2025/06/10 (火) 12:00 8
ガールズケイリン・児玉碧衣選手のコラム。準優勝だった「オールガールズクラシック」以降は、普通開催を4場所連続で完全V。“勢い”と“ヤル気”を完全に取り戻したアオイが、間もなく始まる今年2つ目のガールズGI「パールカップ」へ自信を持って向かいます!
ーー4場所連続の完全優勝おめでとうございます。もう絶好調ですね! しかもほとんどが後続を引き離す圧勝と、内容もお見事です。
ありがとうございます! 最近はしっかりと力を出し切るレースができていると思います。
ーー前回のコラムで「岸和田(パールカップ)に向けて練習していく」とおっしゃっていましたが、計画通りにできていますか。
はい、レース直後は休みを取り入れていますけど、基本的には毎日しっかりやっています。(角)令央奈さんにメニューを組んでもらっているので、練習した結果のデータもしっかり写真に撮って令央奈さんに送っています。
ーー某ダイエットジムの食事管理みたいですね(笑)。
そうなんですよ(笑)。やらないとバレるので、やらざるを得ない環境です(笑)。
ーーそれでも練習の成果か、強い碧衣選手が戻ってきました。
練習できている時とそうではない時では、やはり誰が見てもわかるくらいの差があるなというのは、自分で走っていても感じます。
ーーそもそも碧衣選手は一時期、パールカップに出場できるか微妙な位置にいましたよね。
はい、競輪祭のころに点数を落としすぎてしまい、出場できるかどうかのボーダーだった時期がありました。
ーー今の碧衣選手の強さを見ていると、“ちゃんと出場権を確保できて良かったな”と思ってしまいます。
当時は、気持ちも落ちていた時期でしたし、正直「出られんかったら出られんでいいや」というモチベーションでした。今となっては、出られて本当に良かったなと思っています。
ーー本番でどんな走りを見せてくれるのか、すごく楽しみにしています。ご自身としては手ごたえや自信のほどはいかがでしょうか。
前回のGI(オールガールズクラシック)は一週間の練習であそこまで調子を戻せて「時間をかければもっと上げていける」と自信を持つことができました。前回のGIから岸和田まではそれ以上の時間があり、しっかり練習もできているので、前回よりもレベルアップした状態で本番に臨めるのかなって思います。
ーー目標はズバリ…。
優勝を目指して頑張りたいと思います!
ーーでは最後に少し、別の話題を。読者からの質問で「最近、山原さくら選手、久米詩選手と仲良くしている様子をSNS等で見かけますが、キッカケはなんだったのでしょう」というものがありました。
それは去年の久留米のGI(オールガールズクラシック)の時ですね。最終日に補充で来た(橋本)佳耶が『沖縄に当たる占いがある』って言っていて、『その占いのおかげで1着が取れた』って本当に1着を取ったんですよ。それを聞いて、私とさくらさんと詩が「ちょっと、占い行ってみようか」ってなって、3人で沖縄旅行に行ったんです。それがキッカケですね。
ーー仲がいいといえば、板根茜弥選手、日野友葵選手ともよく一緒にいますよね。
この前の小倉の時にも、2人が数日間ウチに泊まりに来ていました。
ーー個性派3人の集まり…。なかなか楽しそうですね(笑)。
昔は3日くらい泊まったり長い間一緒にいると、しょっちゅうケンカしていたんですが(笑)。みんな大人になったのでケンカもしなくなりましたし、楽しく過ごせましたよ(笑)。
児玉碧衣
福岡県大野城市出身、108期生のガールズ選手。2015年に松戸競輪場でレースデビュー、初勝利。2018年8月にはガールズケイリンコレクションいわき平ステージ・ガールズドリームレースでビッグレースの初優勝を経験し、同年11月のガールズグランプリトライアルレースの優勝してグランプリの出場権を得た。初出場でガールズケイリングランプリ2018のタイトルを獲得すると、2019年、2020年も優勝し、グランプリ史上初の3連覇を達成。3年連続で賞金女王となった。好きなアーティストは倖田來未。