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吉井秀仁の妄想先取りレース実況

【ちぎり賞争奪戦予想】上位陣に不安要素なく“堅いシリーズ”か! タイムに物言わす選手が躍動する予感/豊橋記念で狙うべき選手たち

2023/09/28 (木) 08:00 4

 今月9月は向日町「平安賞」を皮切りに立川「鳳凰賞典レース」、青森「共同通信社杯」、松阪「蒲生氏郷杯王座競輪」とGII・GIIIが毎週開催された。お財布パンパン作戦を成就させる〆となるのが豊橋「ちぎり賞争奪戦」ときたもんだ!

 スカスカになっちまった財布をパンパンにするラストチャンスだ! 軍資金確保のためカミサンを説得するのが至難の業…! 滅多に繰り出さない“とっておきのマル秘作戦”で陥落させる所存だ。うまくいくかはわかんねえけどな! 10月の久留米記念コラムでマル秘作戦を伝授するかもよ(笑)。おっと! くだらん話はさておき本題に入ろうか!

上位陣に安定感アリ! 上がりタイムに物言わす選手に注目

 SS班は古性優作が欠場し、新山響平が追加参戦となっている。ここに慎太郎さん、共同通信社杯を制した深谷知広、稲川翔らもいる。安定感の塊のような選手たちで、上位陣に不安要素は見当たらない。ここに松本貴治も加えて考えていれば申し分ない。

 ただ、この安定感を覆すかもしれない選手たちもチラホラ。この時期を考慮すれば、まだバンクは軽いはず。するってえと、高速バンクとなり、上がりタイムに物言わす選手たちがブイブイ言わすってわけ。

 ベテランの域にはなってきたが渡邉一成が元気だ。逃げても勝負になるし、やっぱりまくりの威力が凄い。若手が相手なら経験値で翻弄するはず。初日から注目してみる。地元地区では横関裕樹が好調を維持している印象が強い。直線の長さを味方にチャンスは拡がる。また、妄想の隠し球は伊勢崎彰大。気配上々だべ。展開次第で突き抜け、穴党ファンを喜ばしてくれるはず!

初日オレが狙いたいのは10R! 中井俊亮が強引に切れるかどうか

 さて妄想先取り推奨レースは10Rになる。まずは初手の並びから整理するベ! ①渡邉一成がスタートダッシュよく前受けに出て⑦佐藤友和-④開坂秀明が続く。中団は②北野武史が取り、⑨中井俊亮-②北野-⑥伊藤世哉で並ぶ。我らの⑤伊勢崎彰大ラインは③齋木翔多が7番手からで⑤伊勢崎-⑧成田健児の順になる(⇐①⑦④・⑨②⑥・③⑤⑧)。

 齋木の上昇に合わせ中井が切りに行くが、そこは渡邉が中井を突っ張り出させないはず。展開次第では渡邉がそのまま突っ張り先行ってこともあるぞ。人気の東北ライン上位独占濃厚で渡邉と佐藤の①=⑦、中井が力で迫り①=⑨、齋木に乗り切り替える伊勢崎へ①-⑤が本線になるべ。

 では高配当演出展開を妄想してみるベ! 初手は前述した並びと同じになろう。ただ中井が強引に切ることに成功したらどうなるか。これならもちろん渡邉も脚を削られるってわけだ! そうなれば齋木が悠々と逃げられる。

 となれば『競輪は番手だ』のキーワード発動となり、我らの伊勢崎が抜け出しアタマから。齋木の逃げ残りに成田の流れ込み、中井に乗り突っ込む北野と渡邉に乗り突っ込む佐藤⑤-②③⑦⑧が見えてくるぞ! …おっと! 忘れた頃に巨大高配当を出してくれるのがナリケンだよね。したがってここはボックス車券の②⑤⑦⑧を狙ってみるベ! ナリケンの頭だったらドデカイぞ!

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吉井秀仁の妄想先取りレース実況

吉井秀仁

Yoshii Hidehito

千葉県茂原市出身。日本競輪学校第38期卒。選手時代はその逃げるスピードの速さから「2週半逃げ切る男」と称され人気を集める。1978年競輪祭新人王戦を制し、翌年も小倉競輪祭の頂点に立つ。1980年の日本選手権は完全優勝、1984年オールスター競輪でも覇者となり、選手としての一時代を築き上げた。現役引退後はTV解説者やレポーターとして活躍、競輪場での予想会イベントやYoutubeのライブ配信なども精力的におこなっている。ファンからは「競輪客のような解説者」と親しまれており、独特のひらめきによる車券戦術を数多く披露している。

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