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女王・児玉碧衣の“まだまだ成長中!”

パールカップはまさかの準決勝敗退… 強風の中、連日レース動かし「課題ハッキリ見えた」/児玉碧衣コラム

2024/06/19 (水) 18:00 35

ガールズケイリン・児玉碧衣選手のコラム。今年最初のGIオールガールズクラシックを制した児玉碧衣選手は『二冠』を目指してパールカップに臨むも、結果は無念の準決勝敗退。連覇を逃した悔しさをグッと胸にしまい込んで、冷静にシリーズを振り返ってもらいました。

初代女王としてパールカップ連覇に挑んだ(写真提供:チャリ・ロト)

ーーパールカップお疲れさまでした。前年度の覇者としての出場でしたが、残念ながら今年は決勝に勝ち上がることができませんでした。率直な今の気持ちを教えてください。

 自分に足りないものが見つかった3日間だったなと思いました。

ーーオールガールズ優勝後には、オンとオフのメリハリを付ける新しい調整方法を取り入れた、という記事も見ましたが。

 去年はパールカップを優勝したあと、モチベーションを保てなくなってしまったんです。なので今年は「練習する時は集中してやる、休む時は自転車に乗らず思い切り遊ぶ」といった感じてメリハリを付けてやろうと。

決勝進出を逃し「足りないもの見つかった」(撮影:北山宏一)

ーーその調整法で臨んだ本番の感覚はいかがでしたか。

 パールカップの時も調子自体は問題なかったと思います。気持ちが沈むこともなかったですし、その前の練習も集中してできていたので。この調整方法は間違ってはいないのかなと感じました。

ーーパールカップは予選、準決勝と強い風が吹く中で、いずれも積極的なレースをしていましたね。

 確かに初日と2日目、特に2日目は風がかなり強かったです。そんな中、自分でレースを動かせたのは収穫だと思います。でも4コーナーを回ってからの踏み直しの部分は、まだまだ力が足りないなと感じました。でも課題がハッキリ見えたので、そこを意識しながら練習に取り組んでいきたいと思います。

強風の中、連日積極的なレースを見せた(撮影:北山宏一)

ーー決勝戦を見た感想を聞かせてください。

 レースを動かしたのはやっぱり奥井(迪)さんだったので、その勇気がすごいなぁと。決勝戦であの走りは勇気がないとできないと思うので、本当にすごいなって。(石井)貴子さんも、大ケガを乗り越えてGIを優勝してグランプリに乗ってくるっていうのは、心に響くものがありました。

 同期の(尾崎)睦さんも決勝に乗っていたし、同期の活躍というのは一番刺激をもらえます。なので、なおさら自分もあの舞台に立ちたかったなと。見ていて勉強になる部分もあったので、次はこんな悔しい思いをしないように、自分もその舞台に立てるように頑張らないといけないなと強く思いました。

石井貴子(千葉)の復活Vは「心に響いた」(写真提供:チャリ・ロト)

ーー次の大きなレースは7月のガールズケイリンフェスティバル(松戸・7月13〜15日)ですね。

 この大会だけまだ優勝できていないんです。ガルフェスは今年が最後になるので、獲っておきたいな、とは思っています。

ーー本番までの予定はどうなっていますか。

 小松島(26〜28日)、小倉(7月5〜7日)、ガルフェスという日程になっています。小松島からは短い間隔で競走が続くので、それまでにしっかり練習して脚の貯金をつくっておきたいと思っています。

まだ優勝したことのないガルフェスに意気込む(撮影:北山宏一)

ーーでは今回はオフをつくらない?

 はい、そのつもりです。やれることをしっかりやって、松戸で良い走りができるように頑張りたいと思います。

ーー最後になりますが、5月に憧れの倖田來未さんと初対面されたようですね。

 はい! ついにお会いすることができました!

ーー倖田來未さんは碧衣さんのことを認識されていましたか。

 スタッフさん伝いに聞いていたみたいです。でも…。とにかくファン過ぎて、何を話したか覚えていないんですよ〜。本業をしっかり頑張って、またお会いできたらいいなぁって思っています!

(撮影:北山宏一)

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女王・児玉碧衣の“まだまだ成長中!”

児玉碧衣

福岡県大野城市出身、108期生のガールズ選手。2015年に松戸競輪場でレースデビュー、初勝利。2018年8月にはガールズケイリンコレクションいわき平ステージ・ガールズドリームレースでビッグレースの初優勝を経験し、同年11月のガールズグランプリトライアルレースの優勝してグランプリの出場権を得た。初出場でガールズケイリングランプリ2018のタイトルを獲得すると、2019年、2020年も優勝し、グランプリ史上初の3連覇を達成。3年連続で賞金女王となった。好きなアーティストは倖田來未。

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