2025/06/14(土) 17:50 0 0
2025年6月14日 富山競輪
富山市合併20周年記念
第13回大阪・関西万博協賛競輪G3(3日目)
***************
【富山競輪G3(3日目)10R=S級準決勝】
前受けの村田祐樹が突っ張って先行態勢に入る。大川剛も仕掛けて、村田マークの岡本総がけん制するも、大川は打鐘で3番手に入る。大川は最終BSから再度仕掛けるが、これも岡本がけん制。先行した村田が逃げ切り1着。大川マークの柿澤大貴が4コーナーで内を突くが、岡本が2着で中部ワンツー。3着に柿澤が入線。
1着/村田祐樹(S2・富山121期)
今回成績:一2・二2・準1
G3優勝:0回
G3決勝:2回目(24年9岐阜月以来)
タイミングよく視界に入ったというのもあって、前に踏みました。今日はバンクの風のコンディションが、思いのほか、キツいところがなかったです。毎日、ラインの後ろの方に助けられています。(地元G3の決勝は)もちろん目指していましたが、何とかという感じ。身体の感じは、緊張で、初日からこわばっていた部分もあったのですが、日に日に良くなっています。
(決勝は)自力です。
2着/岡本総(S1・愛知105期)
今回成績:特3・二1・準2
G3優勝:0回
G3決勝:7回目(23年9月豊橋以来)
(作戦は) 基本は突っ張りで考えていました。あれだけ(村田が)行ってくれているので、自分もできることを全部やろうと。(大川の捲りの)スピードが良かったですが、止められて良かったです。遅れてしまいましたが、最後は気持ち。(村田が)強かったです。(ラインで)決勝に乗れたのが一番大きいですね。自分的にも調子が上がっている感じなので、しっかりケアします。
(決勝も)村田君に。
3着/柿澤大貴(S2・長野97期)
今回成績:一3・二2・準3
G3優勝:0回
G3決勝:4回目(23年9月久留米以来)
(初手は)最低でも初手中団。後ろ攻めだと突っ張られて終わるので、集中していました。村田君が絶対突っ張ると思ったけど、大川君も長い距離を踏めるし、気持ちも伝わってきました。(最終2センターは)あのコースに入っていって、(岡本が)しめてくるのも分かっていたんですけど、あそこで僕がもっといい捌きができれば、武田(豊樹)さんも入れたと思うので、僕の技術不足です。武田さんに前を回らせてもらったのに、申し訳ないですね。(感触は)車輪を交換したのもあって、昨日よりも良かったです。
(決勝は)単騎。
◆10Rレース結果
***************
【富山競輪G3(3日目)11R=S級準決勝】
坂本周作が赤板で先頭に立つと、打鐘前から5番手の谷和也が仕掛けていく。坂本マークの飯野祐太もけん制するが、谷、岡崎智哉の近畿両者が抜け出して、坂本は3番手に入る。先行する谷が押し切り1着。2着に岡崎で近畿ワンツー。堀内俊介の捲りに合わせて、坂本の番手から抜け出した飯野が3着に入った。
1着/谷和也(S2・大阪115期)
今回成績:一3・二2・準1
G3決勝:初
力を出し切る走りをしようと思っていました。並走で不安でしたが、坂本(周作)さんが叩いてくれたので。バックがすごい追い風だったので、そこで風に乗ろうと思いました。今日は風に恵まれましたね。風のおかげと、スタートで岡崎さんが前を取ってくれたので、それに尽きます。残り半周はガムシャラに踏んでいました。(G3決勝は)先行してラインでワンツーできたので、これ以上嬉しいことはないです。
(決勝は)自力。まずは力を出し切る走り。構えて成功するタイプではないので、難しく考えず、いつも通り積極的に走ろうかなと思います。
2着/岡崎智哉(S1・大阪96期)
今回成績:特2・二1・準2
G3優勝:0回
G3決勝:2回目(23年8月和歌山以来)
誰も上がってこなかったので、実質、谷(和也)君待ちのレースになりましたね。打鐘の前から(谷が)踏み上げて、カマす態勢に入ったところから、僕はヤバかったです。1回ドリフトしてしまって、付き直したんですけど、(谷が)ドえらくかかっていましたね。オーバーヒートするくらいの強さでした。それを余裕を持って追走して、仕事できるように頑張っていきたいと思います。
(決勝も)谷君に。まずは連れていってもらっているので、しっかりサポートしてから。チャンスがあれば、勝負できたらなと思います。
3着/飯野祐太(S1・福島90期)
今回成績:一1・二2・準3
G3優勝:1回(22年11月富山)
ヨコにも動いたんですけど、(谷和也が)そういうスピードでも無かったです。(坂本)周作を迎え入れましたが、堀内(俊介)がもう来ていたので、合わせられるスピードではなかったんですけど、333だったのでコーナーで合わせ切れたのが大きかったです。誰か来るとは思いましたが、自分が前2人(近畿ライン)をめがけていけば差されはしないかなと。今日は周作のおかげ。(感触は)昨日は変な感じだったんですけど、今日はいいと思います。
(決勝は)一伸はいつも頑張ってくれるし、得点もあるので。北日本の3番手。
◆11Rレース結果
***************
【富山競輪G3(3日目)12R=S級準決勝】
赤板で山根慶介が先頭に立つと、5番手の嵯峨が打鐘前からスパートして、山根を叩いて主導権を握っていく。嵯峨には佐藤一伸が続き、さらに須永優太も追い上げて3番手で続く。逃げる嵯峨がそのまま振り切って1着ゴール。2着に佐藤、3着に須永で北日本の上位独占が決まった。
1着/嵯峨昇喜郎(S2・青森113期)
今回成績:一2・二3・準1
G3優勝:0回
G3決勝:6回目(23年5月函館以来)
焦って叩いても距離が長いし、いったん落ち着いて、詰まったところでと思っていました。余裕はなかったのですが、駆けてみようと思い、踏み出しも良かったので、もしかしたらと。(11レースを)谷(和也)も逃げ切っていたので、駆けた方が残りやすいのかなと思っていました。けっこうキツかったけど、捲られなかったのは悪くないと思います。脚の感じは日に日に良くなっていますね。初日良くなかったけど、ケアをきっちりやったら、疲れが抜けてきたのかなと思います。
(決勝は北日本ラインの)先頭で頑張ります。自力。
2着/佐藤一伸(S1・福島94期)
今回成績:特5・二3・準2
G3優勝:0回
G3決勝:3回目(25年3月大垣以来)
打鐘で行ってくれて、出切ってからは、嵯峨君を残そうと思っていたんですけどね。昨日と同じ失敗をしてしまいました。構えても5番手だったので、行ってから仕掛けてもいいところで、嵯峨君の強さが出ましたね。何とかうまく対応して付いていけたので悪くはないですけど、嵯峨君が強かったです。今日が一番軽かったですね。
(決勝は)番手で良いということで。嵯峨君の番手でしっかり頑張ります。
3着/須永優太(S2・福島94期)
今回成績:一2・二3・準3
G3優勝:0回
G3決勝:2回目(20年12月佐世保以来)
(初手は)前めの方がいいかなと。(嵯峨が)落ち着いていましたよね。打鐘の踏み出しが強烈でした。3コーナーで自分が上りだったので、そこがキツかったのかな。でも、まだ前が射程圏に入るところにいたので懸命に追いかけました。付き切れたので、良かったです。G3の決勝は2回目。追加にしては、最高のデキかもしれないですね。
(決勝は)しっかりと(北日本の)4番手を固めます。
◆12Rレース結果
***************
【最終日12R=S級決勝】
1/岡本総(S1・愛知105期)
2/岡崎智哉(S1・大阪96期)
3/飯野祐太(S1・福島90期)
4/村田祐樹(S2・富山121期)
5/佐藤一伸(S1・福島94期)
6/柿澤大貴(S2・長野97期)
7/須永優太(S2・福島94期)
8/嵯峨昇喜郎(S2・青森113期)
9/谷和也(S2・大阪115期)
並び想定は
4村田-1岡本
9谷-2岡崎
8嵯峨-5佐藤-3飯野-7須永
柿澤(単騎)
決勝は、4車が優出した北日本勢が結束して、嵯峨を先頭に4車ライン。
村田と岡本は、準決勝同様に中部連携。
さらに谷と岡崎も準決勝同様に近畿連携。
柿澤は単騎を選択した。
G3優勝経験があるのは飯野のみで、他8選手はG3初優勝がかかる。
準決勝を逃げ切った3名にそれぞれラインができ、先手争いからも目が離せない一戦となった。
まずは4車結束の北日本ラインの動向がカギとなりそう。嵯峨を先頭に主導権奪取となれば、佐藤や飯野に優位な展開となろう。
「力を出し切る」という谷の積極策も十分で、準決勝は2着だった岡崎にもG3初優勝の好機が到来することも。地元期待は村田で、準決勝の1着時もスタンドから大きな歓声がとびかった。地元ファンの声援を追い風に、地元でG3初Vを狙う。
また、準決勝は風が展開を大きく左右した。バック追い風が吹き、この風をうまく使った自力型が、好走を続けた。最終日も風には注意が強いだろう。
四日市とのリレー形式のG3開催のため、富山G3決勝(12レース)は、15時30分発走予定。333で繰り広げられる熱戦を、お見逃しなく!
***************
【富山競輪グレードレース・プレイバック】
2024年8月富山記念G3
優勝:古性優作
2023年8月富山記念G3
優勝:郡司浩平
2022年11月施設整備等協賛競輪G3
優勝:飯野祐太
2022年8月富山記念G3
優勝:松浦悠士
2021年7月富山記念G3
優勝:稲垣裕之
2020年8月富山記念G3
優勝:稲垣裕之
2019年9月富山記念G3
優勝:松浦悠士
2018年9月富山記念G3
優勝:浅井康太
***************
【過去の万博協賛競輪G3・プレイバック】
2025年3月大垣G3
第12回優勝:志田龍星
2024年10月川崎G3
第10回優勝:福田知也
2024年6月奈良G3
第9回優勝:大矢崇弘
2024年3月武雄G3
第8回優勝:山田庸平
2023年8月和歌山G3
第6回優勝:金子幸央
2023年4月久留米G3
第5回優勝:橋本壮史
2022年8月岸和田G3
第3回優勝:山本伸一
2021年6月福井G3
第1回優勝:柴崎淳
(P-Navi編集部)