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吉井秀仁の妄想先取りレース実況

【ちぎり賞争奪戦 決勝レース展望】深谷知広、南関の“契り”を見せるか

2021/01/31 (日) 12:00 1

豊橋競輪場で開催されているちぎり賞争奪戦の決勝レース展望をお届け!決勝は本日16時30分発走予定。

南関の深谷知広に

 今回の注目は南関地区(静岡県)に移籍した深谷知広が南関勢とどんなしがらみを紡いでいくのか、興味はそこにあった。初日特選はいつもなら盟友・浅井康太の指定席なのだが、さにあらず。SS佐藤慎太郎が回るが、見ていたオレはなんとなく、ナ・ン・ト・ナ・クだよ、慣れないせいかしっくりこない。それだけ「中部・豊橋の深谷知広」のインパクトが強すぎて…!初日佐藤慎太郎がマークし、二次予選は諸橋愛がマークで、今シリーズでこの思いも解消するだろうが。

 できれば二次予選辺りで師匠・金子貴志とのサプライズ連携が見られたら…。その願いは残念ながら叶わなかったが、逆にこれで良かったのでは!! もしこの粋なはからいがあったなら、深谷は新境地に足を踏み込むことに迷いが生じたに違いない。

すべてワンツウ決着の準決勝

 準決勝10Rは深谷知広に岡村潤の静岡コンビ(^^)vこれに小埜正義で南関ラインを形成。真杉匠に諸橋愛がマークし主導権だ。新鋭・山口拳矢は連日まくりを放つが精彩に欠く。大方の読み通りの展開になり、深谷がまくり岡村が差し静岡ワンツウ。諸橋がそつなく3着で決勝戦へ。

 11Rはここも岡崎智哉、神田紘輔で逃げ、中団を取った浅井康太がまくり地元吉田敏洋が差し中部ワンツウ。圧巻は後方に置かれた佐藤慎太郎がコースを見極め突っ込んだところだ。簡単にやってのけてるようだが、中々できるもんではない。SS佐藤ならではの老練な走り!! たまらん痺れる!!

 12Rは展開不問で頭は松浦悠士で間違いない!!と安心しきっていたが、野原雅也のかまし一発が炸裂。番手村上博幸が抜け出し野原とこれまたワンツウ!! 準決勝は全てラインでワンツウ決着。う〜ん…マツウラ(T-T)

妄想先取りレース実況! 南関の「契り」に絶好機会

 決勝戦の並びは、中部は①浅井康太-⑥吉田敏洋。静岡は②深谷-⑧岡村(まだ違和感ある!)。③諸橋愛は単騎。⑦松浦悠士-⑤佐藤慎太郎のSSコンビ。⑨野原雅也-④村上博幸の近畿で細切れ戦(⇐①⑥・②⑧・③・⑦⑤・⑨④)。

 連日の走りを見る限り、主導権はほぼ深谷でいい。前受けは浅井で、スタートの早い佐藤がこの後を取る。枠なりなら深谷だ。野原がインを切り深谷を呼び込み、最終ホームでは主導権だ。準決勝でも深谷のまくりを差し切った岡村が断然優勝に一番近い!相手は紛れもなく単騎の諸橋しかいね〜べよ(^^)v ここが大本線。

 深谷は静岡に移籍したし、ちぎり賞争奪戦のタイトル通り、南関の「契り」を結ぶ絶好の機会だ。深谷の残りは押さえるとしても、2着はそれぞれの別線の番手を絡めて手広くいこうじゃねえか。いや、待てよ。手広くというよりも完璧に狙うならオカジュン-全-全だ。

“ちぎり賞”の名のごとく深谷知広と南関の「契り」を結ぶ絶好の機会となる岡村潤に期待が集まる

 かくしてオカジュンのVで中部に別れを告げ、めでたく南関の一員の深谷知広が誕生するのである\(^o^)/ これが実にめでて〜結末だべよ(^^)vあれ?これってもしかして結構人気だったりして?「妄想」先取りレース実況に相応しくなかったりして…。そしたら困ったぞ! 妄想ファンは直前オッズを確認してからヨロシク(^o^)丿

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吉井秀仁の妄想先取りレース実況

吉井秀仁

Yoshii Hidehito

千葉県茂原市出身。日本競輪学校第38期卒。選手時代はその逃げるスピードの速さから「2週半逃げ切る男」と称され人気を集める。1978年競輪祭新人王戦を制し、翌年も小倉競輪祭の頂点に立つ。1980年の日本選手権は完全優勝、1984年オールスター競輪でも覇者となり、選手としての一時代を築き上げた。現役引退後はTV解説者やレポーターとして活躍、競輪場での予想会イベントやYoutubeのライブ配信なども精力的におこなっている。ファンからは「競輪客のような解説者」と親しまれており、独特のひらめきによる車券戦術を数多く披露している。

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