【チャリ・ロト】第41回共同通信社杯競輪(G2)特集【加藤慎平さんの決勝予想公開!】

2025/09/02(火) 12:00


開催展望
加藤慎平の開催展望・決勝予想
勝ち上がり
バンク情報
直近優勝者一覧

共同通信社杯競輪とは

G2に格付けされるビッグレース。出場選手の選考基準に111期から127期までの上位25名が含まれるため、 若手レーサーの参戦が多く「若手の登竜門」とも呼ばれる。また、勝ち上がりは初日にシードレースがなく、S級S班もふくめ全員が予選スタート。さらに一次予選は選考順位、二次予選は初日の着順により自動番組編成方式が採用されるため、ほかの開催では見られないような対戦や連携が実現することも多々あるシリーズ。福井での開催は12年ぶり2回目となる。

加藤慎平の決勝予想

【共同通信社杯G2(最終日)11R=S級決勝】
1/古性優作(SS・大阪100期)
2/嘉永泰斗(S1・熊本113期)
3/寺崎浩平(S1・福井117期)
4/三谷将太(S1・奈良92期)
5/太田海也(S1・岡山121期)
6/小森貴大(S2・福井111期)
7/深谷知広(S1・静岡96期)
8/野田源一(S1・福岡81期)
9/南修二(S1・大阪88期)
※並び想定は
3寺崎-1古性-9南-4三谷-6小森
2嘉永(単騎)
5太田(単騎)
7深谷(単騎)
8野田(単騎)

決勝戦、これはサプライズな並び(ライン構成)になってしまった。
ライバル選手にとっては聞きたくなかった並びだろう。
大挙5人が勝ち上がった近畿勢だが、おおよその予想は地元福井勢に三谷が3番手(寺崎-小森-三谷)に、古性-南の大阪勢で別れる別線勝負だと考えられていた。
それが、蓋を開けてみれば鉄の結束5車連携だ。
これは地元の小森が5番手を固めるということが先頭を走る寺崎にとっては『自分がやるべきこと』を強く意識させるだろう。
先行勝負に決まっている。
深谷や太田、嘉永など超強力な自力陣が相手だが厳しいと言わざるを得ない。
素直に寺崎の先行を古性が番手捲り。あとは南が抜け出し別線自力勢が飛んでくる。
⑨→①④②⑦→①④②⑦
穴目として、スタートの早い太田が6番手捲りを打ち、古性に合わされた上をスピードをもらった2番車の嘉永が突き抜ける。
②→①⑨⑦→①⑨⑦

加藤慎平さんが決勝の注目選手に推した南修二

加藤慎平の開催展望

若手の登竜門と呼ばれる共同通信社杯が今年は福井競輪場で開幕する。
なぜ、若手の登竜門と言われるか?
それは、ザックリ言うと選考基準のひとつに『デビュー9年未満の選手の中から競走成績上位25名が出場出来る』と言うルールがあるからだ。
なので、自然と自力機動力タイプの選手の参加数が多くなり、よりスピード感あふれるレースが見られるだろう。
そして、なんと言っても、2025年の高額賞金レースは、もうあと3つとなった。
当然ながらこの共同通信社杯競輪もグランプリ出場権争いという観点でも一気にランキングアップを狙う選手にとって、非常に重要な位置付けとなる。
その中でも脇本雄太、古性優作、寺崎浩平のグランプリ確定組が複数人いる地元近畿勢が圧倒的有利な状況にあり、戦略的アシストも見込めるので、新たな近畿ヒーローの誕生もあるだろう。
2次予選までは自動番組というところが間違いなく番組の混沌を生むので、穴党や単騎マニアにとって、ゾックゾクの4日間になることはほぼ間違いない。

ぜひチャリロト公式YouTube『ぺーちゃんねる』で楽しもうではないか。

開催展望

(上段)脇本雄太、古性優作、新山響平、(下段)岩本俊介、郡司浩平、清水裕友、犬伏湧也
今年も9月に突入して、KEIRINグランプリ2025までビッグレースは残すところ3開催のみ。今回の共同通信社杯G2は優勝賞金3090万円(副賞込み)、決勝2着でも1500万円(副賞込み)を越えており、年末に向けてさまざまな思惑が交錯しつつ、激しいレースが展開される4日間になりそうだ。
S級S班からは7名が参戦。中でも、ホームバンクのビッグレースを迎える脇本雄太に地元Vの期待は高まる。今年はG1を2回優勝し、グランプリスラムも達成している。万全の態勢で、シリーズの主役を全うするか。
近畿はS班・古性優作の存在も大きいし、オールスターでG1ウィナーの仲間入りをはたいた寺崎浩平も、ホームバンクでより一層、力強い走りを見せてくれるだろう。やはり、今開催も近畿勢を中心にシリーズは進んでいく可能性が高い。
郡司浩平、岩本俊介に、深谷知広が加わる南関東勢も躍進十分だ。特に郡司にとって過去2度制している相性の良い大会でもある。深谷、岩本も賞金ランキングでは7位と11位につけており、地元地区の平塚グランプリ出場へ賞金上積みを狙いたいところ。
中四国勢は、S班の清水裕友、犬伏湧也に、太田海也も加わって優勝戦線を賑わす。そのスピードゆえに太田への警戒は強まるばかりだが、好連携から一躍、中四国勢の台頭があっても不思議ではない。
新山響平の機動力はもちろんトップ級だし、中野慎詞の競輪でのブレークも待たれるところ。眞杉匠は不在だが、今年のダービー王の吉田拓矢が関東勢の中心で貫録を示すか。
「若手の登竜門」と言われる今開催だけに、新鋭レーサーの果敢な走りも注目。初日から自動番組のオール予選なだけに、上位陣を相手に大ブレークのきっかけをつかむような好レースに期待したい。
※9月1日現在


勝ち上がり

 まず共同通信社杯競輪の大きな特色の一つが「オール予選」。
初日は全員が一次予選スタートで、選考順位により自動で番組が決定する。
・一次予選は
1位から2位の24名、3位から選考順位上位の3名→二次予選A
3位の残り9名、4位から5位の24名、6位から選考順位上位3名→二次予選B

また二次予選は上記の通り、A(3個レース)とB(4個レース)に分かれる。
この二次予選の番組も、一次予選の着順と選考順位により自動で番組が決定する。
・二次予選B
1位から3位の12名→準決勝
・二次予選A
1位から5位までの15名→準決勝

準決勝は自動番組ではなく、通常通りの編成。
・準決勝
1位から3位の9名→決勝進出となる。

初日は5着までは二次予選進出(選考上位なら6着でも)できるが、普段は初日にないようなマッチメークやライン構成になることもあり、ちょっとしたミスで大敗すると勝ち上がりを逃すことも考えられるため、いつも以上に初戦から気が抜けない。二次予選も5着権利のAが有利ではあるが、自動番組のため、どうしても運的な要素も入り込んでくる(特に追込型の選手や徹底先行型の選手)。至るところに両部の分かれ目が存在する共同通信社杯競輪。一次予選から必見だ。

バンク情報

「あらゆる戦法で実力発揮できる」

バンクは周長400mで、みなし直線は52.8m。当時の日本競輪学校(現在の日本競輪選手養成所)をもとにしてバンクが作られており、オーソドックスな400mバンクの中でも特にクセがなく走りやすいとされる。逃げ、捲り、追い込みと、あらゆる戦法で力を発揮することができる。最高上がりタイムは2020年11月19日に山口拳矢が記録した10秒6。
連対時の決まり手は
1着(逃27%、捲29%、差44%)
2着(逃24%、捲13%、差24%、マ39%)
※9月1日現在

直近優勝者一覧

昨年は最終ホームで8番手だった眞杉匠が、うまく内に斬り込んで好ポジションに付けると、直線で外に持ち出し、古性優作とのゴール前勝負を制して、差し切り優勝。地元開催のビッグレースで、サマーナイトフェスティバルに続くG2連続優勝を果たした。

2024年9月宇都宮
優勝:眞杉匠
2023年9月青森
優勝:深谷知広
2022年9月名古屋
優勝:郡司浩平
2021年9月岐阜
優勝:山口拳矢
2020年9月伊東温泉
優勝:中本匠栄
2019年9月松阪
優勝:郡司浩平
2018年9月高知
優勝:平原康多

更新情報

  • ◆予想に役立つデータ分析(9/8公開)

  • ◆開催直前展望(9/10公開)

  • ◆前検日レポート(9/11公開)

  • ◆初日レポート(9/12公開)

  • ◆2日目レポート(9/13公開)

  • ◆3日目レポート(9/14公開)

  • ◆加藤慎平の決勝予想(9/15公開)



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    ※文中敬称略
    (P-Navi編集部)

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