2024/07/20 (土) 08:00 3
気象庁が梅雨明け宣言を発表した! だが、その前から猛暑酷暑の日々が続きバテバテだ。カミサンに用事を頼まれても聞こえないフリで狸寝入りを決め込み、外へ出るのを拒み続ける始末···! あんまりそれをやっていると雷鳴とともにドデカイ雷が落ちてくる! デッドゾーンのギリギリを見極め立ち上がり、何食わぬフリで行動に移すってわけだ。ある意味阿吽の呼吸って寸法だわね(・・;)その阿吽の呼吸も少しズレるだけで虎の尾を踏むことになるんだが(笑)。
さて、不死鳥杯は脇本雄太が本命になるが、去年は藤井栄二の番手を回るが河野通孝に競られ美酒にありつけず。一昨年は準決勝が豪雨に見舞われ出走できず“強敵”抽選器にあえなくやられ敗退。つくづく流れに見放された不死鳥杯だったね。今年は、寺崎を足掛かりに優勝をと意気込んでいるはずだ。勝ち上がりは難なくクリアすると思うが。
そのほかのS班は新山響平に眞杉匠が強敵になるが、とりわけ眞杉匠が怖い。決勝戦は自在戦を駆使し、飛びつきも視野にレースを組み立てるのでは! 寺崎、脇本に近畿勢の援護を得たら眞杉の飛びつきは現実味を帯びてくる。不死鳥杯「二度あることは·····」のことわざが脳裏をかすめてしまう。
妄想車券を演出しそうな選手はモーグルでオリンピック銅メダルの原大智をあげておくか! オリンピアンの潜在能力がボチボチ開花し、一気にのしあがるきっかけを掴むかも。それには初日が大事になる。それと照井拓成だ。逃げよりも“まくり兼備の自在戦”で活路を見出だすはず。
そして熊本の松本憲斗も面白い。グレードレース初参戦だし、師匠は合志正臣ってわけでこりゃ思わぬ大物食いで高配当ってわけだ。まだ新学期の始まりだし他のA級上がりも侮るなかれ。
妄想レースは10Rにしてみる。いつも通り並びから整理するベ。⑦根田空史-①近藤保の千葉コンビ、④松本憲斗-②稲吉悠大-⑨新納大輝で九州ライン、③山田雄大-⑤山本修平の埼京コンビ、⑥渋谷海-⑧越智展孝で四国コンビの細切れ戦になる。スタート早い稲吉が取り、松本の前受けになる。枠なりで根田はこの後を追える。山田がその後ろで最後尾が渋谷。(←④②⑨・⑦①・③⑤・⑥⑧)
これなら、渋谷が押さえ、山田が出て、松本が叩きの順番になり、根田が一気に仕掛けねじ伏せる。マーク近藤の流れ込み⑦-①、松本を使う稲吉で⑦-②、根田がかまし松本がはまり⑦-④までが本線になるね。
さて妄想展開だが、根田が前受けに出たときだ。ここを追うのは松本ライン。“切って、切って”で最終的に叩いて松本がマイペースで持ってける(⇐④②⑨-③⑤-⑥⑧-⑦①)。根田は8番手に。こうなると松本をマークの稲吉が恵まれそうだが番手の仕事に精を出すと差し脚切れる新納の突き抜けがあるべ! 根田を入れて手堅く②④⑦⑨ボックスが妄想〆ってわけだ。新納が突き抜けたら初日からドデカイ配当になるべ!
吉井秀仁
Yoshii Hidehito
千葉県茂原市出身。日本競輪学校第38期卒。選手時代はその逃げるスピードの速さから「2週半逃げ切る男」と称され人気を集める。1978年競輪祭新人王戦を制し、翌年も小倉競輪祭の頂点に立つ。1980年の日本選手権は完全優勝、1984年オールスター競輪でも覇者となり、選手としての一時代を築き上げた。現役引退後はTV解説者やレポーターとして活躍、競輪場での予想会イベントやYoutubeのライブ配信なども精力的におこなっている。ファンからは「競輪客のような解説者」と親しまれており、独特のひらめきによる車券戦術を数多く披露している。