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地元・松山の“マナティ”真鍋智寛 初のGIII制覇に挑む 決勝はどんな走りで魅せるのか

2024/08/11 (日) 14:07 1

松山競輪(写真提供:チャリ・ロト)

 松山競輪場で8月8日から開幕している「道後温泉杯争覇戦(GIII)」。バンクに元気いっぱいの“マナティ”が現れた。

 愛媛県松山市にある松山競輪場。松山バンクは風の影響を受けやすいことで知られ、近くには伊予灘に注ぐ一級河川の重信川がある。マナティとは、体長が3メートル以上になる水生哺乳類で、ジュゴンの仲間であり、温厚な性格で知られる。

 しかし、ここでの“マナティ”とは地元松山の、真鍋智寛選手(25歳・愛媛=121期)、のことだ。11日の最終日には、松山競輪場で地元でGIII初制覇に挑む。

“マナティ”がニックネームの真鍋智寛、笑顔が魅力(photo by Shimajoe)

 真鍋選手が“マナティ”と呼ばれるようになったのは養成所時代からで、「マナべ」からのもじりだ。その優しい笑顔も“マナティ”を連想させる。東京スポーツの前田記者は今節の「道後温泉杯争覇戦」を評して、真鍋選手についてこう書いている。「“マナティ”と呼ばれる愛くるしい表情で、笑顔を振りまいてほしい」(※1)。

 選手としての実力は計り知れないものがある。7月4日、現役S級S班の新山響平選手が参戦し、大きな話題を呼んだPIST6の最終日では、新山選手を撃破して優勝。アオケイ・八角記者が伝えるところによれば、「まさか勝てるとは…。(頬をつねって)本当でした(笑)」(※2)と爽やかなコメントを残している。

7月4日、新山響平を撃破したレース終了直後の真鍋智寛

 大きな実力を秘めつつも、どこか初々しい魅力の“マナティ”。アオケイの梅田記者による決勝前の取材では、「地元GIIIで決勝はもちろん初めて。嬉しいです。(中略)2日目は緊張しすぎてレース直前に鼻血が出ちゃった。緊張しすぎないように(笑)」(※3)と語り、その緊張が伝わってくる。

 11日に最終日を迎える「道後温泉杯争覇戦(GIII)」。地元GIII決勝で“マナティ”の走りに注目だ。

(netkeirin編集部・木村邦彦)

【出典】
※1 前田睦生記者コラム 「【道後温泉杯争覇戦】新田祐大が目指す完全Vと阻止を図るマナティ」 netkeirin2024/08/07
※2 アオケイ・八角記者 【PIST6】新山響平、撃破! 真鍋智寛「信じられない」、新山「すみません!」 netkeirin2024/07/04
※3 アオケイ・梅田記者 【道後温泉杯争覇戦】吉田智哉「僕自身の感じはいい」真鍋智寛「緊張し過ぎないように」 netkeirin2024/08/10


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