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吉井秀仁の妄想先取りレース実況

【大阪・関西万博協賛競輪予想】バンク的にはタテ脚が重要! 優勝候補たちも絶対安泰ではないシリーズ/武雄GIIIで狙うべき選手たち

2024/03/28 (木) 08:00 3

脇を締めることが大事

 ウィナーズカップは脇本雄太が窓場千加頼の頑張りに応え優勝! おめでとうございます。これでビッグモンスター脇本復活の足掛かりになったべね。ウィナーズカップが終わりなんとなく一段落した感がある。次のGIダービーまで間が空いているからか? 少しマヌケなオレがいる。そんな気の緩みからか花粉症を発症してまった。例年これに悩まされているが、今年の花粉症は酷い! 薬を飲んで多少緩和されているが、鼻水、鼻詰まりに目玉が痒い。

 そういえば、孫娘が『病は気から』と小学校で先生に教わったと! 孫娘もオッチョコチョイなのか『病、脇から』と勘違いし、「脇を締めとかないと病気が入ってくる!だから脇を締める!」と力説していたそうだ。確かに脇を締めることは大事だ。特に車券でやられているときほど、この格言(?)は沁みる。ん? 話がヘンテコになっちまった。これも花粉症のせいか?  

優勝候補を追うセカンドグループも充実

 そうだ、武雄GIIIだ。このシリーズを占わなくちゃいけねえぞ。さて、主力どころは浅井康太に地元の山田庸平になり、逃げるとしぶとい町田太我とマーク巧者のオグリュウ、動きが良い菅田壱道あたりが優勝候補になるかね。

 主力を追うセカンドグループは、まず福島の高橋晋也が思い浮かぶ。力強さが戻り、ここのところ自信を持って走っているように見える。また、逃げにこだわる菊池岳仁も徹底先行型が少ない今シリーズはマイペースに駆けられそうだ。佐々木龍、嶋津拓弥、山賀雅仁の南関勢は目標次第ってことになるべか。奈良の三谷将太も同様だね。

菅原大也は上位陣を脅かす存在になれるか

 ここらで妄想演出しそうな選手を狙ってみるべか。直線長いバンクの特徴からみれば、タテ脚の切れる選手ってことなるべ。すると思いつくのは佐々木堅次に板垣昴かね。いや、菅原大也を先に言うべきだったかもな。A級戦の活躍はご存知のとおりなのだが、特昇後の走りも十分な内容だ。先行主体に何でもござれの競走が持ち味だ。勝ち上がれば上位陣を脅かすはず。菅原は勝ち上がってからが妄想狙いになるね。

初日オレが狙いたいのは9R! 田中大我が一気にかますときは…

 妄想レースは9Rに決めた。いつも通り並びの整理から。東日本ラインで⑦菊池岳仁-①櫻井正孝-⑧小笠原昭太、近畿中部の⑤田中大我-②原真司、南関コンビで⑨菅原大也-③二藤元太、中四国は④小原周祐-⑥峰重祐之介の細切れ戦。

 初手からいけば櫻井がスタートを決め、菊池が前受けから。枠なりで田中、菅原、小原の順(⇐⑦①⑧-⑤②-⑨③-④⑥)。勝負どころで小原が押さえにいくが、突っ張りになるはず! 小原の勢いが良ければ出させるだろうが、そこはケースバイケース。櫻井が展開に恵まれ抜け出し、菊池との直線勝負で①=⑤、菅原がまくって①=⑨、その菅原マークの二藤の流れ込み⑨-③までが本線になるべか!

 妄想は「菊池の前受けから」は同じ。そこを勢いよく小原が切って出たとき、菅原はここを追うはず! もしかしたら小原を叩くことも。そこを田中が一気にかますってわけだ! すると⑤②-④⑥-⑨③-⑦①⑧の形になろう。そうなれば田中と原で行ったきり大きく車間が空き「ふたりの世界」に!②=⑤が見える。

 ここを菅原が追うと二藤の突っ込みもあり! ②③⑨⑤ボックスを押さえておくべ。妄想〆はこんな感じでいかがかね。

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吉井秀仁の妄想先取りレース実況

吉井秀仁

Yoshii Hidehito

千葉県茂原市出身。日本競輪学校第38期卒。選手時代はその逃げるスピードの速さから「2週半逃げ切る男」と称され人気を集める。1978年競輪祭新人王戦を制し、翌年も小倉競輪祭の頂点に立つ。1980年の日本選手権は完全優勝、1984年オールスター競輪でも覇者となり、選手としての一時代を築き上げた。現役引退後はTV解説者やレポーターとして活躍、競輪場での予想会イベントやYoutubeのライブ配信なども精力的におこなっている。ファンからは「競輪客のような解説者」と親しまれており、独特のひらめきによる車券戦術を数多く披露している。

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