2025/09/30(火) 18:36 0 1
京王閣競輪「開設76周年記念・ゴールドカップレース(GIII)」は、2日、初日を迎える。今節の見所は以下の通り。(町田洋一)
今節は特別競輪並みの豪華メンバーが集結。S班はフル参加で、脇本雄太を筆頭に、関東のエース・眞杉匠、中国ゴールデンコンビの清水裕友と松浦悠士、さらに岩本俊介と、見応え十分のシリーズになる。加えてダービー王・吉田拓矢も参戦し、前橋「寛仁親王牌」を占う前哨戦の趣だ。
優勝候補の筆頭は脇本雄太。地元・共同通信社杯(GII)は準決勝で失敗したが、これは番手回りでのレース。それ以外は好タイムの捲りを決めており、持病の腰痛さえ出なければ問題はない。
番手候補だった南修二が欠場し、中部近畿で追加斡旋の浅井康太が連係する。近畿同士だし、予選スタートの椎木尾拓哉や神田紘輔も勝ち上がれば、ワッキーの番手を回れる権利がある。
関東のビッグだし眞杉匠と吉田拓矢も人気を集める。眞杉は9月、事故点による斡旋停止で休んでいたが、十分な練習を積み、リフレッシュ効果も大きい。吉田拓矢は西武園記念で落車、共同通信社杯では抽選に泣いたが、眞杉と同乗することでチャンスは広がる。
清水裕友は共同通信社杯で精彩を欠いたが、岐阜記念で優勝。番手戦なら信頼度は高いが、今節は自力勝負が濃厚。
盟友・松浦悠士は落車からの復帰戦で、一走してからだ。3番手を仕事人の小倉竜二が固めるのも大きい。
岩本俊介はS班1年目ながら責任をしっかり果たしている。松戸記念では深谷知広を目標に優勝し、地元ファンの期待に応えた。南関は機動型の和田真久留や佐々木眞也がいるが、今回は自力戦がメイン。仲の良い和田健太郎がいるのもプラス材料。
地元勢は2班ながら鈴木竜士を中心に、1班の高橋築、鈴木薫、寺沼拓摩らが顔をそろえる。
北日本勢も充実。新田祐大は「ドル箱バンク」とする当地でGI初優勝(日本選手権)を飾った実績を持つ。記念Vもあり、相性は抜群だ。守澤太志、菅田壱道が連係して上位独占を目論む。
初日特選の想定の並びだが、脇本雄太に連係実績のある浅井康太。
関東は逆並びはなく眞杉匠に吉田拓矢。中国ゴールデンコンビも清水裕友に松浦悠士。千葉勢は岩本俊介に和田健太郎。そして菅田壱道は単騎戦となりそうだ。