水鳥会長 勝ちにこだわる王道予想
◎ | 島川将貴 |
地元の為に体を張った嘉永、不調なりに自分の勝ち上がりよりも御大小倉を導く走りを優先した古性の為にも負ける訳にはいかない徳島五人衆がズラリ並び切って決戦に挑む。 悲願の地元Vに向け、当面の相手となって来るのは北日本コンビの自在戦。 徳島五車に逃げられては出番無くなる北日本は、菅田のSから前受飛び付きの一択しかないはず。 ならば犬伏が後ろを競らせぬよう外目を一気のカマシで叩きライン引き出したいところだが横に動けない島川を番手に据える以上、リスクは回避出来ないだろう。 地元勢は当然そんなリスクも含め、前夜より作戦を練り上げているはず。そこには準優で自らを犠牲に勝ち上がる策を作り上げた阿竹も加わっているはずだ。 そして導き出した答えはズバリイン斬りとみる。 策士小倉が勝負権ない四番手回ると言う事は、それだけこの地元戦に賭ける思いが強いと言う事。 ココは小倉が地元Vの為に一肌脱いでくるとみる。 前々攻め込み飛び付き目論む北日本コンビを小倉ー久米で前を斬りに動き、菅田が嫌って突っ張っても小倉が踏み続け菅田を削り、そこを犬伏ー島川ー小川で一気にカマシ切るだろう。 先の諸橋の戦い方に賛否あったものの、イン斬り作戦は昔から当たり前に存在した誰かが犠牲になってラインを導き出す泥臭くも結束あっての戦法でコレを「現代の競輪では」と否定するならライン戦の存在意味がなくなる。 地元勢が導き出した答えは、ズラリ並んでの仕掛けでなく小倉ー久米が4、5番手の役割を全うしてラインを引き出す作戦に違いない。 犬伏が鐘目掛け一気にカマし、三車出切るならV飾るのは島川。絶好のハコ回りから直線犬伏を捉え切る。犬伏も当然自ら勝ち負けのタイミングで仕掛けて来るはずで、逃げ粘っての連下固定から。 小川が犬伏のカマシに離れてしまう可能性は一考必要。菅田は小倉に削られるなら突っ込んで来るのは慎太郎と捲り追込む西田、杉森となる。