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筋トレマニア加藤慎平の筋肉で語る競輪

【筋肉診断】周防国府杯争奪戦に出場する桑原大志選手を解説!

2022/11/03 (木) 12:00 9

加藤慎平の「筋肉診断」。今回は防府競輪「周防国府杯争奪戦(GIII)」に出場する桑原大志選手を解説する。

⚫︎桑原大志

撮影:島尻譲

撮影:島尻譲

 公式プロフィール上では、身長173cm、体重77kg。競輪グランプリに出走した経験もあり、同県の後輩である清水裕友選手と並び、防府競輪を代表するトップレーサーである。

 そんな桑原選手はとにかく“シブい”。レース中の一つ一つの細かい動きに“味がある”のだ。内を締める、ブロックをする、捲りのタイミングをズラす、後方から突っ込んでくる選手のコースを潰す等…。

 挙げればキリがないが、全ての動きに意味があるのは桑原選手だけだろう。マーク選手としての仕事を当たり前にこなす“まさに職人”だ。もちろん脚力は置いといて、番手や3番手を回らせたら、間違いなくトップマーカーである。

 フィジカル的には、体格が示すとおり決して突出したポイントは無い。S1選手としては細身にも映る。しかし、競りも強く捌きもハイレベルゆえに、現在もGI戦線に名を連ねているのだろう。

 人望も厚く、バランスが自力に偏っている中四国ラインがビシッと締まる形になるのは、桑原選手がラインを固めてくれているからだ。

 僕も現役時代、隙の無い桑原さんを相手にした時は、いつもタフなレースを強いられていた。内を空けた瞬間突っ込まれたり、捲りの番手に付いている時はいつブロックされるか緊張したりと、常にヒヤヒヤしたレースだった。

 今はこのような恐怖感を、ライバルに植え付ける選手が本当に少なくなってきた。“味のある”競輪が楽しみたいファンは、ぜひ桑原選手に注目して欲しい。

 さぁ今節は、桑原選手にとって地元防府での記念だ。清水選手を差し切るのは至難の業だろうが、4日間桑原選手を狙って損は無いだろう。

⚫︎本レースで注目すべき選手は…?

 清水裕友選手にとって「防府記念5連覇」の偉業をかけた一戦となる。清水選手にとって盟友の松浦悠士選手が居るのは本当に心強いだろう。ライバルに郡司浩平選手が居るが、ここは中国地区の総力戦となる。偉業の証人となろうでは無いか。

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加藤慎平

Kato Shimpei

岐阜県出身。競輪学校81期生。1998年8月に名古屋競輪場でデビュー。2000年競輪祭新人王(現ヤンググランプリ)を獲得した後、2005年に全日本選抜競輪(GI)を優勝。そして同年のKEIRINグランプリ05を制覇し競輪界の頂点に立つ。そしてその年の最高殊勲選手賞(MVP)、年間賞金王、さらには月間獲得賞金最高記録(1億3000万円)を樹立。この記録は未だ抜かれておらず塗り替える事が困難な記録として燦々と輝いている。2018年、現役20年の節目で競輪選手を引退し、現在は様々な媒体で解説者・コメンテーター・コラムニストとして活躍中。自他ともに認める筋トレマニアであり、所有するトレーニング施設では競輪選手をはじめとするアスリートのパーソナルトレーニングを務める。

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