2024/05/04 (土) 19:55 25
二次予選の北井佑季に佐藤慎太郎が行き、飯野祐太が単騎で別線になったレース。詳細を記事にして書いたつもりだが、慎太郎選手や飯野選手の真意を、きちんと伝えられたか、改めて考えてみた。
こういうナーバスで繊細な事は、事実だけを書いて、自分の意見や考えは書かない事にしている。昔からのオールドファンと、ネット民と呼ばれるファンは、改めて考えが違うと思った。選手のイメージが悪くない様に、常に気を付けているつもりだが、やはり賛否両論あるのが、人間が走る競輪だ。
決勝のメンバーが出て、最初の記者の考えは関東結束。小林泰正、吉田拓矢、平原康多で、4番手・5番手は諸橋愛と武藤龍生で話し合い。点数なら武藤だし、小林の番手を譲っているから諸橋が4番手で、そこは微妙だと思った。
最初に取材ゾーンに現れたのは吉田拓矢で「関東は別で、僕には埼玉勢です」。ちょっと、そこは意外で、次に平原康多が囲み取材に応じた。記者の意地悪な質問に、リップサービスのジョークで切り返してくれ「ひと悶着ありました(大笑い)。色々と問題が出てくるので、内容は秘密です。まあ、決まるのに10分ぐらい掛かりました」。
次に諸橋愛が囲まれ「関東結束だと武藤君の方が点数上位だから5番手。その時は、違う選択も考えた。古性君、清水君、山口君、岩本君と空いているので。その場合は、見栄えもあるし、この形が一番良かったと思う」。
ここを本音ベースで語ってくれるのが、職人マーカー諸橋愛の魅力で、いつも素晴らしい選手だと思っている。小林泰正とは、ゆっくり話しができず、一段ロケットを買って出たかったか、普通に別線での自力でやりたいかは確認できなかった。
古性優作と清水裕友の仲の良さは有名だが、お互い自力選手だし、地区的な縛りがある。これは、先々のお楽しみにしたい。僕の取材は今日まで。今回もありがとうございました!
町田洋一
Machida Yoichi
基本は闘うフリーの記者。イー新聞総合プロデューサー、アオケイ・企画開発パブリストの肩書きも持つ。自称グルメでお酒をこよなく愛す。毒のある呟きをモットーにして、深夜の戯言も好評を得ている。50代独身で80代の母親と二人暮らし。実態はギャンブルにやられ、心がすさみ、やさぐれている哀しき中年男である。