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第41回共同通信社杯競輪G2(3日目)レポート【決勝は近畿が5車連携、単騎4名の構成に】

2025/09/14(日) 21:00 0 2

2025年9月14日 福井競輪場
「第41回共同通信社杯競輪」G2(3日目)

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【共同通信社杯G2(3日目)10R=S級準決勝】
1/松井宏佑(S1・神奈川113期)
2/南修二(S1・大阪88期)
3/嘉永泰斗(S1・熊本113期)
4/坂井洋(S1・栃木115期)
5/岩本俊介(SS・千葉94期)
6/桑原大志(S1・山口80期)
7/寺崎浩平(S1・福井117期)
8/山田英明(S1・佐賀89期)
9/清水裕友(SS・山口105期)
※レース経過
赤板で清水が松井を抑えると、続いた嘉永が切り、さらに打鐘から寺崎がスパートして先行態勢に入っていく。近畿ラインが出切り、3番手は内に嘉永、外に坂井で並走となり最終HSを通過。この並走は嘉永最終2コーナーで取り切る。6番手から清水が捲るも、3番手から嘉永が合わせて捲り発進。この捲りをけん制した南が、粘る寺崎をゴール前で差し切り1着。2着に寺崎で近畿ワンツー。3着は嘉永が入線した。

1着/南修二(S1・大阪88期)
今回成績:一1・二2・準1
G2優勝:0回
G2決勝:5回目(24年9月共同通信社杯以来)
共同通信社杯の決勝:3年連続4回目
賞金ランク:8位

まずは、寺崎(浩平)君に離れないようにと思っていました。寺崎君がかかっていたので、自分がミスしなければ決まると思っていました。3走して、今日が一番感触が良かったかなと思います。決勝は、与えられた位置でミスないように走るだけです。

決勝は、近畿の3番手。

2着/寺崎浩平(S1・福井117期)
今回成績:一2・二3・準2
G2優勝:0回
G2決勝:2回目(25年3月ウィナーズカップ以来)
共同通信社杯決勝は初
賞金ランク:5位(G1オールスター優勝)

レースは先行一本で考えていました。流れにそって仕掛けた感じです。昨日よりもバンクが軽く感じたので、自分がもつギリギリのペースでゴールまで踏みました。踏んだ感触も昨日よりいいと思います。昨日、今日と主導権を取って勝ち上がれているので、状態は悪くないと思います。

決勝は、自力です。地元なので、優勝目指して頑張ります。

3着/嘉永泰斗(S1・熊本113期)
今回成績:一2・二5・準3
G2優勝:0回
G2決勝:3回目(23年9月共同通信社杯以来)
共同通信社杯決勝は2年ぶり2回目
賞金ランク:29位

打鐘過ぎ(坂井)洋さんとの並走が長引いた分、タイミングが取りづらかったのですが(最終BSは)無理くり行った感じです。何とか我慢できて良かったです。(3走して)少し体が重いですね。初日に比べると重くなった気がします。G2の決勝は久しぶりなので頑張ります。

決勝は、単騎で。しっかり自分のレースができたらと思います。

※10Rレース結果

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【共同通信社杯G2(3日目)11R=S級準決勝】
1/古性優作(SS・大阪100期)
2/太田海也(S1・岡山121期)
3/新山響平(SS・青森107期)
4/森田優弥(S1・埼玉113期)
5/鈴木玄人(S1・東京117期)
6/五日市誠(S2・青森89期)
7/山口拳矢(S1・岐阜117期)
8/三谷将太(S1・奈良92期)
9/荒井崇博(S1・長崎82期)
※レース経過
赤板で新山が森田を叩くと、森田は番手で粘り、打鐘過ぎに位置を取り切る。さらに森田は打鐘過ぎ4コーナーで新山の内を突いて、そのまま先行態勢に入る。最終HSで7番手だった太田が捲りを打つと、埼京ラインを3番手で追った古性も最終2コーナーから捲りを狙う。古性の外を捲り切った太田が最終3コーナーで先頭に立ち、そのまま1着。2着に古性、3着に古性マークの三谷将太が入線した。

1着/太田海也(S1・岡山121期)
今回成績:一1・二4・準1
G2優勝:1回(23年12月ヤンググランプリ)
G2決勝:2回目(25年7月サマーナイト以来)
共同通信社杯決勝は初
賞金ランク:18位

レースでは(新山)響平さんより先に動き出した方が展開としていいのかなと思いました。最終HSは昨日の脇本(雄太)さんが外を回ったように、僕も外を行って勝たないといけないと、最終HSで踏み出しました。いいところが無く下手なレースをしてしまったと思っています。オールスターの決勝や今開催も、納得のいくレースができていないので、納得のいくレースで優勝できたらいいなと思います。

決勝は、自力。

2着/古性優作(SS・大阪100期)
※チャリレンジャー(スポンサード選手)
今回成績:一1・二3・準2
G2優勝:1回(25年3月ウィナーズカップ
共同通信社杯決勝は2年連続2回目
賞金ランク:2位

今日は全員強かった、力不足です。(最終BS)バックを踏んでから仕掛けて、太田(海也)君にまくられてしまった。弱いです。状態はオールスターより格段にいいですが、出力が足りていない。乗り方などいろいろと修正したいです。

決勝は、寺崎(浩平)君の番手。

3着/三谷将太(S1・奈良92期)
今回成績:一4・二3・準3
G2優勝:0回
G2決勝:初
賞金ランク:35位

寺崎(浩平)君のレースを見て力をもらいました。

決勝は、近畿の4番手。近畿の大会なので、優勝を目指して頑張ります。

※11Rレース結果

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【共同通信社杯G2(3日目)12R=S級準決勝】
1/脇本雄太(SS・福井94期)
2/中野慎詞(S1・岩手121期)
3/佐々木眞也(S1・神奈川117期)
4/野田源一(S1・福岡81期)
5/深谷知広(S1・静岡96期)
6/福永大智(S1・大阪113期)
7/取鳥雄吾(S1・岡山107期)
8/小森貴大(S2・福井111期)
9/菅田壱道(S1・宮城91期)
※レース経過
福永が深谷を突っ張って、そのままペースを上げて近畿が主導権取りに出る。打鐘過ぎから中野がスパートすると、最終HSで福永を叩いて先手を奪取。中野に菅田が続き、さらに取鳥も仕掛けて、3番手に一旦入り、すぐさま最終2コーナーからスパートするが、これに菅田もけん制。最終8番手から深谷が捲ると、大外一気に捲り切って1着。4コーナーで内を突いて、最後直線で抜け出した野田源一が2着。脇本は不発もマークの小森が外伸びて3着に入った。

1着/深谷知広(S1・静岡96期)
※チャリレンジャー(スポンサード選手)
今回成績:一1・二1・準1
G2優勝:4回(23年9月共同通信社杯
共同通信社杯優勝:1回(23年9月青森
賞金ランク:7位

(赤板は)福永(大智)も簡単には出させてくれないと思い、一旦下がりました。(最終2コーナーは)誘導の待避前に脚を使ったので出が悪かったのですが、そのあとは気合いで回していました。行ける感じはしなかったのですが、前がもつれていたこともあってか、なんとか(1着に)届いた感じです。感触としては、今日が一番辛かったです。それを踏まえ、リカバリーと調整をしたいと思います。

決勝は、自力です。力を出し切るだけです。

2着/野田源一(S1・福岡81期)
今回成績:一未・二1・準2
G2決勝:初
賞金ランク:50位圏外

初手から位置を取りにいきたかったのですが、入れず後ろに下がると脚を温存できないので、深谷(知広)君が動き出してから、内が開くのではないかと思っていました。(最終HSは)取鳥(雄吾)君が行ったのは分かっていたのですが、その外を回すのは自分の距離ではないかなと思ったし、脇本(雄太)君も外に持ち出すかもしれないと思ったので待ちました。(最終BSは)脇本君が動き出さないようだせないようだったので、内しかないと思い、内のコースを行って、なんとかでした。僕が勝ち上がるにはあれしかないと。周りの流れは見えているし、初日に走らなかった分、体力も温存できていると思います。G2の決勝は初めて、まだまだ頑張ります。

決勝は、自力自在。

3着/小森貴大(S2・福井111期)
今回成績:一2・二2・準3
G2決勝:初
賞金ランク:50位圏外

レースは、脇本(雄太)さんとの連結を外さないようにだけ集中して、最後まで信用して構えていました。最後は、脇本さんのコースが無いと思ったし、(佐々木)眞也君もきていたので、無我夢中でけん制して前を追いかけた感じです。正直、3着以内に届いたと思っていなかったのですが、届いて良かったです。力以上のものが出せていると思います。状態は、今までにないくらいいいです。初めてのG2決勝は嬉しいですね。

決勝は、近畿の5番手です。

※12Rレース結果

※G2優勝の( )は前回G2優勝開催
※G2決勝の( )は前回のG2優出開催、YGP除く

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共同通信社杯G2(最終日)11R=S級決勝】
1/古性優作(SS・大阪100期)
2/嘉永泰斗(S1・熊本113期)
3/寺崎浩平(S1・福井117期)
4/三谷将太(S1・奈良92期)
5/太田海也(S1・岡山121期)
6/小森貴大(S2・福井111期)
7/深谷知広(S1・静岡96期)
8/野田源一(S1・福岡81期)
9/南修二(S1・大阪88期)

注目の並び想定は
3寺崎-1古性-9南-4三谷-6小森
2嘉永(単騎)
5太田(単騎)
7深谷(単騎)
8野田(単騎)

決勝は、寺崎浩平の番手に古性優作、その後ろに南修二三谷将太小森貴大と続く近畿5車ライン。
嘉永泰斗太田海也深谷知広野田源一の4名は単騎の競走となった。

ここは、ラインの長さを生かして寺崎が主導権を握ってくるか。そうなると古性の共同通信社杯初優勝やラインで上位独占が考えられる。しかし一昨年のこと大会の覇者である深谷は連日豪快に捲りを放ち3連勝で勝ち上がっており、決勝で一撃のスパートで完全勇所を狙う。もちろん、ビッグ決勝を重ねる太田も機動力を発揮してくるだろうし、嘉永や野田など単騎勢の動向は注目だろう。近畿勢が結束を見せつけるのか、それとも……。グランプリ出場権争いにも大きく影響する注目の決勝は第11レース、16時30分発走予定。

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共同通信社杯G2(3日目)注目選手ピックアップ◆
【3日目4R=S級選抜】
「課題の見えた開催」
2着:後藤大輝(S1・福岡121期)

青野(将大)さんは、前に出切った後もスピードを緩めないことを知っていました。踏み上がり、どんどん遅れると佐々木龍さんのあおりをもらい不発になると思ったので、そこを頭に置いてすかさず行って勝負する気持ちでした。ライン3車でできれなかったのですが、冷静に最終BSまでどう持たせるかでした。バック通過して、脚がまだ残っていたので、そこからは全力。(3走して)不甲斐ないです。もう少し体が動いてほしいし、最近の9車の競走を生かせてなく、脚力不足を感じます。先行のピッチや精度がまだまだだし、後半のフォームのブレも気になります。課題が見えた開催でした。次走以降、しっかり課題を埋めていけたらと思います。

【3日目6R=S級選抜】
「悪いときこそ積極的に」
1着:郡司浩平(SS・神奈川99期)
※チャリレンジャー(スポンサード選手)

仕掛けは、自分のタイミングではなく少し早かったです。最終2コーナーまで待てるようであれば、山岸(佳太)も車間を空けて踏み込む準備をしていたので、その最中に行かないとと思い、行きました。今日は、さほど踏んだ距離が長くなかったので、最後まで余力を残していけましたが、欲を言えば打鐘4コーナーで勝負していれば近藤(保)さんまで引き連れて行けたと思うし、楽なレース展開に持って行けたとも思います。感覚は、昨日より良かったです。先行のみならず捲りでも早めにバックが取れるようなレース心がけ、続けていこうと思います。悪い流れの時こそ積極的なレースを心がけ、いい流れを取り戻せるよう意識していきます。

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【直近の共同通信社杯レポート】

2024年9月宇都宮
優勝:眞杉匠
2023年9月青森
優勝:深谷知広
2022年9月名古屋
優勝:郡司浩平
2021年9月岐阜
優勝:山口拳矢
2020年9月伊東温泉
優勝:中本匠栄
2019年9月松阪
優勝:郡司浩平
2018年9月高知
優勝:平原康多

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※今開催のレポートはこちら 【前検日】 【初日】 【2日目】

(P-Navi編集部)

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