2024/12/21(土) 20:00 0 0
2024年12月21日 佐世保競輪
大阪・関西万博協賛
開設74周年記念「九十九島賞争奪戦」G3(3日目)
※レインボーカップA級ファイナル(前検日)レポートはこちら
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【佐世保競輪G3(3日目)10R=S級準決勝】
赤板過ぎに先頭に立った窓場千加頼を坂井洋が抑えていく。打鐘過ぎに7番手から山崎賢人がスパートすると、最終1センターで坂井を叩いて主導権取り。坂井マークの佐藤慎太郎のけん制をしのいで、山崎に井上昌己が続く。最終2コーナーから7番手の窓場が捲り発進すると、逃げる長崎勢を直線でとらえた窓場が1着。2着にマークの稲川翔で近畿ワンツー。単騎の渡邉雅也が続いて3着に入った。
1着/窓場千加頼(S1・京都100期)
今回成績:一2・二1・準1
G3優勝:0回
G3決勝:6回目(24年9月向日町以来)
赤板で、山崎(賢人)君の突っ張り先行を切りにいき、坂井(洋)君の上昇をみて、その次の山崎君の巻き返しを想像して動けました。突っ張りを防げたのが大きいと思います。打鐘で中団を取れた時は、どう動くかを想定していったし、捲り切れて良かったですが、もうひとつ工夫が欲しいと。もうひとつ上のレベルに上がると、すごいけん制の可能性もあるので、(タイトルを)獲るためには戦法の幅を広げたいです。セッテッイングや体のキレはいい感じに上がってきていると思います。
決勝は、自力。誰かラインから優勝者を出せるようにやります。また、数年前に山田(久徳)先輩が初優勝したのを見ていたし、今年のいい締めくくりができたらと思います。
2着/稲川翔(S1・大阪90期)
今回成績:一1・二3・準2
G3優勝:2回(18年1月松阪)
全て(窓場千加頼が)やってくれたし、「強い」しかないです。頼もしい限りです。僕は、しっかりゴール前勝負ができるようにと。先月までの、前との車間が空いてしまうところは修正できていると思いますが、まだまだ。今日のような展開でも詰め寄れるようにしたいですね。
決勝は、窓場(千加頼)君の後ろ。いい連携ができるように頑張ります。
3着/渡邉雅也(S2・静岡117期)
今回成績:一2・二2・準3
G3決勝:初
昨日から、近畿勢の後ろからと決めていました。強力な3つのラインがありましたが、自分を信じて走りました。考えが当たって良かったです。また、窓場(千加頼)の後ろに稲川(翔)さん、スピードが違ってもけん制するすごい選手なので、その後ろにいれば絡まれないので、そこにいようとも思いました。今日は、付いて行っただけだし、付いていって抜けなかったことが分かったので、力不足だと思いました。
決勝は、深谷(知広)さんの番手。1着しかみていないので、勝てるレースをするだけです。
※10Rレース結果
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【佐世保競輪G3(3日目)11R=S級準決勝】
赤板過ぎに菅田壱道が先頭に立ち、打鐘前に伊藤颯馬が菅田をかわすと、打鐘から松浦悠士が仕掛けて、伊藤を叩いていく。松浦が先手を握る中、最終HSから佐々木悠葵がスパート。逃げる松浦のけん制もしのいで、佐々木が最終BSで先頭を奪取する。また松浦がけん制した内を伊藤が狙っていく。捲り切った佐々木が押し切り1着。松浦が内に伊藤、外に佐々木マークの末木浩二の3車争いを制して2着。末木が3着に入線した。
1着/佐々木悠葵(S1・群馬115期)
今回成績:特5・二1・準1
G3優勝:1回(22年12月高松)
(伊藤)颯馬が、突っ張る感じがあったので少し様子を見て、松浦(悠士)さんが前に出てから一瞬ペース入れたので、そこが良かったかなと。(最終周回は)先行する選手がけん制してくる経験がなかったので、失速しましたね。(最終BSでは)2コーナーのカントを使ってもう一度踏めたので、出切れる感じがありました。今日は、脚の感じは良くないですね。疲れですかね。初日の方が良かったです。
決勝は、自力です。疲れをとって、末木(浩二)さんと頑張るだけです。
2着/松浦悠士(SS・広島98期)
※チャリレンジャー(スポンサード選手)
今回成績:特9・二1・準2
G3優勝:22回(24年12月広島記念in玉野)
(伊藤)颯馬が前に出てから緩めたので、そこを叩いて駆ける感じでいきました。佐々木(悠葵)君が、すかさず来れば3番手も考えていましたが、自分の距離だと思い踏みましたが行かれましたね。タテ脚で劣っているところがありますが、(最終HS過ぎに)佐々木君を止められればラインで決まったかもしれないと思いますが、岩津(裕介)さん、阿竹(智史)さんには迷惑をかけました。最終BSでは、引いたら着がないし。今日は、感じは良かったと思います。優勝で締めくくれるといいと思いますが、自分らしい走りをして優勝を目指せたらと思います。
決勝は、自力。
3着/末木浩二(S2・山梨109期)
今回成績:一1・二3・準3
G3決勝:初
(決勝進出は)嬉しいです。(佐々木悠葵に)離れて迷惑をかけないことだけを考えて走りました。(松浦悠士が逃げて)その上を(佐々木が)すごいスピードでいったので苦しかったです。なんとかへばり付いていた感じです。ゴールした瞬間は、苦しすぎて着が分からなかったですが、3着で良かったです。前走のF1でも3日間確定板に載れ、調子の良さを実感しています。しっかりケアをして、万全な状態で決勝を走りたいと思います。
決勝は、佐々木(悠葵)君の後ろです。
※11Rレース結果
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【佐世保競輪G3(3日目)12R=S級準決勝】
前受けの深谷知広が赤板で蕗澤鴻太郎を突っ張る。蕗澤も仕掛けて粘るが、深谷マークの荒井崇博がけん制。深谷の主導権取りで、最終HS前から8番手の橋本壮史が仕掛けるが、深谷の先行は捕えきれずに不発。ゴール前で深谷の番手から荒井が差し切り1着。2着は深谷が逃げ粘る。浅井康太マークから村田雅一がゴール前で伸びて3着入線。
1着/荒井崇博(S1・長崎82期)
今回成績:特7・二1・準1
G3優勝:17回(23年12月佐世保)
(深谷知広の先行は)リムジンに乗っているみたいでした。(決勝が)スタートラインだと思っているので、ここからどうにか8人をやっつけたいと思います。
決勝は、松浦(悠士)君の後ろ。番手。
2着/深谷知広(SS・静岡96期)
※チャリレンジャー(スポンサード選手)
今回成績:特4・二1・準2
G3優勝:21回(24年10月熊本)
(蕗澤鴻太郎を)出させるつもりはなかったです。抵抗が長かったので、苦しかったですね。踏みたくないタイミングでしたが、(橋本壮史が)来ているのが見えたので、そこも出させるわけにはいかなかったです。そこからは全力でした。ただガムシャラに踏みました。ずっと重かったです。初日から身体の感じは変わらないと思うので、しっかり準備するだけですね。
決勝は、前で自力です。(渡邉)雅也と2人で頑張ります。
3着/村田雅一(S1・兵庫90期)
今回成績:一1・二4・準3
G3優勝:0回
G3決勝:11回目(24年6月前橋以来)
(ゴール前)無理やり突っ込んで転けることが多かったので、僕にしてはしっかり待ってコースが空いてからいけたので、いいと思います。佐世保バンクは、いつも良いような気がします。
決勝は、同期同級生の(稲川)翔の後ろで頑張ります。近畿3番手。離れずしっかり付いていきます。
※12Rレース結果
※G3優勝の( )は前回G3優勝開催
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【佐世保競輪G3(最終日)12R=S級決勝】
1/松浦悠士(SS・広島98期)
2/深谷知広(SS・静岡96期)
3/荒井崇博(S1・長崎82期)
4/村田雅一(S1・兵庫90期)
5/佐々木悠葵(S1・群馬115期)
6/渡邉雅也(S2・静岡117期)
7/稲川翔(S1・大阪90期)
8/末木浩二(S2・山梨109期)
9/窓場千加頼(S1・京都100期)
注目の並び想定は、
1松浦-3荒井
2深谷-6渡邉
9窓場-7稲川-4村田
5佐々木-8末木
松浦悠士の後ろに荒井崇博が付く広島長崎の2人。
深谷知広には、渡邉雅也が付く静岡の2車。
窓場千加頼の番手には、準決勝と同様に稲川翔が付き、その後ろを村田雅一が固める近畿3車ライン。
佐々木悠葵の番手に末木浩二が付く、関東の2人車の4分戦となった。
今シリーズ好調の窓場が、ラインの長さを生かして積極的な仕掛けを繰り出せば、近畿ラインに優位な展開となりそう。しかし、徹底した自力のスタイルを崩さず粘りを発揮する深谷や好位を狙い巻き返しのある松浦の組み立て、ラインの競走に重きをおき近況快走の佐々木の動向も注目で混戦必至の様相だ。それぞれに持ち味の違う自力型が揃い、好レースが予想される今年最後のG3決勝に大注目です。
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(P-Navi編集部)