2025/09/08 (月) 10:00 3
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5年ぶりのビッグレース開催となる福井競輪場。主役は何と言っても脇本雄太。今年は2月の全日本選抜競輪で史上初の“グランプリスラム”を達成し、6月の高松宮記念杯競輪も制覇。今や「競輪界のラスボス」と呼ばれる男が、地元福井で悲願のタイトルを狙う。初日から全開で飛ばす予定なので、バンクが火を吹くかもしれません(消防隊、待機よろしくお願いします)。
そして今の福井にはもう1人、頼れる男がいる。寺崎浩平。函館のオールスター競輪では脇本の番手から初タイトルを獲得。6度目のGⅠ決勝でついに大輪の花を咲かせた。早期卒業生として初のGI覇者となった寺崎は、今大会でも近畿勢の先導役として注目される。
この地元2人を支えるのが大黒柱古性優作。函館では寺崎に続く準V。7月の落車で走れる状態ではないと思ったが、この男、やはり只者ではなかった。もはや人間を超えてる説まである。三谷兄弟(将太・竜生)、南修二、村上博幸といった名だたる顔ぶれも揃い、まさに"近畿オールスター"状態。斡旋表を見た他地区の選手が「これ、勝てるの?」と一瞬フリーズしたとかしないとか。
最近ちょっと"らしくない"新山響平。でもこの男、このまま終わるわけがない。誰にも真似できない"炎の2周先行"を久しぶりに見せてほしい。いや、見せてくれ!
もちろん中野慎詞や小原佑太といった若手が「前で頑張ります」となれば後ろを回るし、番手捲りで楽勝なんてケースも十分。雰囲気が出てきた菅田壱道、ベテランマーカー佐藤慎太郎、成田和也がラインを固めて"北の嵐"を巻き起こす。
関東勢は眞杉匠の不在が痛すぎるが、吉田拓矢を軸に佐々木悠葵、森田優弥、小林泰正、坂井洋といった機動型が揃い"数の力"で抵抗。
若手が多いだけに武藤龍生や神山拓弥ら中堅がまとめ役になれるかが鍵。まとまれば怖い。まとまらなければ…実況席が静かにため息をつく。
南関勢は郡司浩平&岩本俊介のS班コンビを軸に深谷知広、松井宏佑、和田真久留、松谷秀幸と経験豊富なメンバーが揃う。特に松谷の近況の伸びは素晴らしいの一言。ありえない位置からいきなり突っ込んでくるので、実況の人はいつも大慌て。今開催も実況泣かせのとんでもない差し脚を披露する。
今シリーズ"台風の目"はズバリ中部勢。ヤマケンこと山口拳矢は今や輪界ナンバーワンの捲りの使い手。浅井康太も相変わらずの存在感で、このツートップだけでも他地区の猛者達と十分戦えそう。
期待の若手も今回は豊富で、纐纈洸翔、藤井侑吾、村田祐樹、栗山和樹、山田諒は内容にも結果にもこだわる4日間にしたい。
旋風を巻き起こし"中四国王国"と呼ばれた時もあったこの地区だが、最近はちょっと大人しい?
ただ"名前"を見ると一流どころが揃っており、犬伏湧也、石原颯、太田海也の若手トリオは大地を揺るがすくらいのハイパワー。これにS班の清水裕友が加わる。取鳥雄吾も一発の魅力がある。
人数こそ少ない九州勢だが、個性と勢いでは負けていない。荒井崇博がまとめ役となり後藤大輝、嘉永泰斗、伊藤颯馬ら若手が暴れる。特に今の嘉永は完全に"強い嘉永"に戻っており、他地区のSS選手とも互角の勝負が期待できる。
脇本劇場の続編か、寺崎の新章か、それとも伏兵の逆襲か。福井のバンクで繰り広げられるこの熱戦、見逃す手はない。推し選手の一発に賭けるもよし、地区の結束力に期待するもよし。競輪の魅力、ここに極まれり!
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