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【KEIRINグランプリ出場の行方】当確は5位守澤太志まで 圏外から一発逆転を狙える選手は!?【競輪祭予想】

アプリ限定 2022/11/18 (金) 18:00 67

いよいよ22日から「第64回朝日新聞社杯競輪祭(GI)」が小倉競輪場で開催されます。この大会で誰がどうなると「KEIRINグランプリ(GP)」に近づくのか? 賞金ランキング圏外から一発逆転を狙えそうな選手は誰なのか? アオケイ・長谷川編集長にお話を伺いました。

競輪祭
(撮影:島尻譲)

 平原康多まではほぼ確定で現在9番手の清水裕友が『逃げ切れる』かどうかという感じになっているが、あらゆるパターンを考えていくと、実際の当確ランプは守澤太志まで。可能性としてはかなり低いが郡司浩平、平原康多が漏れてしまうケースもありそう。

 まず郡司。ここまで9000万円近く稼ぎ、9位の清水とは1600万円もの差があるので、余程のことがない限りは大丈夫だが…。圏外の選手が優勝して清水が決勝2着、平原が決勝7着以内に入るとピンチ(郡司が決勝に乗ってしまえばノープロブレム)に。

郡司浩平
郡司浩平(撮影:島尻譲)

 平原の場合は郡司より500万円ちょっと下なので、そこまでうかうかしていられない。圏外の選手が優勝、清水が決勝3着以内の場合は負けてしまう。

平原康多
平原康多(撮影:島尻譲)

 ボーダー上の清水は自分より下の選手に優勝されたらアウト。仮に圏外の選手が優勝しなくても、10位の山田庸平が決勝3着以内、11位成田和也、12位吉田拓矢が2着だと捲られる可能性がある。

清水裕友
清水裕友(撮影:島尻譲)

 と、ここまでいろいろ書いたけど、『追われる側』の選手も開催中に賞金を上積みしていくわけだし、単純に『決勝戦の着』だけで計ることは出来ず、そこはあくまで参考程度に。郡司、平原もまだ“絶対じゃないよ”と言いたいだけです。

 また圏外の選手が優勝と例に出したところで、今回は脇本雄太がいるんだよ? 松浦悠士は? 古性優作は? と言われたら、『ですよねぇ…』と返すしか(苦笑)。まあ、今さら僕が説明しなくても、脇本が頭2つくらい抜けているのはみんな分かっているし、普通に考えれば脇本の優勝確率は80%くらい。残りの15%が圏内にいる選手、5%が圏外の選手かと思われます。

脇本雄太
脇本雄太(撮影:島尻譲)

 それでも、何が起こるか分からないのが競輪なので、ここでは圏外で獲っちゃいそうな選手、個人的に注目している選手を何人かピックアップ。普通なら山田庸平、吉田拓矢、深谷知広あたりの名前が出てくるんでしょうけど、ここではもっと過激にぶっ飛んだ選手を推奨します。

オススメ第1位【原田研太朗】

原田研太朗
原田研太朗(撮影:島尻譲)

 なんでハラケン? 調子良くないよ? そんな声が聞こえてきそうですが、もともと原田みたいな一発屋は調子どうこうじゃなくて展開だけ。絶好調でも一列棒状の9番手じゃ厳しいし、逆に絶不調でも、前がやり合えばスコーンと捲っちゃう。そんな感じのタイプです。原田と言えば、今年の前半戦は16連勝を記録するなど無敵状態。その後、中盤戦は大ブレーキで、後半戦になるといきなり「これからは誰にも付けない」と宣言したり、1年通して何かと話題を提供してくれた選手。今までの中・四国の歴史を考えても、獲っておかしくない、と言うか獲ってほしい選手だし、『このタイミングでハラケン!?』というサプライズに期待してみたい。イメージとしては、中川誠一郎が獲った2016年静岡ダービーみたいな感じです(あの時は新田祐大と深谷知広の先行争いを最後方から単騎の中川が捲った)。

オススメ第2位【宿口陽一】

宿口陽一
宿口陽一(撮影:島尻譲)

 まず最初に、推しておいて言うのもあれですが、自力で獲るのは厳しいでしょう。というか、たぶん無理。宿口が獲るとしたら、ラインの番手か3番手を回ったとき。今の関東は戦力が充実しているし、宿口の格とキャリアなら毎日必ず良い先行選手と同じ番組になり、勝ち上がりはかなり有利。決勝戦で眞杉匠-平原-宿口もしくは坂井洋-平原-宿口の並びになれば、チャンスは十分あるんじゃないかと(京王閣記念の優勝は坂井-平原の3番手からだった)。今年1年ダメダメで苦労していた男が最後の最後に獲っちゃうっていうのもドラマチックですね。

オススメ第3位【荒井崇博】

荒井崇博
荒井崇博(撮影:島尻譲)

 これはもう単純に好きだから(笑)。レースもそうだけど、トークの部分も含めて、ザ・競輪選手という感じで。今の競輪は前を庇うのが美徳とされているけど、昔の中部は小嶋敬二が番手捲りを打っても『小嶋だから』で許されたし、今の荒井にもそういう雰囲気がある。決勝に上がって山崎賢人のハコならワンチャンありそうだし、優勝インタビューでどんなことを言うのかも気になる。もちろん九州には山崎だけでなく山田庸平や北津留翼もいるので、周りの後輩と協力しながら勝ち進んでいく。

最新競輪賞金ランキング

順位選手名獲得賞金
1脇本雄太★178,208,300円
2松浦悠士145,606,700円
3古性優作★135,810,300円
4佐藤慎太郎103,208,200円
5守澤太志96,193,900円
6郡司浩平89,677,600円
7平原康多84,413,000円
8新田祐大★76,125,000円
9清水裕友73,479,500円
10山田庸平63,880,200円

※2022年11月14日時点、★はGI優勝者でGP出場権利あり

22日から始まる競輪祭。順当に決まるのか、それとも波乱に終わるのか。泣いても笑っても今年最後のGIを思い切り楽しみましょう。

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