【佐世保競輪】初のミッドナイトG3覇者は松本貴治!

2024/07/19(金) 00:58

【佐世保競輪】初のミッドナイトG3覇者は松本貴治!

2024年7月18日 佐世保競輪

ミッドナイトG3(最終日)

競輪史に、また新たな1ページが刻まれた__。
ミッドナイトで初のG3レースが、佐世保競輪場を舞台に7月16日から18日の3日間シリーズで開催された。
話題の中心になったのは、今年の日本選手権覇者である平原康多の参戦。初日特選は2着、準決勝3着で薄氷を踏む勝ち上がりにはなったが、ミッドナイトにいかに対応するか、ダービー王の走りは注目を集めた。
また、地元九州勢も奮起し、G3初優出の後藤大輝を先頭に3名が連携。また中四国勢も連勝の松本貴治を番手に決勝で3名が連携と、ミッドナイトG3初の優勝をめぐる争いは、23時30分の発走時刻が近づくにつれ、ますます熱を帯びていった。
単騎戦を選択した平原の動向も注目された決勝は、前受けの九州ラインが突っ張って主導権取りから、岩谷拓磨が捲りで抜け出すも、久田裕也マークの松本が捲りで迫り、ゴール前わずかに捕えて優勝ゴール。21年松山記念以来、2回目のG3優勝で、見事に初のミッドナイトG3覇者に輝いた。

また、同日程で行われた3日制ガールズケイリンは、奥井迪がパワフルな自力戦で、見事に完全優勝を果たした。

なお、次回のミッドナイト競輪のG3開催は、2025年2月17日(月)~19日(水)、小松島競輪場で開催される。

※2日目のレポートはこちら

【佐世保競輪G3(最終日)9R=S級決勝】
1/平原康多(S1・埼玉87期)
2/松本貴治(S1・愛媛111期)
3/後藤大輝(S1・福岡121期)
4/隅田洋介(S1・岡山107期)
5/岩谷琢磨(S1・福岡115期)
6/久田裕也(S1・徳島117期)
7/阪本和也(S1・長崎115期)

【レース展開】

誘導以下、3後藤-5岩谷-7阪本、1平原、6久田-2松本-4隅田で周回。久田が上昇していくと、前受けの後藤は赤板から突っ張り、ペースを上げて九州ラインが主導権を握っていく。4番手に平原、5番手に久田の隊列で打鐘を通過。最終HSで久田が仕掛けると、後藤の後位に車間を開けていた岩谷が番手捲りを打つ。合わされた久田は後退も、マークの松本は自力に転じて前に踏む。最終2センターで平原は阪本の内を狙っていく。岩谷が粘り込むかに、ゴール前で松本が8分の1車輪とらえて優勝。2着に岩谷、3着に九州3番手の阪本が入線。平原は4着に終わった。

【佐世保競輪G3(最終日)9R=S級決勝・結果】
2車単2-5 1,430円(8番人気)
3連単2-5-7 6,610円(22番人気)
決まり手:捲り-捲り


優勝/松本貴治(S1・愛媛111期)
今回成績/特1・準1・決1
次走出場予定/玉野F1(7月25日~27日)

久田君が行ってくれたので、そのおかげです。
気持ちに応えた感じですね。何回も仕掛けてくれたし、無駄にならないようにと。
強いので、しっかり仕掛け所で千切れないようにしようと思っていました。めちゃくちゃかかっていましたね。
今回は3日間とも、前の選手が頑張ってくれたおかげで、こういった結果が出たと思います。
ミッドナイトはレース間隔が短くて、始まったらあっという間。楽な部分はありますけど、身体はやっぱりしんどいと思いました。
しっかりまた練習して、いいレースができるように。これからも精いっぱい、頑張ります。

2024年7月18日 佐世保競輪F2

ガールズケイリン(最終日)

※2日目のレポートはこちら

【函館競輪(最終日)11R=L級ガールズ決勝】
1/奥井迪(L1・東京106期)
2/山口伊吹(L1・長崎116期)
3/高尾貴美歌(L1・長崎116期)
4/西脇美唯奈(L1・愛知120期)
5/岩崎ゆみこ(L1・茨城116期)
6/枝光美奈(L1・福岡124期)
7/佐々木綾(L1・東京116期)

【レース展開】

誘導以下、6枝光、5岩崎、3高尾、7佐々木、1奥井、4西脇、2山口で周回。赤板過ぎに山口が奥井の後位まで上がり、西脇と並走になる。2番手の岩崎が車間を開けて後ろを警戒する中、前受けの枝光が踏んでペースを上げていく。奥井は最終HS前から仕掛けると、2番手の岩崎も踏んで枝光を叩いていくが、その上を一気に捲って先頭に立つ。2番手以降は差が開き、山口も追うが、内の岩崎が盛り返していく。奥井は2着に3車身差の優勝。2着に岩崎、3着に高尾が入線。

【佐世保競輪(最終日)8R=L級ガールズ決勝・結果】
2車単1-5 920円(4番人気)
3連単1-5‐3 3,660円(13番人気)
決まり手:捲り-マーク


優勝/奥井迪(L1・東京106期)
今回成績/予1・予1・決1
次走出場予定/大垣F2(7月28日~30日)

優勝できてホッとしいます。最近は自分より上の人がいるレースが多かったので、人気にもなっていたし、今日は緊張しました。
佐世保は走りやすいし、合っていますね。
緩んだらホームから仕掛けようと思っていましたが、岩崎さんも行く気満々だったので、遅めにとは思っていましたが、先に踏もうとは思っていました。出切れて良かったですね。
体調的には最終日だったので、自分でも考えながらでした。
本当は4月のオールガールズクラシックに向けてやってきたのですが、それで体の基礎的な部分もできてきたので、ここからまた自転車につなげる技術的な部分を時間をかけてやっていきたい。次に見据えているのは11月の競輪祭G1なので。数カ月あれば、まだまだ変われると思うので、頑張りたいですね。

(P-Navi編集部)

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