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毒熱!闘う競輪記者マッチーが行く!

西武園記念の決勝の並びが決まるまで

2025/08/30 (土) 23:08 13

 森田優弥が、同期・眞杉匠に付けても誰からも異論はない。森田は関東の功労者であるし、佐々木悠葵と共に、次に関東でGIを獲れる選手。ただ、前検日のコメントから「今回は地元記念だし、自力で獲る!」と、キッパリ、言い切っていた。正直、こうは言っても、いざ決勝のメンバーが決まり、眞杉の後ろが空いていれば、回ると思っていた。ここに強い信念を感じたし、自分の庭で、人の後ろで勝つのは良しとしなかったのだろう。この姿勢は立派だと思うし、特別競輪で眞杉と同乗のケースは、後ろで優勝して貰いたい。

平原康多氏(左)と眞杉匠

 前検日に、当然だが、平原康多氏も取材に訪れていた。武藤龍生と談笑していたが、記者が平原氏に「今回の優勝者は誰?」と質問すると「もちろん、リーダー(武藤龍生)です!」と、平原スマイル。武藤は「リップサービスですよ」と言いながらも嬉しそうにしていた。武藤は昭和の匂いのするマーカーであり、特別競輪の決勝には何度か乗っているが、まだ記念の優勝はない。森田が自力と言う以上、4角絶好の展開も考えられる。競輪通で知られる、世界の矢作芳人JRA調教師のトークショーがあったが、武藤への評価も高かった。34歳だが、おじさん顔と言うのも、マーク屋らしくていい。

 中部を代表する山口拳矢が、来月4日から始まる地元岐阜記念に呼ばれていないのも驚いた。誘導だと言うし、淋しそうにしていたのも印象的だった。これが発奮材料になった訳でもないだろうが、無傷の3連勝中で、決勝に駒を進めた。

 南修二は、現状・日本一のマーカーと言っても過言ではない。過去に山口拳矢との連係がなく、初日も自分でやるレースを選んだ。どういう基準で、先行選手に付くかは、僕クラスの記者では、取材能力がないから分からない。ただ、決勝は悩まず、新山響平を指名した。これは確認したけど、地元トリオが眞杉匠に付ける事を想定してのコメントではなかった。空いているから、新山にした訳ではない。過去の新山の走りと、ぶれない姿勢に、マーカーとして共感し共鳴しているからだと思う。

 あの“阿修羅のマーカー”の南に認めて貰えれば、新山も嬉しくないはずがない。「本当に南さんが付けてくれるんですか」と、まるで新人の先行選手みたいだった。地位が人を作ると言うが、元々、南修二は寡黙な選手。きちんと、取材に応じてくれるが、どことなく、通り一辺倒の気がしていた。これは、イチローなど、きちんと取材能力がない記者には、取材NGと聞いた事があるが、こちらサイドの取材レベルにも低さがあったかもしれない。ただ、S班が見えた今、言葉のひとつひとつに丁寧さと重みが備わり、ファンに対して、きちんと発信したいという、責任感が伝わってきた。

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毒熱!闘う競輪記者マッチーが行く!

町田洋一

Machida Yoichi

基本は闘うフリーの記者。イー新聞総合プロデューサー、アオケイ・企画開発パブリストの肩書きも持つ。自称グルメでお酒をこよなく愛す。毒のある呟きをモットーにして、深夜の戯言も好評を得ている。50代独身で80代の母親と二人暮らし。実態はギャンブルにやられ、心がすさみ、やさぐれている哀しき中年男である。

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