2025/10/28 (火) 18:00 11
ネットケイリンをご覧のみなさん、今月もこんにちは! 太田りゆです( *´艸`)♡
9月29日からの大宮競輪でようやく復帰することができました。復帰第一戦目での優勝はかないませんでしたが、復帰2戦目の10月16日、西武園開催で完全優勝することができました〜(⑉>ᴗ<ノノ゛パチパチパチ~
『りゆちゃんおかえりー!走ってくれてありがとう!』
あたたかい応援の声も聞けて、久しぶりに「勝って嬉しい!」という感情が動きました! 改めておやすみ期間中も変わらずにずっと応援してくれたみんなに感謝の気持ちを伝えたいです。それと復帰に際して、サポートしてくれた関係各所のみなさまにも感謝しています。
本当にありがとうございました♡
さて、今回のコラムでは復帰後にいただいた質問に答えていきたいと思います。心配をかけてしまった分、体の状態や気持ちの面に関することを中心に、正直にバシバシ書いていきますね。
ーー大きな怪我が少ない選手人生を歩んできて今回の落車で大怪我…。復帰レースを走るときに恐怖心は芽生えましたか?
恐怖心は驚くほど「なかった」ですね。でも、いつもよりも緊張しました。転んだときの記憶がないからか、やっぱりいつもどこかでちゃんと覚悟していたからか、実際に落車負傷を経験しても、レースに対する恐怖心は生まれませんでした。
ーー鎖骨骨折はもう完治しましたか? まだ痛みは残っていますか?
結論から言うと、いまだに骨は繋がっていません(-▽-;)!! 「完治」となると最低でも4か月から半年はかかるみたいですね。現状は手術をして、(折れている部分を)ワイヤーで繋げています。
痛みは日々弱くなっているけど、刺激が強い日はジンジン痛みます( ノД`) あと、立ち漕ぎの瞬間も痛みが走りますね(>_<)
完璧に繋がる日を待っていたら全然走れないので、上手く付き合いながら、完治とレースを両立します! 競輪選手はみんな当たり前のようにそれをしているので、お手本がたくさんあるので参考にしながらやっています♪
ーー感覚を含めてリアルなコンディションを知りたい。
やっぱり胸を張って「いい!」とは言えない状態です。立ち漕ぎが思い切り出来ないから、シッティングの強化をしたり(座ったままでの)持久力を強化したり。コンディションとは別のことに目を向けて、また自信満々で走れるときを目指して準備中です!
ーー復帰後のレースで意識していることで今までと違う面があれば教えてください。
鎖骨が壊れてしまいそうな恐怖心に関しては「痛くても壊れないんだ!」って納得して、その瞬間は我慢すること。フィジカル的に万全ではないけれど、そんな今だからこそ『力任せにレースをしないで勝負する方法』をテーマに考えて取り組んでいます。
怪我の功名(?)で、これをしっかりと身につけたいですね。それで今までの脚力に戻れたら、またひとつ成長に繋がる気がしています⸜(◍´˘`◍)⸝
車券の購入の時には「今までとは違う走り方にも挑戦している感じなんだな」と思って応援してもらえたら嬉しいです! とはいえ、自分が磨いてきた良さ・長所は潰さないようにうまくやれたらいいな!⸜( ꒳ )⸝
ということで、今回は復帰後の気持ちや状態面の質問に答えていくコラムにしました!
次走は11月8日からの弥彦競輪です! 弥彦競輪めっちゃ走るな、私(笑)! 弥彦はご飯が美味しくて好きです(´ω`) あと、あんまりおやつが好きじゃない私ですが、「サラダホープ」っていう新潟のおやつに激ハマリしているので、定期で行って買い溜めしたいです(笑)プチ情報なのでした♪
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太田りゆ
Ota Riyu
埼玉県上尾市出身。112期生のガールズケイリン選手。2017年7月、高松競輪場でデビューし初勝利。同開催で完全優勝を成し遂げ、デビューシリーズから大きなインパクトを与えた。また自転車競技選手としてナショナルチームに所属し、数々の国際大会に出場。2019年のワールドカップでケイリン種目で銀メダルを獲得した。2021年の東京五輪にはリザーブ選手として日本代表に選出された。東京五輪終了後はパリ五輪をめざしナショナルチームで活動する一方で、ヨーロッパエリアで開催しているチャンピオンズリーグにも参戦。チームの支援のない状況下で世界の強豪を相手に戦い抜いた。2022年、2023年とアジア選手権スプリント種目で金メダルを獲得し連覇を果たしている。そして2024年、日本代表選手に選出され、パリ五輪に出場。ケイリン種目では日本人女子歴代最高順位となる9位の成績を残した。パリ五輪終了後に日本代表引退を宣言し、競技を引退。ガールズケイリンに専念することを表明した。趣味はメイクとファッション、ディズニー。パワーの源はコカ・コーラ。