競輪は推理小説やテレビドラマよりも奥が深いストーリー!!

　子供の頃、アイスキャンディーで「当たり」を引いて喜んだ事はありませんか？

　UFOキャッチャーで目的な品物をゲットした時、どんな気持ちになりましたか？

　少ない小遣いを握りしめて、無造作に置かれたアイス売り場の中から「これだ！」とアイスキャンディーを1つ選んで当たりを引いた時、UFOキャッチャーでタテヨコ奥行きを考えてぬいぐるみを見事にゲットした時、やったーという気持ちと戦利品(アイスならもう1個、UFOキャッチャーならぬいぐるみ等)を獲られた喜びは忘れられないですよね。

それに近い気持ちを競輪で得られます!!

　競輪で車券が当たって「嬉しい」と思う気持ちはそれに近い感じです！ 大人の娯楽と考えてもらえれば読者の皆様もうん、うんと納得してもらえるかと思います。

でも競輪って難しいのでしょ？

　確かに色々な予想ファクターはあります。でもアイスキャンディーを買う時、UFOキャッチャーを行う時、何か難しい事を考えますか？ 100円払って行為を行うだけ。競輪もそれと同じと考えてください。100円払って車券を買う。ただそれだけです。まずその一歩を踏み出しましょう。

　難しい事はなにもありません。この選手の顔が好き、誕生日が31日だから31の車券を買う、身長の高い選手2人から、自分と同じ名前だからこの選手から、どんな理由でも構いません。詳しいから当たるという訳ではないのですから。まず初心者は何か理由を付けて車券を買ってみてください。

　そして良く聞くでしょ、ビギナーズラックという言葉を。

　なんとなく買って、なんとなく当たっちゃう。それで皆がはまるのです！ 競輪にはまったら、そこから色々覚えましょう。まずは車券を買ってみる事。100円が1000円、いや1万円になるかもしれません。勝てば官軍です笑。

予想サービスや投票サービスも充実!!

　とは言っても当たらない時だって多々あるでしょ？ そうです、簡単に当たる時は当たりますが、当たらない時は本当に当たらない。そんな時には多々ある競輪情報サイトや投票サイトの「予想印」や「データ」を参考に買ってみれば当たりに近づくはず。「TIPSTAR」の「のっかり」に素直に乗ってみるというのもありです。

でも競輪は競馬や競艇と何が違うの？

　競馬は血統のストーリーなども予想する面白さの1つだが、単純にスタートからゴールまで走り切って強い馬が勝つ！ 要するに走破タイムが物を言う。競艇(ボートレース)は場にもよるが1号艇が1コースを取れる可能性が非常に高く、その1コースの勝率が5割前後。1号艇の頭(1着)から買っていれば2回に1回は当たる計算となる。でも競輪は…。

　競輪は他のギャンブルとは違って個々の勝負ではない！ もちろん同着にならない限り1着は1人だけなのだが、その1着を目指す道中は基本、団体戦だ!!

　団体の事を競輪では「ライン」と呼ぶ。いろいろなラインがある。師匠と弟子が組む師弟ラインが1番血の濃いラインと思われるが同県で組む同県ライン、同地区、例えば東京と茨城でラインを組めば関東ラインとなる。競輪養成所を卒業した同期で組む同期ラインもあるし、ネットゲームを良く一緒にやっているからなどの理由から他地区でもラインを組む選手がたまにいる。

　そのいくつかの「ライン」から

「この○○選手が逃げれば、番手の○×選手が抜け出して勝つ」
「この○○選手の逃げなら、○△選手が捲ってしまうはず」
「この○○選手が逃げれば、○□選手が番手に飛び付くのでは」
「いや逃げるのは○○選手じゃなく、○□選手だろう」

と「展開」を予想する。

団体戦ならではのストーリー展開を見極めて勝者を推理するのが競輪の予想である!!

　競輪にはまっている365日車券購入者(ヘビーユーザー)は単純に車券が当たっただけでは喜べなくなっている。推理小説で「こいつが犯人では？」「このトリックはこうだろう！」と考えて、結末が見事に「その通り」だった時は、読み切った「達成感」に「満足感」もプラスされる。テレビドラマも同様、刑事ドラマなどで「こいつが犯人だ！」と思った人物が本当に犯人だった時には、「私には推理する才能があるのでは？」と思ってしまう。競輪がそのパターンに当てはまる!! 要するに「展開」を予想して見事に的中させた時には桁違いの喜びがある。

　それらの「展開」は何十通りにも何百通りにも考えられる。そこから1つの当たりだと思われる「結論」を出す。

　「結論」を出すのが1人では難しければ職場の仲間、飲み仲間などと検討するのも良いだろう。車券購入の醍醐味だ。あーだ、こーだと言い合って車券を「乗り」で買うのも良い。もちろんその時に必要なのは競輪専門紙の「アオケイ」だったり、投票サイトの「TIPSTAR」のデータだ。車券的中につながる必要なアイテム!!

　そして「結論」を出して車券を買う！ その「結論」が1つとは限らない。2つも3つもあるならば車券をその通りに買えばいい。そして車券が当たれば単純に嬉しいが、「展開」もドンピシャだった時には更なる昂揚感を得られる。逆に外れた時には「次こそは!!」と再度、別のレースで「展開」を練り直す。それの繰り返し。

　ちなみに朝8時30分から夜中の23時30分まで、最大で15時間も競技を行っているのは競輪だけ!! それも毎日数場所で1場所最大12レース行われているのだから1日に100個レースなど当たり前。チャンスは幾度もある。

　適当に買って車券が当たっていた時の満足感では物足りなくなり、ビギナーからライトユーザー、そして現在では 365日、毎日車券を買っている記者がいうのだから間違いない！

　競輪は覚えれば覚えるほど奥が深くなり、いろいろな推理を頭の中で巡らせて、行き着いた「結論」がきっちり「結果」に出た時の昂揚感は、推理小説やテレビドラマよりもはるかに上。読者の皆様もいろいろなストーリーを作って、これだと思ったストーリーに1票を投じてみませんか！

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