東勢、吉田拓矢選手の優勝。眞杉匠選手の“何をするかわからない動き”によって、位置を取ったり、分断できる強みは大きいですよね。“近畿一強”とならなかった勢力図は、応援する側としては楽しいと思って見ることができます。
ーーダービー決勝の後すごい悔しそうな表情で戻ってきた眞杉選手が印象的でした
ラインから優勝者が出て、そのラインで喜び合うのも競輪ならではの魅力であり、私が大好きな部分です。ただ、優勝を目指す上では、「自分がタイトルを獲るんだ」という強い気持ちも、絶対に欠かせない大事なものだと思います。あの時の眞杉選手の悔しそうな表情には、その気持ちがにじみ出ており、次にタイトルを獲るのは、きっと眞杉選手なのだろうと感じました。接触があって急にスピードが落ちてしまったことへの悔しさもあったのかもしれませんが、「まだまだ、こんなもんじゃない」という思いが込められていた表情だったように思えました。
ーーそして迎える高松宮記念杯競輪ではどのような傾向が予想されますか?
勝ち上がりで東西にわかれる大会は高松宮記念杯競輪だけなので普段と傾向は変わってくるだろうなと思います。平原さんの引退もあって、恩返しの意味も込めて頑張りたいと、関東勢は精神的に逞しくなったりする部分もあるかと思いますし、近況を見てると眞杉選手、吉田選手が“次は自分たちが引っ張っていくんだ”という気持ちで走っているように個人的には感じています。
ーー岸和田バンクの特徴はいかがですか?
私はバンク改修後に走っていないので実体験ではないのですが、昨年の大会を見ているとオーソドックスなバンクで、クセのないバンクに見えました。ガールズのレースを見ても選手たちは12秒前半ぐらいで走っていましたので、走りやすいバンクじゃないかと見ています。
ーー予想をしていてこのレースが狙い目!というレースはどんなレースですか?
そうですね。ヨコの動きができる選手がいる時は、9車立ての時は特に楽しいですね。タテ勝負ができる選手、たとえば新山響平選手をすんなり逃がしてしまったら、もうトップスピードで上回れない場合はすごく多いと思いますが、競輪はタイムトライアルではないので、そのスピードに対抗できるヨコの動きのある選手がいた時に生まれる“隊列がばらける瞬間”は見てみたいな、と思います。
ーー注目している選手、地区はありますか?
前回の全プロ記念の時も感じたんですけど、吉田拓矢選手の仕上がりがすごいですね。道中、ゴール前と走りに余裕が感じられます。KEIRINグランプリの出場も決定的ですし、ダービーを勝てたことも自信につながったと思います。1人強い自力選手がいると同地区の勝ち上がり選手も増えていくじゃないですか。関東勢が多く勝ち上がれれば、強い近畿勢に対抗できると思います。古性優作選手は地元なのでここは優勝を狙ってきていると思いますが、そこに待ったをかけるのは関東勢という構図に注目しています。
ーー他に「勢い」を感じる選手はいますか?
阿部力也選手、阿部拓真選手の“W阿部選手”に期待してみたいと思います!笑 阿部力也選手はダービーでの活躍がすごくて、決勝も3番手からもうひと伸び期待できそうな形でした。新山選手や中野選手といった強力先行選手と勝ち上がりが一緒になれれば再びG1決勝進出もあると思います!
阿部拓真選手は先日の宇都宮記念の活躍がすごくて、今がキャリアハイとコメントを出していました。G1でどこまでいけるのか楽しみな選手だなと感じたので持ち前の自在で活躍を期待したいです!
高木真備さんが高松宮記念杯競輪決勝の買い目予想を公開します(6/22朝)。下記リンクより☆ボタンを押しお気に入り登録をされてお待ちください。どうぞお楽しみに!
※競輪は適度に楽しみましょう
netkeirin取材スタッフ
Interview staff
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