2024/04/04 (木) 08:00 4
3月29日に桜の開花宣言が出たと思ったら、夏日を観測する陽気になったべ。こうなると花見客が桜を求め、公園や川の土手などに陣取り、賑やかに一杯やってる光景が目に飛び込んでくるんだよね。オレなんかは花見とタケノコ掘りに精を出して、初鰹を買って帰り一杯がいつもの定番ってことになってんだよ。コラムを書いててもソワソワが募って仕方ねーべ。
そのソワソワは桜花賞に目を向ければ、さらに“倍増し”になる。なんてったってすげえメンバーがここに集結しちまってるからね。S班は慎太郎さん、新山響平、古性優作、眞杉匠、ヤマケンの5名、地元は郡司浩平に北井佑季だよ。主役は郡司浩平ってことになるべ。援軍は多いし、地元記念4連覇の強さは別格だし、グランプリ出走確定の余裕も手伝って無双状態じゃねーの。
また、予選クラスでも良い選手が揃ったね。人気になると思うがピックアップ選手には「疋田さんにセッテイングを見てもらって良くなった」と話していた志田龍星を上げておくとしよう。青森の小原丈一郎が積極的な走りを見せ、良くなってきたぞ。同格相手なら勝負になるし、器用なところも妄想レース演出には打ってつけな存在だ! 勝ち上がりでの“ひょっとしたら”を少し期待してみっかね。
あとは川崎といえば大外も伸びる“アーバンハイウェイ”だし、直線でキレがある選手も見逃せねえぞ。直線でキレがある選手も見逃せねえぞ。その枠で言えばベテラン河野通孝になるべか! いずれにせよ桜花賞を満喫し、サイフの中も満開にしてえもんだ!
妄想はオープニング1Rを取り上げてみっか。まずは並びから。関東ラインは⑦黒沢征治-①河野通孝-⑨石川裕二、②日高裕太-④村上直久の南関コンビ、③久田裕也-⑤山形一気の徳島コンビ、⑥田川翔琉-⑧桑原亮の九州コンビの四分戦となっている。初手は枠なりで関東ラインが前受けから(⇐⑦①⑨・②④・③⑤・⑥⑧)。
勝負どころで田川が押さえにいくが、黒沢は突っ張り久田を待つ。最終バックでは⇐③⑤・⑦①⑨・②④・⑥⑧のカタチとなり、徳島コンビがゴール勝負に持ち込み、山形が差し切り⑤-③、黒沢に乗りアーバンハイウェイを突っ込む河野への⑤=①が本線になるべかね。
妄想展開になるのかどうかは微妙だが、黒沢のスイッチが入り、全ツッパになっちまたら田川も久田も全部突っ張られちまうよ。となれば、もちろん河野が恵まれる展開だが、枠なりでぬくぬくと脚をためてる日高の出番もあるぞ!
河野と日高の①=②を妄想にするベか!地元で気を吐く村上を交え、河野の前残しもアリアリ。オレが予想配信でたまに繰り出す魔法のボックス買い! ①②④⑦の呪文ボックスで妄想の〆といこうじゃねえの!
吉井秀仁
Yoshii Hidehito
千葉県茂原市出身。日本競輪学校第38期卒。選手時代はその逃げるスピードの速さから「2週半逃げ切る男」と称され人気を集める。1978年競輪祭新人王戦を制し、翌年も小倉競輪祭の頂点に立つ。1980年の日本選手権は完全優勝、1984年オールスター競輪でも覇者となり、選手としての一時代を築き上げた。現役引退後はTV解説者やレポーターとして活躍、競輪場での予想会イベントやYoutubeのライブ配信なども精力的におこなっている。ファンからは「競輪客のような解説者」と親しまれており、独特のひらめきによる車券戦術を数多く披露している。