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吉井秀仁の妄想先取りレース実況

【泗水杯争奪戦予想】上昇気配につき“中部祭”になるか! 脇本雄太の状態は注視すべし/四日市記念で狙うべき選手たち

2023/11/09 (木) 08:00 6

 もう11月半ばになり、巷ではクリスマスケーキやら正月のおせち料理の予約やら年末年始向けのポスターやコマーシャルが目につくようになった。そして思う。「あれ?今年のオレは何をやってきたんだっけ?」って。競輪三昧ってことだけは覚えているが、これといって有意義に暮らしてきたとは思えねえ(笑)。まあ平々凡々に暮らせたことが一番いいよね。

 さて、四日市記念! まだカミサンのほとぼりが冷めてねえし、カミサンをあてにした軍資金調達のマル秘作戦は封印中だ! ここで競輪祭へ向けて軍資金の上積み作戦と位置づけて戦うしかねえってわけ! それでは出場選手を眺めてみよう。

復帰戦となる脇本雄太と地元中部勢の躍進に期待

 S班は慎太郎さんが欠場になり、新田祐大、平原康多、脇本雄太の参戦だ。脇本はここが復帰戦。長らく戦線離脱していたがどこまで戻してきているのか。現状は? 仕上がりは?果たしてどうなんだろうか? 脇本の初日の走りには大注目だよ。

 また、地元の牙城を守るべく浅井康太を中心に中部勢が多数参加している。頼みの綱はヤマケンや谷口遼平あたりになり、追い込み型の坂口晃輔も好調を維持。また、2班だが、京王閣記念で決勝進出し、気を吐く藤井侑吾の存在も追い風だろう。“中部祭”の様相になるのでは? と期待している。

直線の長いバンクにつき“差し脚”ある追い込み屋が気になる

 直線の長い四日市バンクは追い込み陣の活躍に期待できる。そこでピックアップしておきたいのが小岩大介。これまでマーク、流れ込みが多かったが、ここのところ差し脚に研きがかかっている印象で、得点も110点まで上げてきている。人気になるはずだが、ライン違いを演出してくれれば、その時は高配当って公算だ!

 そのほか、田尾駿介の差し脚も侮れず、怖い存在になろう。忘れた頃にやってくる大ベテラン・中澤央治も気になるが、狙い澄ますというよりも『清水寺の舞台から···』の域かね!

初日オレが狙いたいのは7R! 最近の太田竜馬は“先行屋”につき…!

 それでは初日の妄想レースを書いていく! オレ推奨は7Rかな。⑧村田瑞季-②畑段嵐士-⑥加藤寛治の近畿中部ライン、徳島の⑨太田竜馬に九州コンビ①小岩大介-⑤佐方良行がマーク、東北は③真船圭一郎-⑦佐藤和也-④小橋秀幸の三分戦だ。

 初手は真船が前を取り、太田ラインは中団で⇐③⑦④・⑨①⑤・⑧②⑥の隊列に。村田が太田を押さえ、逃げ態勢に入る! 最近の太田の走りは見れば、先行屋になりきっていると言えよう。太田が村田を叩き切り、番手の小岩が恵まれる。太田の残り①-⑨に佐方の流れ込み①-⑤、村田に乗り強襲する畑段①=②! このあたりが本線になるべ!

 もしも先手を取った村田の逃げを太田が叩くのに手こずったら…? この展開が妄想になる! そうなると真船のかましが決まり、佐藤が抜け出し真船が残る⑦-③、小橋の流れ込み⑦-④、小岩の強襲①=⑦あたりが見えてくるぞ! 番手車券①②⑦ボックスを押さえて妄想の〆にするべ! いや、これはある。あまり高配当は望めね〜かもしれん!

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吉井秀仁の妄想先取りレース実況

吉井秀仁

Yoshii Hidehito

千葉県茂原市出身。日本競輪学校第38期卒。選手時代はその逃げるスピードの速さから「2週半逃げ切る男」と称され人気を集める。1978年競輪祭新人王戦を制し、翌年も小倉競輪祭の頂点に立つ。1980年の日本選手権は完全優勝、1984年オールスター競輪でも覇者となり、選手としての一時代を築き上げた。現役引退後はTV解説者やレポーターとして活躍、競輪場での予想会イベントやYoutubeのライブ配信なども精力的におこなっている。ファンからは「競輪客のような解説者」と親しまれており、独特のひらめきによる車券戦術を数多く披露している。

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