2023/04/30(日) 19:07
第5回大阪・関西万博協賛競輪in久留米G3(最終日)
4月27日から4日間の日程で開催された、久留米競輪「第5回大阪・関西万博協賛競輪」G3は、S級S班など日本選手権競輪出場メンバー不在の開催となる中、好レースが展開され、本日最終日を迎えた。
激しい雨の準決勝。伊藤慶太郎が会心の捲りで、連携の小林圭介とワンツーを決めると、G3初参戦の橋本壮史が潜在能力を発揮する先行で、柿澤大貴と共に勝ち上がりを決めた。さらに、朝倉智仁が自身もベストと話す仕掛けで岡田泰地と上位決着し、関東から6名が決勝進出。また、地元地区からは林大悟と塚本大樹が、北日本からは嵯峨昇喜郎が決勝に駒を進めた。
決勝は、4車結束した栃木茨城ライン先頭の朝倉が先行すると、番手の橋本が捲りで抜け出し、小林、岡田を引き連れて、優勝のゴール。昨年12月に特別昇級でS級入りした橋本が、G3初出場で初優勝を手にした。
※準決勝のレポートはこちら
【久留米競輪G3(最終日)12R=S級決勝】
1/林大悟(S1・福岡109期)
2/柿澤大貴(S1・長野97期)
3/橋本壮史(S2・茨城119期)
4/小林圭介(S2・茨城83期)
5/塚本大樹(S2・熊本96期)
6/伊藤慶太郎(S2・埼玉107期)
7/嵯峨昇喜郎(S1・青森113期)
8/岡田泰地(S1・栃木100期)
9/朝倉智仁(S1・茨城115期)
【レース展開】
誘導以下、6伊藤-2柿澤、1林-5塚本、9朝倉-3橋本-4小林-8岡田、7嵯峨で周回。赤板前から朝倉が動くと、林も合わせて上昇、さらに前受けの伊藤も踏んでいく。朝倉は伊藤を抑えると、ペースアップして茨城栃木の4車ラインが主導権を握っていく。中団は内に伊藤、追い上げた嵯峨で並走、林は8番手の態勢で最終HSを通過。林は最終2コーナー付近から仕掛けるが、朝倉マークの橋本も番手捲りで発進。抜け出した橋本が押し切り優勝ゴール。2着に小林、3着に岡田で茨城栃木ラインの上位独占が決まった。
【久留米競輪G3(最終日)12R=S級決勝・結果】
2車単3-4 450円(1番人気)
3連単3-4-8 1,420円(1番人気)
決まり手:捲り-マーク
優勝/橋本壮史(S2・茨城119期)
今回成績/一1・二1・準3・決1
次走出場予定/富山F1(5月11日~13日)
素直に嬉しいです。あまり番手の経験がなかったので、すごい緊張と不安がありましたが、前の朝倉君を信じて付いていくだけでした。本当に、朝倉(智仁)君のおかげだと思っています。
赤板では、自分の位置で粘られる可能性があったので、しっかりそのことを視野に入れて構えていました。(朝倉が)想像以上に掛かっていて、番手から出切ってから、脚がかなりキツかったです。(最終2コーナー付近)自分の判断が遅れてはマズいと思ったので、早めでしたが仕掛けさせてもらいました。ワンツースリーをしっかり決められたし、ラインで勝ったと思っています。今度は自分が前で、しっかり戦いたいと思っているので、頑張って強くなりたいです。
朝倉君とは同門なので、一緒にG1でも戦っていきたい。今開催は、初日は失敗しましたが、2日目、3日目としっかり先行して連対できたので、自信に繋がるかなと。正直、今のままでは上位で通用しないと思っています。地元に戻って、しっかり練習をして、師匠(横山尚則)や吉田拓矢君、吉澤(純平)さんなどに話を聞いて、競輪祭でも活躍できるように、頑張りたいです。F1では準決勝から勝ち上がれていないので、その現実と向き合って、F1でも優勝できるようにと思っています。
\久留米G3(最終日)注目選手ピックアップ/
【最終日6R=S級選抜】
「落車明けで奮闘、一歩及ばず」
2着/神山雄一郎(S1・栃木61期)
最終2センターから、もしかしたらと思って頑張れたし、ゴール前も踏み切ったので良かったです。調子は、尻上がりになってきた気がしますね。落車の影響は大丈夫です。次走は、宇都宮記念なので、練習をして備えようと思います。(900勝)できるように頑張ります。(P-Navi編集部)