2024/04/24 (水) 12:00 47
ガールズケイリン・児玉碧衣選手のコラム。3月のガールズケイリンコレクションは7着に敗れたものの、その後は2開催連続の完全V。地元GI「オールガールズクラシック」を前に、期待が高まっているファンの方も多いのではないでしょうか。今回のコラムでは“完全復活”までの道のりと、地元GIへの意気込みについて聞きました!
ーーまずは3月24日に取手で行われた「ガールズケイリンコレクション」の振り返りをお願いします。長期欠場から復帰して2戦目、結果は7着でした。
最後のコレクションだったのに最悪の結果でしたね。ある意味、記憶に残るレースになりました。
まあ少し時間が経てば忘れると思いますけど(笑)、調子が戻っていないといってもある程度は戦えると思っていたので、正直こんなに差があるのか… と思い知らされました。がんばんないとって闘争心が出てきました。
ーー4月2日からの玉野競輪では、前検日インタビューで「状態の戻り具合に焦りがある」と話していましたね。結果は3日間バックを取る完全優勝でしたが、手ごたえはどうだったのでしょう?
なんとか完全優勝はできたんですけど、フォームも定まらないし、本当に身体と自転車がマッチしてなかったです。練習不足もあると思うんですが、私の身体が悪いのか、自転車のセッティングがズレてるのか、ハッキリしていませんでした。
自転車に乗っててすごくストレスを感じていたので、ずっと開催で送りっぱなしにしていた自転車を一旦久留米に持ち帰って、師匠の藤田剣次さんに見てもらいました。そしたらすごく乗りやすくなったので、次の松山開催はもっと戦える感覚がありました。
ーーその通り、4月12日から松山は文句なしの完全優勝に見えました。3日間、圧倒的な強さでしたね。
玉野と松山で変わった点は、セッティングがすごくよくなったことですかね。「あー、これこれ!」っていう感覚がありました。
練習でもタイムが戻ってきたし、実際に松山でストレスなく走れて完全優勝できたので、オールガールズ間に合いそうだなとホッとしました。あとは直線の踏み直しやトルクがもう少しほしいと思うので、残された時間で戻して行きたいと思います。
ーーまもなくオールガールズクラシックです。ガールズ選手が多い久留米ですが、地元GIを控えてどんな雰囲気なんでしょうか?
特に変わった様子はないですね〜。いつも通りです!
自転車に乗ると真剣になります!! 自転車から降りるとワイワイしてます!! メリハリですね♩
ーー久留米に足を運ぶガールズケイリンファンの方もたくさんいるでしょうね!
久留米で美味しいご飯屋さんは本当にたくさんあるんですが、久留米にきてくれるお客さんのためにいくつかピックアップしました! ぜひ私のインスタのハイライトを見て参考にしてください!
ーーそれでは、地元GIへの意気込みをお願いします!
まさかこんなにすぐに地元でGIが開催されると思ってなかったので楽しみです。正直、まじで久留米でやんの? って感じです(笑)。前検日前日の24日はバンクで練習できなくて、勘弁してよって思う部分もちょっとだけあるんですが(笑)、まあもう決まったものはしょうがないんで、やれることをやってGIに向かいます!
いつも通りいい緊張感で走れたらいいなと思います。もちろん完全優勝目指します!! 応援よろしくお願いします。
児玉碧衣
福岡県大野城市出身、108期生のガールズ選手。2015年に松戸競輪場でレースデビュー、初勝利。2018年8月にはガールズケイリンコレクションいわき平ステージ・ガールズドリームレースでビッグレースの初優勝を経験し、同年11月のガールズグランプリトライアルレースの優勝してグランプリの出場権を得た。初出場でガールズケイリングランプリ2018のタイトルを獲得すると、2019年、2020年も優勝し、グランプリ史上初の3連覇を達成。3年連続で賞金女王となった。好きなアーティストは倖田來未。