2022/08/28 (日) 12:00 2
小田原競輪場で開催されている「北条早雲杯争奪戦(GIII)」の決勝レース展望をお届け! 決勝は16時30分発走予定。
富山記念は、松浦悠士が「前受け突っ張り先行の攻略法はこれだ!」と言わんばかりの凄い走りで優勝をもぎ取った。もちろん総合力が優っているからできる事なのだがね! それと脇本雄太がS級連勝記録を更新し20連勝に伸ばした! 記録はどこまで伸びるのか! 楽しみの一つになった。
さあ、小田原バンクといえば高配当が出るって、オレの中ではイメージが膨らんでいた。表は“北条早雲杯争奪戦”のタイトルだが、裏は「地元のエース郡司浩平、やるっきゃねーシリーズ」と、オレが勝手に銘打ってみたんだが…へへ!
ん? なんだそれ? って思う御仁がいると思うので補足すると、賞金順位は10位前後でひしめき合い、混沌としている。グランプリの道は残すGI「親王牌」か「競輪祭」のタイトルを取るか、賞金の上積みでランキングを上げるしかない。そのためにも、ここを獲り賞金アップしかねぇわけよ!
いささか郡司浩平に偏り過ぎているが、南関の後輩に期待する気持ちがそうさせているようでどうかご勘弁を(>_<)。
それにしても地元勢を軸に南関の活躍が凄い! 準決勝へ勝ち上がったのは南関12人で、その内9人が地元勢となった。
準決勝10Rは青野将大が逃げ、中団から浅井康太がまくりSS清水裕友が流れ込み地元勢は総崩れに!
11Rは櫻井祐太郎の逃げを深谷知広が力でねじ伏せライン決着。櫻井マークの守澤太志をはね除けた走りは完調と見て良い。
12Rは北井佑季を目標にした郡司浩平だったが、北井が叩かれ不発に終わるが難なくまくり快勝! ここもライン決着だ。
妄想先取りは…。地元勢4人に深谷知広、田中晴基の南関6人が結束するのか、はたまた別線なのか、清水裕友に浅井康太がマークするのか。並び次第で妄想は浮かぶが…。
結局は地元勢でまとまり、①郡司浩平-⑤和田真久留-④松谷秀幸-⑥佐藤龍二、⑦深谷知広-⑧田中晴基で別線、②清水裕友が単騎。⑨浅井康太-③坂口晃輔になった(⇦①⑤④⑥・⑦⑧・②・⑨③)。
初手は郡司ラインに清水が追う。浅井が切りに来てもそこは引かず深谷を入れる。3番手を取れば射程圏内の郡司が好機仕掛けV。マーク和田の流れ込み。郡司遅めの仕掛けで深谷とのゴール勝負になるとみている。本線はここまで!
妄想はこれだ! 浅井が切る事に成功すれば、⑦深谷-⑧田中を受けるか、田中が踏み遅れ飛びつける。となれば⑦深谷=⑨浅井になる。
「先行1車は黙って買え」。この格言に添えば深谷の逃げ切りVを妄想の結論で良いべ! ⑦-②③⑧⑨で行ってみっか!
これに「競輪は番手だ」を加えたら晴基Vの⑧⑦も少々(^^)v。
日本名輪会が、8月8日に一般社団法人へ生まれ変わりました。今まで通り競輪のイベント活動などをやりつつ、多少なりとも「世の中のお役に立つ社会貢献などが出来れば」との思いで発足した次第でございます。小さな事からコツコツと! やれる事を精一杯やってまいりますので、これからも応援を願えれば幸いです!
吉井秀仁
Yoshii Hidehito
千葉県茂原市出身。日本競輪学校第38期卒。選手時代はその逃げるスピードの速さから「2週半逃げ切る男」と称され人気を集める。1978年競輪祭新人王戦を制し、翌年も小倉競輪祭の頂点に立つ。1980年の日本選手権は完全優勝、1984年オールスター競輪でも覇者となり、選手としての一時代を築き上げた。現役引退後はTV解説者やレポーターとして活躍、競輪場での予想会イベントやYoutubeのライブ配信なども精力的におこなっている。ファンからは「競輪客のような解説者」と親しまれており、独特のひらめきによる車券戦術を数多く披露している。