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毒熱!闘う競輪記者マッチーが行く!

グランプリを振り返って!

2024/12/30 (月) 21:30 11

(撮影:北山宏一)

 終わってみれば強い人が普通に勝ったレース。ああじゃない、こうじゃない言えるのが、競輪の予想の面白さだが、僕自身はジャンで終了した。この回顧録は、競輪場近くの居酒屋で、オールドファンがする、焼き鳥とホッピーでの、反省会みたいなもの。偉そうな能書きのコラム(グランプリ毒舌大予想)を書いたが、レースが終わると恥ずかしい限り。結局、72,000円負けたので、年末なのに、これから金策が大変になる(苦笑)。

 この車券が当たったファンは、数多くいるだろう。古性、全、ワッキーなら本線的中。古性と清水の仲の良さを知っていれば、清水は古性の後ろと読んだファンもいるかもしれない。近畿の作戦はジャンカマシか、ホームカマシと決め付ければ、古性からの狙いになる。

 ヤンググランプリは激しい激闘になったが、グランプリ自体は単調なレースだった。北井が、あんなに簡単に叩かれるとは思っていなかった。競輪は、人の動きをアテにするのも特徴だが、脇本・古性・清水以外は、北井の主導権を想定して組み立てたと思う。僕の買った車券も、それに基づく。眞杉にしても粘るつもりはないのに、北井が踏まないから、引くに引けなくなっただけだ。

(撮影:北山宏一)

 結論、ワッキーは己と古性だけを信じて、あの仕掛けになったと思う。基本、ワッキーは読み合いのレースをやらず、自分の力だけで、勝とうと思っている選手。今回は、これが功を奏したし、僕が書いた、このメンバーで10回走れば、7回が古性、あとの1回がワッキー、残りの2回が他の選手と言う結果だ。

 あとは、初手の攻防も面白かったし、これで決まったとも言える。今の競輪は車番と初手の並びで、90%以上決まる。残念ながらダイジェストは残りの2周からになるが、グランプリに限り、初手から見せても良かった。1番車を活かして古性が前に出るが、Sは欲しくない様子。最初から前中団と決めていたのだろう。しびれを切らして、平原が前で受けた。カマシの作戦なら、前から2番目がベストポジション。これで、近畿が断然有利になった。

 この原稿を書いているのは、玉野ミッドの記者席。来月は、立川記念、大宮記念、和歌山記念と入っているので、詳しくは、選手に心境を聞いて、また書いてみようと思っている。当分、古性一強の時代が続くだろう。おめでとう、古性優作選手!

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毒熱!闘う競輪記者マッチーが行く!

町田洋一

Machida Yoichi

基本は闘うフリーの記者。イー新聞総合プロデューサー、アオケイ・企画開発パブリストの肩書きも持つ。自称グルメでお酒をこよなく愛す。毒のある呟きをモットーにして、深夜の戯言も好評を得ている。50代独身で80代の母親と二人暮らし。実態はギャンブルにやられ、心がすさみ、やさぐれている哀しき中年男である。

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