2021/09/14 (火) 15:00 12
netkeirinをご覧の皆さん、こんにちは、金子貴志です。今回は競輪選手のセカンドキャリアについて書いていきたいと思います。
競輪選手を引退して第二の人生を歩んでいく人と、元々、別の仕事をしていて競輪選手になった人もいます。例えば、トップクラスで活躍している三重県の皿屋豊選手は、伊勢市役所の地方公務員からの転身です。安定した公務員という生活を捨てて、勝負の世界に飛び込みました。
また、神奈川県の松谷秀幸選手は、ヤクルトスワローズのプロ野球選手でした。他にも教員、Jリーガーや料理人など、様々な分野から競輪選手になった人達がいます。競輪の魅力、可能性を信じてのことだと思います。
昔はセカンドキャリアなどを考える競輪選手は少なく、『生涯現役』という考えが主流でした。しかし最近は、様々な理由で引退も早まり、次の仕事を考える選手が増えたような気がします。これも時代の流れなんでしょうね。
先日、私と同級生の元競輪選手・杉本達哉君(79期=愛知・45歳 2018年引退)のセカンドキャリアの様子をYouTubeのカラフルスタイルで取り上げました。杉本君は現在、養鰻業を営んでいます。養鰻業とは、毎年12月から1月くらいに鰻の稚魚(シラスウナギ)を仕入れ、養鰻池で半年以上育ててから出荷する仕事です。
杉本君が手塩にかけて育てたウナギの出荷作業を、カラフルスタイルでおなじみの山田二三輔さんが、お手伝いさせていただくことに。池によって異なるようですが、今回の池では約1万7000匹のウナギを一斉に地引き網で引き揚げました。その光景は今まで目にしたことのないものでしたし、とてもハードな作業に見えました。体力に自信のある山田さんでも大変そうでした。一方、杉本君は慣れた手つきでウナギを扱い、すっかり職人の顔になっていました。全く違う分野の世界に飛び込むことは、不安も多かったと思いますが、競輪選手時代に培った諦めない強い気持ちがあったからこそ、乗り越えられたのだと思います。
こうやって競輪とは違う世界を見ると自分の成長にもつながります。どこの世界でも楽なことはありません。仕事に対するプロ意識は、目に見えない努力、苦労をして一人前になるということは共通しています。私も年齢的にもチャンスは少なくなってきていますが、諦めずに強い気持ちを持って競輪と向き合い、やり残す事がないように、限界を作らずに走り続けます。
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金子貴志
Kaneko Takashi
愛知県豊橋市出身。日本競輪学校75期卒。2013年には寛仁親王牌と競輪祭を制し、同年のKEIRINグランプリでも頂点に。通算勝利数は500を超え、さらには自転車競技スプリント種目でも国内外で輝かしい成績を収めている。またYoutubeをはじめSNSでの発信を精力的に行い、キッチンカーと選手でコラボするなどホームバンクの盛り上げにも貢献。ファンを楽しませることを念頭に置き、レース外でも活発に動く中部地区の兄貴的存在。