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すっぴんガールズに恋しました!

【競輪予想】実績か!? 勢いか!? 再び相見える児玉碧衣と佐藤水菜 /ガールズドリーム&アルテミス賞大展望

アプリ限定 2022/08/05 (金) 12:00 8

西武園競輪場で9日から開催される『オールスター競輪(GI)』。その開催中に行われるガールズケイリンコレクション「ガールズドリームレース」「アルテミス賞」の出場選手近況やレース展望と、児玉碧衣選手の近況も併せてデイリースポーツの松本直記者がお届けします!

(撮影:島尻譲)

■アルテミス賞展望

「ガールズケイリンコレクション」2022西武園ステージ・アルテミス賞は優勝賞金55万円。ドリームレースこそ叶わなかった7選手が、ファン投票で出場できる喜びを噛みしめながらレースに臨む。

先行力としぶとさで優勝狙う高木佑真

 ファン投票11位の高木佑真は2年連続のアルテミス賞出場、ファンからの支持が厚い。ただ今年の成績は伸び悩み、もがき苦しんでいるように見受けられる状況。1〜7月で48走して1着が2回。決勝に乗れない開催も続いた。しかし7月の大宮で2カ月ぶりの決勝進出を果たすと、直後の川崎、小倉でしっかり決勝へ進出と、良い頃のリズムが戻ってきた。持ち味である地脚を活かした“先行力”と、併走を苦にせぬ“しぶとさ”で攻めれば、今年の初優勝&コレクション初優勝も夢ではない。

佐藤水菜(左)と高木佑真(撮影:島尻譲)

“地元”で復活を目指す梶田舞

 グランプリ2勝(14年岸和田、16年立川)の梶田舞はファン投票12位で選出された。昨年11月の静岡で落車。落車後の検査で腎臓がんが見つかったが、発見が早かったこともあり、2月の小田原で復帰した。復帰後は思い通りの走りとはいかないまでも少しずつ復調している。4月19日付けで栃木から埼玉支部へ移籍。今開催は地元戦となる。梶田にとって西武園は相性の良いバンクで、14年8月30日から4開催連続完全優勝を含めて14連勝した場所だ。14年9月1日の決勝ではデビューから負けなしだった小林優香に先着して優勝したこともある。思い出のバンクで復活のコレクション初Vを狙う。

絶好調モードの山原さくら

 ファン投票13位の山原さくらは絶好調モードに突入している。年頭は開催打ち切り、中止が続いたが、2月和歌山で今年の初優勝を決めると、ここまですでに9回優勝。56走して1着43回、賞金ランキング4位に位置している。セールスポイントのカマシ、まくりがきっちり決まれば、16年3月名古屋以来2回目のコレクション優勝も見えてくる。唯一の不安点は西武園が久しぶりになることだけ。ただ、前回参加した18年9月のミッドナイトでは完全優勝を決めているだけに、あまり神経質になることはなさそうだ。

山原さくら(撮影:島尻譲)

勝ってグランプリ出場へ前進したい小林莉子

 小林莉子はファン投票14位。昨年12月のガールズグランプリは6年ぶりの参加で2着。今年もここまで順調に賞金を積み上げている。直前は大宮、小倉と2場所連続優勝中と最高の流れでここに臨む。今年の賞金ランキングは8位(8/4現在)。アルテミス賞優勝なら2年連続4回目のグランプリ出場へ大きく前進するだけに集中力は高まるばかり。アルテミス賞は17年、21年が準優勝。今年こその気持ちで臨む。西武園は練習バンクの一つで地の利もある。今年4月の完全優勝を含めて、5回優勝と好戦歴を残している。自在な動きを披露して、コレクション初優勝を目指す。

ナショナルでも好調! 豪快な一撃が魅力の梅川風子

 梅川風子はファン投票15位での出場。ドリームレース出場の佐藤水菜、太田りゆ、ケガで欠場の小林優香とともに24年パリ五輪出場を目指して奮闘中。7月末に行われたジャパントラックカップではスプリントで優勝と競技大会で結果を残した。ガールズケイリンへの参加は今年7場所目。前場所のフェスティバルは消極的なレースをしているだけに、ここは梅川風子らしい豪快な一撃を繰り出していきたい。アルテミス賞は20年に続き2回目の栄冠を狙う。

尾方真生(左)と梅川風子(撮影:島尻譲)

コレクション初優勝を狙う尾方真生

 尾方真生はファン投票16位でアルテミス賞初登場。昨年はグランプリ初出場も果たし、今年は3月、5月のコレクションにも出場。6月松山で落車をしたときはヒヤッとしたが、その後の開催でもしっかり先行勝負で結果を出しているだけに不安はない。西武園はガールズ6R制と、フレッシュクイーンを走り、今回が3回目の参加。まだ優勝こそないが、本格化した今ならば、自慢の先行力を発揮して逃げ切りでコレクション初優勝を決める場面も十分ありそうだ。

“感動を与える先行”に注目!奥井迪

 奥井迪はファン投票17位で補欠だったが、小林優香の欠場によりアルテミス賞への繰り上がりを果たした。コレクション出場は20年8月のアルテミス賞以来で2年ぶり。今年は本来のパワフルな先行力を随所で発揮している。ハイライトは6月末の平塚オールガールズ開催。奥井迪の先行は衝撃と感動を与えた。ここは尾方真生との先行バトルは避けられないが、激しいぶつかり合いは必見となりそうだ。

奥井迪(撮影:島尻譲)

■ガールズドリームレース展望

 G1オールスター競輪期間中の11日11Rに行われる「ガールズケイリンコレクション2022西武園ステージ・ガールズドリームレース」。4月29日から5月14日の投票期間で総投票数は14万7362票。ファン投票上位で争う夢の開催だ。優勝賞金は357万円(副賞含む)。コレクション制覇の名誉と、年末のグランプリ出場へ近づくためにも大事な一戦となる。

不動のエース 児玉碧衣

 ファン投票6年連続1位の児玉碧衣の話から始めたい。今年は3月コレクション(宇都宮)7着、5月コレクション(いわき平)2着、7月フェスティバル(玉野)4着とビッグレースで優勝こそないが、普通開催ではきっちり結果を残し、優勝は13回で賞金ランキングでもトップを争っている。不動のガールズケイリンのエースといっていい。7月フェスティバルでゴール後に落車し、1場所欠場したが、復帰戦の防府では3連勝と不安を一掃してみせた。現況について話を聞いてみると、

児玉碧衣(撮影:島尻譲)

児玉碧衣インタビュー

「玉野のガールズケイリンフェスティバル決勝の落車は左肩鎖関節の脱臼でした。落車は5年ぶり(17年4月防府)。久しぶりの落車は恥ずかしかった。レース後、痛みが出たので、入院をして1場所休みました。

 ドリームレースの前に一度走ってレース勘を確かめておきたかったので防府に参加しました。玉野の落車は自転車こそ大丈夫だったけど、車輪や部品の交換、あとはレーサーシューズのサンを交換しました。そうしたらめちゃくちゃいい感触になっていて。防府を走ったことでいろいろ確認できたし、西武園に不安なく臨めます。

 今年は目標を定めず、目の前の一戦に集中することにしているし、まずは西武園のドリームレースを勝てるように頑張りたいです」(8/3 取材)

 西武園は17年8月、20年2月に参加して2回とも完全優勝と結果を残している。ファン投票1位のお礼を“優勝”という結果で返してくれるはずだ。2年連続のドリームレース優勝へ自慢のスピードを爆発させる。

10年連続グランプリへ大事な一戦の石井寛子

 ファン投票2位は石井寛子。今年は6月の小田原ではガールズケイリン初の500勝達成。ビッグ戦線では3月コレクション(宇都宮)で優勝。普通開催もコンスタントに優勝を積み重ねてここまで10回優勝。賞金ランキングでも上位争いしており(8/4現在5位)、10年連続のグランプリ出場へ向けて、今場所は大事な一戦となる。西武園は9回参加して7回優勝。通算400勝を決めている相性のいい、走り慣れたバンクで通算6回目のコレクション優勝へ照準を絞る。

石井寛子(撮影:島尻譲)

 ファン投票3位の小林優香は7月フェスティバルを腰痛で途中欠場。その後の状態も芳しくなく、今回のコレクションも無念の欠場となった。同4位の荒川ひかりは選考期間内(21年12月から22年5月)の失格回数2回のペナルティで選出なし。

佐藤水菜の勢いが止まらない

 ファン投票5位の佐藤水菜は充実一途。24年のパリ五輪出場を目指し、ナショナルチームの活動に軸足を置いているため、今年の競輪参加は6場所16走だけしか走れていないが、内容は圧巻だ。7月フェスティバルを完全優勝、普通開催は負けなしの4場所連続完全V。3月コレクションは準優勝と、今年はここまで連対を外していない。20年夏から参加したナショナルチームの練習の成果が結果に結びついている。自転車競技のケイリンでは6月のアジア選手権(インド)、7月ジャパントラックカップ(伊豆ベロドローム)で優勝と勢いが止まらない。ここで優勝なら賞金争いの上位へ一気に食い込める。西武園は今年2月の完全優勝を含めて、ここまで5開催参加して3回優勝と好成績を残しているだけに、不動のエース児玉碧衣の存在を脅かす、今最も勢いのある選手といえるだろう。

地元がい旋レースの太田りゆ

 ファン投票6位の太田りゆは地元がい旋レースとなる。埼玉県上尾市出身で今開催は地元埼玉の代表として臨む。佐藤水菜と同様に24年パリ五輪出場を目指して奮闘中。今年のガールズケイリンは1月静岡から4月取手まで4場所連続で完全優勝と波に乗っている。6月平塚オールガールズ、7月フェスティバルは優勝こそできなかったが、ダッシュを生かしたまくり、カマシで存在感を発揮している。西武園は4回目の参加。過去の地元戦は全て決勝には乗れているが意外にも優勝がまだない。コレクション初優勝と地元西武園の初優勝をダブルで狙って行く構えだ。

奥井迪(撮影:島尻譲)

南円佳&久米詩は大胆な走りで優勝を狙いたい

 南円佳、久米詩の116期勢はファン投票7、8位でドリームレース出場権をつかみ取った。南は初めてのコレクション挑戦。昨年は飛躍の1年だった。2月静岡で初優勝。続く松山でも優勝、12月佐世保も制してと年間3回優勝と結果を残した。11月のグランプリトライアルでも2、4、3着と車券に貢献して南円佳の名前を存分にアピールしていた。今年はさらなるレベルアップを狙って試行錯誤を繰り返す。一歩ずつだが前進はしている。何でもできる自在戦を展開し、コレクション初出場初優勝を狙っていきたい。

南円佳(撮影:島尻譲)

 久米詩は3回目のコレクション参加。昨年は優勝7回、5月コレクション(京王閣)3着、8月コレクション・アルテミス賞(いわき平)4着と結果を残したが、今年はここまで優勝2回と物足りない戦歴。後半戦に弾みを付けるためにも、大胆な攻めを披露して大穴車券を出したい。

 ファン投票9位の石井貴子(千葉)は1月〜4月の違反点が120点を超えてしまったため8月があっせんしない処置で選出除外。

混戦になれば…日野未来

 繰り上がりでドリームレースへ選出された日野未来。ファン投票10位で初のコレクション参戦だ。“元アイドル”という異色の経歴の持ち主。日本競輪学校在学中はゴールデンキャップを獲得と高いポテンシャルは秘めていたが、デビュー後は苦戦を強いられた。昨年後半から新型フレームを使い出すと能力が一気に開花。昨年12月の岐阜で初優勝。今年は6月松戸、7月前橋と優勝2回。特に松戸の決勝では児玉碧衣、奥井迪とグランプリ出場組をまとめてまくりで仕留めた。混戦になれば侮れない選手の1人だ。

小林莉子(左)・日野未来(撮影:島尻譲)

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すっぴんガールズに恋しました!

松本直

千葉県出身。2008年日刊プロスポーツ新聞社に入社。競輪専門紙「赤競」の記者となり、主に京王閣開催を担当。2014年からデイリースポーツへ。現在は関東、南関東を主戦場に現場を徹底取材し、選手の魅力とともに競輪の面白さを発信し続けている。

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