【佐世保競輪G3】荒井崇博が地元記念完全V!

2023/12/17(日) 18:03

【佐世保競輪G3】荒井崇博が地元記念完全V!

2023年12月17日 佐世保競輪

開設73周年記念「九十九島賞争奪戦」G3(最終日)

12月14日に開幕した佐世保競輪開設73周年記念は、本日最終日を迎えた。
シリーズをリードしたのは、荒井崇博、井上昌己の地元ベテラン両者で、荒井は初日特選から3連勝、井上も一次予選から3連勝と無傷で決勝まで勝ち進んだ。さらに伊藤颯馬、久島尚樹、塚本大樹も決勝進出を決めて、地元・九州勢が5車ラインで結束することとなった。また、S級S班からは平原康多、新田祐大が参戦。新田は準決勝で勝ち上がりを逸したが、ここが落車からの復帰戦だった平原は決勝に駒を進めて、S班の意地を見せた。

九州勢に人気が集まった決勝は、九州ラインに小林泰正が徹底応戦する中、伊藤颯馬が突っ張り先行から主導権取り。最終BSから荒井崇博が自力に転じて捲り発進をすると、それに続いた井上昌己とのゴール前勝負へ。地元両者の争いは荒井が押し切り、移籍後、初の地元記念優勝を完全優勝で達成。G3優勝は21年11月武雄以来で、通算17回目。2着には井上が入り、地元勢のワンツーが決着となった。

※準決勝のレポートはこちら
※レインボーカップチャレンジファイナルの結果はこちら

【佐世保競輪G3(最終日)12R=S級決勝】
1/荒井崇博(S1・長崎82期)
2/小林泰正(S2・群馬113期)
3/小川真太郎(S1・徳島107期)
4/塚本大樹(S1・熊本96期)
5/伊藤颯馬(S1・沖縄115期)
6/久島尚樹(S2・宮崎100期)
7/平原康多(SS・埼玉87期)
8/鈴木裕(S1・千葉92期)
9/井上昌己(S1・長崎86期)

【レース展開】
佐世保競輪開設73周年記念の決勝の周回中

佐世保競輪開設73周年記念の決勝の最終ホーム

佐世保競輪開設73周年記念の決勝の最終2コーナー

佐世保競輪開設73周年記念の決勝の最終バック

佐世保競輪開設73周年記念の決勝の最終2センター

佐世保競輪開設73周年記念の決勝のゴール

誘導以下、5伊藤-6久島-1荒井-9井上-4塚本、3小川、2小林-7平原-8鈴木で周回。青板過ぎから小林が上昇して、伊藤と並走。そのまま赤板を迎えると、突っ張る伊藤と小林で主導権争いとなる。赤板過ぎに荒井と井上の間を確保した鈴木が、打鐘前に平原を迎え入れる。小林は外で粘るも、伊藤も主導権は譲らず。一度連携が崩れた井上だったが、最終HSで追い上げて、荒井の後ろに続く。前団の争いに対して、最終BSで荒井は自力に転じて捲りを打つと、井上もしっかりと追走。最後方で機をうかがっていた小川もそれに続く。荒井は最終3コーナー過ぎに先頭に立つと、井上とのマッチレースを制して1着でゴール。2着には井上。3着は小川の入線となった。

【佐世保競輪G3(最終日)12R=S級決勝・結果】
2車単1-9 280円(1番人気)
3連単1-9-3 1,620円(4番人気)
決まり手:捲り-マーク

優勝インタビューの荒井崇博
優勝/荒井崇博(S1・長崎82期)
今回成績/特1・二1・準1・決1
次走出場予定/西武園F1(12月23日~25日)

もう少し早く行けたらとは思いましたが、何とかワンツーが決められてよかったです。
(井上)昌己とは、どちらが1着でもよい気持ち。ワンツーが決まって、俺が優勝できて嬉しいです。
(伊藤)颯馬は思い切りいってくれた、久ちゃん(久島)もあそこで一生懸命に仕事してくれました。
昌己も追い上げてくれて、捲って、それでも抜かれるかなと思いましたけど、押し切れたし、移籍して一発目で優勝できると思っていなかったので、その嬉しさがありました。
久ちゃんが番手を回るためには、やってもらなわいといけないし、そのためには、颯馬もやる気でやってくれないと。(並びは)収拾がつかなかったので、俺は点数を持っていたし、わがままを。そうしたからには、絶対に1着を取らないといけないなと思いました。
今年ここまでは、脚は仕上げていたつもりでしたが、自分の不甲斐なさと運のなさがあり。来年こそ、どういう形であれグランプリに出てみたいと思います。何でもいい、一戦、一戦を頑張ります。

荒井崇博

荒井崇博

\佐世保G3(最終日)ピックアップ/
【最終日8R=S級特選】
北井佑季
「どんな番組でも押し切れるように」
1着/北井佑季(S1・神奈川119期)

赤板で3車を出させて、その上を来るのか見て。結果的には打鐘を目掛けて、僕の方が先になりましたが、自力3人がそろって踏みあったので、後ろに入られてしまいましたね。感覚的には、ちょっと垂れてしまったと思いましたが、押し切れてよかったです。昨日(準決勝)は飛んでしまったのですが、どんな番組でも勝たなくてはいけなかった、押し切らないといけないレースでした。あと一歩のところだったとは思っています。(P-Navi編集部)

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