2021/07/16 (金) 18:00 11
netkeirinをご覧の皆さん、金子貴志です。セミも鳴き出し、これから夏本番ですね。体調を崩さないよう気を付けて、夏を楽しみましょう。今回は宿舎での会話などについて書きます。
6月のGI戦『高松宮記念杯』でのことです。昼は熱い戦いを繰り広げていますが、夜になれば他地区の選手とも話をします。福島県の佐藤慎太郎選手が、ウイスキー好きだと聞いて興味を持ち、どんなウイスキーがお薦めなのかを聞きました。慎太郎君はスコッチウイスキーのアードベッグがいいとのこと。なにやらクセがあり、好みが分かれるとか。アードベッグの熱烈な愛好家は「アードベギャン」と言われているそうです。
私もウイスキーは飲みますが、特にこだわりはなく、定番の角ハイボールを飲んでいました。慎太郎君はウイスキーのことをとても詳しく説明してくれました。大会が終わり、家で試飲してみたのですがクセが強く、私はまだまだアードベギャンにはなれそうもありませんでした(笑)。
以前は競輪場の宿舎でもアルコールを飲むことができましたが、現在は飲めません。これも時代の流れということですね。
また、函館は街自体が素敵です。私は、函館を走る時は前日検査の前の日から入ります。函館駅前に広がる朝市をぶらつき、美味しい海鮮を味わいます。ヘルシーで女性にも人気があるジンギスカンも好きです。朝市は、歩くだけでも楽しいです。赤レンガの建物がいっそう街並みを引き立ててくれます。以前、戦う前のリラックスタイムで、湾内の観光船に乗ったことも思い出します。その後、頭を切り替え、競輪場に向かいました。
函館競輪場はデビューしたての新人リーグ第2戦で初めて走りました。当時はまだナイターではなく昼の開催。海からの風が強かったと記憶しています。ナイター開催では、あまり風を感じず走りやすいイメージがあります。そして競輪場の隣には自衛隊の駐屯地があり、宿舎から見えます。私はキャンプでテントに軍幕を使っているので、自衛隊の施設を見るだけでもテンションが上がります。
今回のサマーナイトフェスティバルには私は残念ながら出場できませんが、今の函館は気候も良く、過ごしやすい季節です。制限がある中ですが、気を付けながら、昼は函館観光、夜は競輪場。観光と競輪のコラボを楽しんでもらえたらと思います。
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金子貴志
Kaneko Takashi
愛知県豊橋市出身。日本競輪学校75期卒。2013年には寛仁親王牌と競輪祭を制し、同年のKEIRINグランプリでも頂点に。通算勝利数は500を超え、さらには自転車競技スプリント種目でも国内外で輝かしい成績を収めている。またYoutubeをはじめSNSでの発信を精力的に行い、キッチンカーと選手でコラボするなどホームバンクの盛り上げにも貢献。ファンを楽しませることを念頭に置き、レース外でも活発に動く中部地区の兄貴的存在。