山崎の捲り一閃だけでなく、車間を割ってくる和田が高配当をもたらす！

【シン東京ミリオンナイトレース】は、台風の影響もあって、初日は強い風、2日目は雨のバンクコンディションとなりました。

　このような重いバンクで活躍するのが地脚のある選手や、機動力型の若手選手たちです。初日も山口(多聞)選手、晝田選手、栗山選手が勝利。吉田選手も果敢に主導権を取りに行き、2着に残しました。

　予選を勝ち上がってきた若手選手たちだけでなく、初日の特選に出ていた選手たちとの対決ともなった準決勝は、各レースで激しい戦いともなりました。

　結果的に決勝は特選組が4名、予選からの勝ち上がり組が5名といった図式になっています。その中でも5名が決勝に勝ち上がってきたのが、京王閣がホームバンクである寺沼選手を含めた、関東地区の選手たちです。

　決勝の並びがどうなるかも注目していましたが、⑤吉田選手の後ろには地元(東京)の2人(⑨寺沼選手-①鈴木選手)が付けて、共に機動力のある埼玉の2人は、⑧山口選手-⑥藤田選手での並びとなりました。

　九州2人の並びは②山崎選手-④田中選手。③和田選手と⑦中釜選手は単騎戦となります。

　バック回数にも表れているように、先行意欲が強いのは吉田選手と山口選手です。道中は吉田選手が地元の2人を引きつれて前受けをする形となり、その後ろが九州の2人。単騎勢を挟んで後方となった山口選手が、前を抑えに行く形となりそうです。

　この時、吉田選手と山口選手でもがき合うようだと、山崎選手の捲り一閃に捕らえられてしまいます。それは山口選手も分かっているはずであり、また、吉田選手も地元の2人も引きつれているだけに、ジャンのタイミングで、一気に先行態勢へと入るはずです。

　この展開となれば、吉田選手の番手にいる寺沼選手は早めに抜け出しを図っていくと見ていますが、車券的に魅力があるのが、その後ろにいる鈴木選手です。

　鈴木選手はタテ脚もあるだけに、東京両者の直線勝負となった時には優勝も見えてきます。そこに捲ってくる山崎選手や、単騎でも上手く立ち回っていそうな和田選手が車間を割ってくるようだと、組み合わせ次第では高配当も狙えます。

　印としては◎①鈴木選手、〇⑨寺沼選手、△②山崎選手、×③和田選手に打ちます。ゴール前は激しい攻防となるでしょう。

　今大会はガールズケイリンも行われており、児玉選手、梅川選手、太田選手と好メンバーが集まりました。児玉選手は2日目のレースで、ガールズ選手としては史上最速の600勝を達成しており、その勢いのままに決勝で601勝をあげてくれそうです。

　ガールズの決勝、そしてG3決勝も楽しみな開催最終日には、京王閣競輪場では様々なイベントが行われます。

　ガーデンシアターでは先日現役を引退した平原康多さんのトークショーが開催されます。また、東京支部選手会のブースでは、競輪選手が自転車でかき氷を作る「チャリ氷」(かき氷)を提供されるだけでなく、決勝レースの終了後には、バンク内で約500発の打ち上げ花火も上がります。

　天気予報を見ると雨が心配ですが、多くの方に来場していただいて、様々なイベントだけでなく、バンク内での激しい戦いの後には、打ち上げ花火も楽しんでもらいたいです。

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