2025/03/21 (金) 12:00 18
ガールズケイリン・児玉碧衣選手のコラム。気持ちのスイッチがなかなか入らない日々が続く中、前回のコラム後の京王閣、平塚も連続完全Vと成績だけを見れば“絶好調”。慌てず騒がずやる気スイッチ点灯の機を待つ碧衣選手が近況について語ります。
ーー3月に入り、京王閣、平塚といずれも完全優勝。4場所連続の完全Vで連勝も12まで伸びました。もしかして、ついに気持ちのスイッチが入ったのでしょうか。
いやー、あんまり変わらずなんですけど(苦笑)。あっ、でも“上がってきそうな”雰囲気はあります(笑)。
ーーそうなんですね(笑)。京王閣ではお互いに尊敬し合っている奥井迪選手と久々に決勝で対戦し、その奥井選手を倒しての優勝でした。開催中は何か話したりはしましたか。
そうですね、気持ちが上がってこないことについてなどを相談させてもらいました。奥井さんからもアドバイスをもらえて、もう「なるがままに」って感じですね(笑)。
ーー近況の内容や手ごたえはいかがですか。
レースの中でしっかり力を出せていると思います。平塚の時は風や雨もあったけど、最終日まで1日1日できることを最後までやれたかなっていうのはあります。あとは、今まで乗っていなかった指定練習を毎日しっかり乗っているので、それもいいのかもしれません。
ーーレース勘も良くなってきたということでしょうか。
というよりは、気持ちが追いついていない分、プレッシャーを感じることなく走っているのが、結果として今の成績につながっているのかもしれません。
ーーあと1か月で今年最初のガールズGIが開催されます。このまま良い流れで迎えられそうですか。
そうですね…。今はレースでしっかり走れてはいるんですけど、このままではGIじゃ通用しないと思うので…。火が付いて、しっかり練習量を増やすことができればといいなと思っています。
ーーでは、レース以外のことについて少しうかがいたいと思います。何か楽しかったことなどはありましたか。
平塚のあと、同期の日野友葵と三鷹の森ジブリ美術館に行ってきました。すごく楽しかったんですけど、ミッドナイト明けで一睡もせず行ったので、ちょっとそこは…(苦笑)。
ーー碧衣選手は遠征の場合、前泊や後泊を楽しむタイプですか。
いや、基本的には前泊もあまりしないですし、後泊でもすぐ帰ることが多いんですけど、仲がいい同期などがいた場合は、足を延ばして行くことはあります。
ーー16日にはサテライト山陰のトークショーにも参加していましたね。その時もどこかへ寄ったりしたのですか。
はい、その時は帰りの飛行機まで少し時間が余ったので、出雲大社に初めて行って、あとは出雲そばも食べました。なかなか島根県に行くという機会もないですし、貴重なチャンスをいただけて嬉しかったです。また、そこでも多くのお客様から力をいただくことができたので、すごくいい時間を過ごせました。
ーー前回のコラムでは開催中の読書にハマっているということでしたが、他にハマっていることなどはありますか。
モンハンの最新作(モンスターハンターワイルズ)を始めちゃいました。歴代のシリーズも全部やっていましたし、やっとやりたかったゲームが出てきてくれたので。
ーー睡眠不足の人が続出するというあのゲームですね。碧衣選手もちょっと睡眠不足ですか?(笑)
いやー、ちょっとどころじゃないです、結構な睡眠不足です(笑)。まあでも、本当にプライベートでは楽しく日々を過ごしていますし、元気にやっているので。楽しくやっている感じが、もしかしたらレースにもいい影響を与えているのかもしれません。
ーー今後の予定というか、楽しみにしていることなどはありますか。
あっ、そういえばピラティスを始めようと思って、予約を入れました!
ーーどういった経緯でピラティスをやろうと思ったのですか?
練習量が減ってからは家にいる時間が増えていたので、気持ちを上げるためにもとりあえず何かしないといけないなって思っていました。それで(山原)さくらさんがピラティスやっていたのでいろいろ聞いて「いいなぁ」って思い、始めることにしました。
ーーこれがスイッチ点灯の起爆剤になるといいですね。
本当にそうです。これでスイッチが入ってくれれば、どんどん上がっていく気もしますし。ということで、私、ピラティスを始めます(笑)。
ーー次のコラムでの報告を楽しみに待っていますね(笑)。
はい、頑張ります! スイッチが入っているといいなぁ〜(笑)。
児玉碧衣
福岡県大野城市出身、108期生のガールズ選手。2015年に松戸競輪場でレースデビュー、初勝利。2018年8月にはガールズケイリンコレクションいわき平ステージ・ガールズドリームレースでビッグレースの初優勝を経験し、同年11月のガールズグランプリトライアルレースの優勝してグランプリの出場権を得た。初出場でガールズケイリングランプリ2018のタイトルを獲得すると、2019年、2020年も優勝し、グランプリ史上初の3連覇を達成。3年連続で賞金女王となった。好きなアーティストは倖田來未。