2025/04/19 (土) 08:00 9
先日、タケノコ掘りのリベンジを果たしてきたよ。頭の中はその事でフツフツしてたんだよね。自分で“タケノコ掘りのヒデ”なんて言っていた手前、このまま済ますわけにはいかねーってわけだ。まずまずの成果で溜飲を下げたよ。
昨年は地元郡司浩平の野望を打ち砕くまくり一閃! 嘉永泰斗がまさかのV。古性優作に新山響平が相手だったんだから、マジでアッパレだったよね。オレなんか「嘉永、タイトル取るのも時間の問題だな」なんて思ったんだけど、競輪人生ってそう甘くないんだよなぁ。
さてさて、桜もそろそろ葉桜に変わりつつある今日この頃。桜花賞は、ニューヒーロー誕生となるか!? でも、豪華メンバー見る限り、まだまだ新芽は先かな〜?とも思うがね。地元で気合が入る郡司浩平だが、南関の援軍も得て、昨年のリベンジに燃えてるはず。ケガ明けの平原康多が、どこまで復活してくるのかも気になるね。レースセンスは別格だし、要注目だよ。だが、郡司にとって最大のライバルは、やっぱり脇本雄太でしょ。このバンク、後方からでもまくって直線勝負に持ち込めるから、脇本向きなんだよね。
また、犬伏湧也も脚を溜めての一発は破壊力抜群だし、侮れない存在だよ。こんな豪華なS班が揃ってるんだから、桜花賞は激アツ間違いなし! そこに地元松谷秀幸が加わるのもおもしろい。コース見極めての強襲はまだまだ健在。穴党は要チェックだね。関東は鈴木竜士も忘れちゃいけないし、中部は浅井康太も忘れちゃいけないね。ざっと上位陣はこんな感じだろうな。
今回は伏兵も揃ってるから、予選から目が離せないよ。勝ち上がってきそうなのは、根田空史。攻めは単調だけど、スピードはピカイチ。地元勢にとっては頼もしい味方になるはず。妄想枠としては、まず特昇決めたての125期・栗山和樹をピックアップ。恵まれた体格から繰り出す機動力は将来性を感じられる。レースに慣れたら、白星量産が期待できるね! 4日間追いかけるのが面白そう。
あとは、ホームバンクの齋藤雄行。このバンクの特性を熟知した“狙いすましたまくり”は高配当間違いなし! 人気になると思うけど、佐々木兄弟も外せない。さらに椎木尾拓哉も縦脚炸裂させてくるはず。桜花賞は激戦ムードでおもしろいね。
さて、妄想ピックアップレースを考えてみるべ。今回は4Rにする。岐阜コンビは⑧栗山和樹-①不破将登、②山岸佳太-⑤神山拓弥の茨栃に⑥三好恵一郎の関東ライン。③渡口勝成-⑨山下一輝の山口コンビ、⑦鈴木浩太-④山本健也の千葉コンビで細切れ戦。本線だが、初手は神山がスタートを決め山岸が前受けからとみた。枠なりで栗山、渡口、鈴木の順に回る(⇐②⑤⑥・⑧①・③⑨・⑦④)。
勝負どころで渡口が押さえ鈴木が出る。その上を栗山が叩きに行き鈴木ともがき合いとみた。山岸が“待ってました”とばかりに一気に仕掛け、神山とのゴール勝負に持ち込む。アーバンハイウェイバンクだけに神山がやや優勢と見て⑤=②から、差し脚切れる三好の強襲⑤=⑥。ここが本線になるね。
妄想はといえば「栗山が前受け」からのとき。山岸が追い鈴木が押さえ渡口が切る。そこを栗山がかまし、山岸が前団の様子を伺いドッカリ構えると!(⇐⑧①・③⑨・⑦④・②⑤⑥)となる。これなら渡口のまくり一発が決まり山下との③-⑨。栗山に乗り切り替える不破へ③-①。鈴木の強襲逆転③=⑦あたりで妄想〆にしとくべ。
栗山が本来の調子を取り戻していたら怖いけど、前走の四日市のデキだと不安だね。
吉井秀仁
Yoshii Hidehito
千葉県茂原市出身。日本競輪学校第38期卒。選手時代はその逃げるスピードの速さから「2週半逃げ切る男」と称され人気を集める。1978年競輪祭新人王戦を制し、翌年も小倉競輪祭の頂点に立つ。1980年の日本選手権は完全優勝、1984年オールスター競輪でも覇者となり、選手としての一時代を築き上げた。現役引退後はTV解説者やレポーターとして活躍、競輪場での予想会イベントやYoutubeのライブ配信なども精力的におこなっている。ファンからは「競輪客のような解説者」と親しまれており、独特のひらめきによる車券戦術を数多く披露している。