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寛仁親王牌G1(準決勝)レポート【決勝進出9選手コメント】

2024/10/19(土) 19:45 0 1


2024年10月19日 弥彦競輪
大阪・関西万博協賛
第33回寛仁親王牌・世界選手権記念トーナメントG1(3日目)


◆今開催のレポート
・前検日(理事長杯)・前検日(予選・特選)
・初日(理事長杯・特別選抜予選)・初日(一次予選)
・2日目(ローズカップ)・2日目(二次予選)

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【寛仁親王牌(3日目)10R=S級準決勝】
1深谷知広-4小原太樹、6小川真太郎、5寺崎浩平-9村上博幸、2新山響平-7佐藤慎太郎、8山田庸平-3荒井崇博で周回。赤板過ぎに山田が深谷を抑えると、新山が先手を奪いにいき、深谷は山田の内を突いていく。打鐘で新山は深谷を叩いて先行態勢に入り、3番手に深谷、5番手に山田、8番手に寺崎の隊列になる。最終HSで寺崎がスパートすると、最終BSで深谷も捲りで合わせるが、寺崎は最終4コーナー過ぎに新山を捕えて先頭。寺崎はそのまま押し切り1着。深谷マークの小原が直線迫り2着。逃げた新山が3着に粘った。

1着/寺崎浩平(S1・福井117期)
今回成績:特1・ロ4・準1
G1優勝:0回
G1決勝:2回目(22年8月オールスター以来)
寛仁親王牌決勝:初
2024年賞金ランク:48位

思っているより落ち着けましたし、踏み出してからは自信をもって越えられると思っていました。昨日うまく回せなかったところを、修正できました。昨年は準決勝敗退が多く、今年も準決勝が壁だったので、しっかりまずは決勝に上がれて良かったです。世界選手権で(山崎)賢人さんが金メダル獲ったことが、すごく刺激になりますし、僕もタイトルを獲って上を目指していきたい。
(決勝は)自力。しっかり自分のレースができたらと思います。

2着/小原太樹(S1・神奈川95期)
今回成績:一3・二2・準2
G1優勝:0回
G1決勝:3回目(22年11月競輪祭以来)
寛仁親王牌決勝:初
2024年賞金ランク:50位圏外

自分は何もしていないので、深谷(知広)君のおかげ。シビアな世界なので、自分も出し切れるように外を踏ませてもらいました。(G1決勝は)嬉しいです。走るからには目指して頑張っているので、(優勝を)狙っていきたい。ここにくる直前の状態は納得していませんでしたが、決勝に乗れたので繋がるかなと。気持ちも入って、いいかなと思います。
(決勝は)郡司(浩平)君の後ろ。番手。

3着/新山響平(SS・青森107期)
今回成績:特4・二2・準3
G1優勝:1回(22年11月競輪祭)
寛仁親王牌決勝:3年ぶり2回目
2024年賞金ランク:9位

雨は好きではないのですが、先行すると軽いので苦手ではなかったです。山田(庸平)さんと深谷(知広)さんの動きが中団取りだったので、あとは寺崎(浩平)の仕掛けだけ、反応しようと思っていました。ペース落として流しましたが、それを引きずって仕掛けたので、なかなかペースが上がり切らず、バックも向かい風で、(寺崎に)出られる形になりました。今日は寺崎に負けたのが悔しいので、そこを修正しつつ、明日に臨みたい。もう少し出力を上げたいので、どこかいじってみようと思います。
(決勝は)自力です。

◆10Rレース結果

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【寛仁親王牌(3日目)11R=S級準決勝】
2清水裕友-6河端朋之-5松本貴治、9山口拳矢-4浅井康太、1脇本雄太-8稲川翔、7北井佑季-3郡司浩平で隊列が整う。まず北井が上昇して、赤板2コーナーで清水を抑えて先頭に立つ。北井の主導権取りで、3番手に清水、6番手に山口、8番手に脇本で最終HSを通過。北井の番手で郡司は車間をあけて後続をけん制。最終2コーナー8番手から脇本が捲り発進すると、マーク稲川は連携離れるも、脇本が前団を捲り切って1着ゴール。北井の番手から郡司が2着。清水マークの河端が3着に入線した。

1着/脇本雄太(SS・福井94期)
※チャリレンジャー(スポンサード選手)
今回成績:日4・ロ1・準1
G1優勝:7回(22年8月オールスター)
寛仁親王牌優勝:2回(18年前橋、20年前橋
2024年賞金ランク:7位

自分から動きたくないなと思っていたので、位置取りにこだわった感じです。引くつもりがなくて、長引いてくれれば、前でもつれるかなと思っていたので、そのあたりは冷静に見られたと思います。手応え自体は半信半疑でしたが、踏んだタイミングに迷いなかったです。(コンディションは)変化なしで、現状維持の感じ。
(決勝は)同県の寺崎君がいるので、しっかり頑張っていきたい。寺崎(浩平)君の後ろ。

2着/郡司浩平(S1・神奈川99期)
※チャリレンジャー(スポンサード選手)
今回成績:特2・ロ7・準2
G1優勝:3回(24年2月全日本選抜)
寛仁親王牌決勝:4年ぶり2回目
2024年賞金ランク:3位

スタート出たとき、位置が取れたと思ったら、入られて想定外の位置になり誤算でした。脇本(雄太)さんが最後に外見えて、その前に清水(裕友)がバックで外に持ち出していたので。自分が思ったより早く北井(佑季)さんとの車間が2センターで詰まって、それで引き出してしまいましたね。来る気配は見えていたので、道中は落ち着いて立ち回れていましたが、先着するには早めに捲り追い込んでいくしかなかったですね。北井さんが2車でも強いレースをしてくれたので、僕はそのおかげ。道中の感じは良かったです。体調的にはそれほど上がってきていませんが、自転車のフィーリングは今日が一番で、また明日につながると思います。
(決勝は)自力。気持ち入れ直して頑張ります。

3着/河端朋之(S1・岡山95期)
今回成績:日7・二4・準3
G1優勝:0回
G1決勝:2回目(23年10月寛仁親王牌以来) 寛仁親王牌決勝:2年連続2回目
2024年賞金ランク:50位圏外

すべて(清水)裕友君のおかげです。基本は前あたりで、一旦後ろになりましたが裕友君がいい判断で前まで行ってくれました。僕自身まだまだだと思っていましたが、裕友君が無理くり仕掛ける形にしてくれて、僕にもチャンスが生まれました。もっとサポートできることがあればと思いましたが…。裕友君とやっぱり(決勝に)乗りたかったですね。収穫よりも反省が多かったです。初日と今日は自力ではなかったですし、2日目も6着入線の2人失格で繰り上がり、なかなかスッキリしたレースはできていないですが、決勝に乗れているので悪くないです。
(決勝は)単騎で自力です。

◆11Rレース結果

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【寛仁親王牌(3日目)12R=S級準決勝】
2眞杉匠-8佐々木悠葵、4犬伏湧也-1松浦悠士、3古性優作-9三谷将太-6村田雅一、7松井宏佑-5渡部幸訓で周回。まず松井が上昇して眞杉を抑え、3番手に古性、6番手に眞杉、8番手に犬伏で打鐘を通過。最終HS前に眞杉が仕掛けると、松井との主導権争いに。さらに8番手から犬伏もスパートして最終BSで前団に迫るが、最終3コーナーで眞杉マークの佐々木が犬伏をけん制し、前に踏んで抜け出し1着ゴール。2着争いは直線で混戦となるも、古性が2着。3着に渡部が入線。

1着/佐々木悠葵(S1・群馬115期)
今回成績:特2・ロ6・準1
G1優勝:0回
G1決勝:初
2024年賞金ランク:43位

昨日は集中力がなかったので、まずは(眞杉匠に)離れないように。(作戦は)前を取って、そこからは流れです。(眞杉と松井宏佑が)踏み合いになり、スピードが鈍って、外から犬伏(湧也)君が来たので、踏んだ感じですね。(眞杉が)出切ってくれれば一番良かったのですが、スピードが落ちたので、自分も状態が良くて楽だったので、踏ませてもらいました。初日も良かったので、今日もしっかり集中できたと思います。
(決勝は)ひとりで、あまり考えず、集中して頑張ります。

2着/古性優作(SS・大阪100期)
※チャリレンジャー(スポンサード選手)
今回成績:特1・ロ3・準2
G1優勝:7回(24年8月オールスター)
寛仁親王牌優勝:1回(23年弥彦
2024年賞金ランク:1位

初手、レースも打鐘前までは予想外でしたが、展開は良かったです。眞杉(匠)は止まると思ったので、切りに行って、あとは犬伏(湧也)君とどうなるかと思っていました。でも眞杉君が僕らの後ろにいたので、そこから先に自分が仕掛けたら決まると思っていたら、早めに来たので、そこに対応できなかったですね。佐々木(悠葵)君を捌くかと思ったんですけど、前が突っ張るか、出切るのか。どうしたらいいか道中は分からなかったですね。自分のコースができてからは思い切り踏みました。共同通信社杯よりはいいかなと思いますが、思ったよりも疲れが抜き切れていない。クールダウンしてできる限り、対応したいですね。
(決勝は近畿の)3番手。(ダブルグランドスラムへ)この大会は1回しか優勝していないので、頑張りたい。

3着/渡部幸訓(S1・福島89期)
今回成績:一1・二1・準3
G1優勝:0回
G1決勝:3回目(24年8月オールスター以来)
寛仁親王牌決勝:2年連続2回目
2024年賞金ランク:50位圏外

準決勝は雨で苦しい戦いでしたが、松井(宏佑)君が頑張ってくれて何とか3着に入れました。外枠だったので、前が取れたら良かったですが、後ろ攻めになるだろうから、1回切ってから松井君の一発に期待してという感じ。雨の中、後ろがどうなっているか判断できず、追走に集中していました。眞杉君に出られるかなと思いましたが、(松井の)踏み返しもすごかったので、しっかり追走して、張れれば良かったんですけど、かぶってしまって自分は一杯いっぱいでした。あとはコースがあけば、踏めるだけ踏んでいこうと。バンク相性が抜群で、体調も上向いているので、決勝もいい勝負できると思います。
(決勝は)響平の後ろで頑張りたいと思います。

◆12Rレース結果

※G1優勝の( )は前回のG1優勝開催
※日=日本競輪選手会理事長杯、ロ=ローズカップを示す

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【寛仁親王牌G1(最終日)12R=S級決勝】
1/古性優作(SS・大阪100期)
2/郡司浩平(S1・神奈川99期)
3/新山響平(SS・青森107期)
4/小原太樹(S1・神奈川95期)
5/脇本雄太(SS・福井94期)
6/河端朋之(S1・岡山95期)
7/渡部幸訓(S1・福島89期)
8/佐々木悠葵(S1・群馬115期)
9/寺崎浩平(S1・福井117期)

注目の並び想定は
9寺崎-5脇本-1古性
2郡司-4小原
3新山-7渡部
6河端(単騎)
8佐々木(単騎)

決勝は、寺崎浩平の後ろに、ローズカップと同様、脇本雄太古性優作が付く近畿の3車ライン。
郡司浩平の番手には、小原太樹が続く神奈川の2車。
新山響平には、渡部幸訓がまわる北日本の2人。
河端朋之佐々木悠葵は単騎の競走となった。

ここはローズカップと同じ3車連携となった近畿勢が、組み立ての反省をふまえ、ラインの長さを生かした競走で寺崎が主導権を握ると、番手の脇本や連覇のかかる古性が有利になってきそう。だが、2車でも先行にこだわる新山の主導権取りも十分で、現在賞金ランクも9位につけているだけに、グランプリ出場へ動向は見逃せない。
また、今開催自力では連に絡めていない郡司だが、レースを動かしてくるに違いなく混戦も予想される。そして、単騎の河端と佐々木もそれぞれの持ち味を生かしアグレッシブに攻めた戦いを挑んできそうだ。
KEIRINグランプリ2024の出場権争いが佳境を迎え、ラインの思惑が錯綜する一戦に大注目です。

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【過去の寛仁親王牌プレイバック】
2023年10月弥彦
優勝:古性優作
2022年10月前橋
優勝:新田祐大
2021年10月弥彦
優勝:平原康多
2020年10月前橋
優勝:脇本雄太
2019年10月前橋
優勝:村上博幸
2018年10月前橋
優勝:脇本雄太
2017年10月前橋
優勝:渡邉一成

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◆寛仁親王牌G1(3日目)ピックアップ◆
【3日目・3R=S級一般】
「逃げ切りでG1初勝利」
1着/後藤大輝(S1・福岡121期)

(G1で初の)1着は嬉しいです。A級からやってきた先行のスタイルで、1着が取れたのは自信になったし、さらに上の舞台でも戦いたいと思いました。レースは1枠だったのですが、初手の位置取りを失敗。冷静に後ろから組み立て、落ち着いていきました。(赤板で)前に出てからは、誰も出させないで、ラインで決めることを優先して頑張りました。弥彦は、直線が長くて先行は厳しいと思っていたのですが、1着が取れたので、また頑張ろうと。開催の直前に古性優作さん達と練習をさせていただきました。その方達と一緒に(同じステージで)走りたいですし、古性さんや清水裕友さんのような選手になりたい夢もあるので、そこに向け、自分のスタイルを崩さないように、しっかり頑張っていきたいと思います。

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【寛仁親王牌世界選手権記念トーナメント・チャリロト特設サイト】
加藤慎平さん、林雄一さん、木三原さくらさんの注目選手&開催データが満載!
◆特設サイトはこちらからご覧ください。

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【チャリロト】寛仁親王牌G1キャンペーン情報
【総額2,200万円!】寛仁親王牌・世界選手権記念トーナメントの開催前日から5日間毎日山分けキャンペーン!!
(P-Navi編集部)

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