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吉井秀仁の妄想先取りレース実況

【ウィナーズカップ予想】勢いある若手とS級S班の激しい攻防戦に待ったなし/取手GIIで狙うべき選手たち

2024/03/21 (木) 08:00 5

若手の勢いと上位陣の攻防戦になる

 2月の全日本選抜競輪では郡司浩平が優勝し早々にグランプリへのチケットを手に入れた。久々に南関から優勝者が出たことで溜飲を下げ安堵していたが…! 初代ウィナーズカップ王者の郡司は選考基準を満たせず参加できない。平原康多も同様に選考基準を満たさず乗れなかったのは残念だよ! 守澤太志だって出てねーし…。

 前S班と言えども決まり事がある以上これは仕方のないこと。それに、現S班の山口拳矢も欠場になってしまい、これも残念…。だが! ヤマケン以外のS班8名はフルラインナップで登場! もちろんレースはスリリングになり、盛り上がること受け合いだべ。残念がってばかりはいられねえ!

 加えて競輪の売り上げは昨年にも増し右肩上がりになっており、喜ばしい状況になっているしね。また、近頃は若手自力型の成長が目立ってきているし、走りの質は変わりつつあるように思えるね。若手の勢いと上位陣の激しい攻防戦が展開されそうで4日間ずっとワクワクでき、力が入る。

S級S班の見るべきポイント

 S班に目を向ければ“ビッグモンスター”脇本雄太の完全覚醒はなるのか? 好調・清水裕友は一皮剥けてワンランク上の力が備わったのか? 盟友・松浦悠士との前後の連係は? など興味は尽きない。それだけじゃない。

 深谷知広は走りの転換を果たし南関をまとめあげてきた。今年はその集大成に入ってきたのでは? 徹底先行を武器にする新山響平は変化を見せるのか? 古性優作、眞杉匠、慎太郎さんは? このウィナーズカップで見るべきポイントは多い。若い(?)自力型では北井佑季の躍進ぶりと犬伏湧也をピックアップしておくが、今節掲げていけばキリがねーよな。それほど上位層は力が拮抗してるってことだべ。

初日オレが狙いたいのは2R! 志田龍星の表情に見た自信

 さて、本題の妄想先取り推奨レースはどこにするベか? 初日から狙っていきたい ね。ここは迷いに迷ったが2Rにするベかね。細切れ戦だし、妄想しがいがある!まずは並びの整理から。⑨青野将大-①和田健太郎の南関コンビ、東北は②小松崎大地-⑤竹内智彦、西日本で④野田源一-三宅達也、中部ラインは③志田龍星-⑦皿屋豊-⑧岡本総(⇐⑨①・②⑤・③⑦⑧・④⑥)。

 初手は野田が前受けから。青野がこの後。小松崎は青野ラインを追う。勝負どころで志田が押さえ小松崎が切る。そこを青野が叩き和田が恵まれるってことだ。和田から青野の残り①-⑨、小松崎の強襲逆転①=②、小松崎が止められ突っ込む竹内 の①-⑤。立ち回りの上手い野田へ①-④。ここまでが本線になるべか!

 妄想展開なんだが、現場で話を聞いていると志田がいつものネガティブ発言を封印し「疋田さんにセッテイングをみてもらい良くなった」と表情にも自信をうかがわせていたんよ。ここは志田を信じ、皿屋との直線勝負③=⑦軸に志田の頭から③-①②⑤を妄想〆とするベかね。

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吉井秀仁の妄想先取りレース実況

吉井秀仁

Yoshii Hidehito

千葉県茂原市出身。日本競輪学校第38期卒。選手時代はその逃げるスピードの速さから「2週半逃げ切る男」と称され人気を集める。1978年競輪祭新人王戦を制し、翌年も小倉競輪祭の頂点に立つ。1980年の日本選手権は完全優勝、1984年オールスター競輪でも覇者となり、選手としての一時代を築き上げた。現役引退後はTV解説者やレポーターとして活躍、競輪場での予想会イベントやYoutubeのライブ配信なども精力的におこなっている。ファンからは「競輪客のような解説者」と親しまれており、独特のひらめきによる車券戦術を数多く披露している。

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