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太田りゆ“ノーメイクな私の本音”

【太田りゆの近況報告】ガールズケイリン選手になってよかった! 10周年のオールガールズで再確認した“大感謝”

2022/07/27 (水) 18:00 12

アジア選手権から帰国してガールズケイリンの開催に参加した太田りゆ選手(撮影:島尻譲)

 netkeirinの読者のみなさん! 今月もこんにちは太田りゆです( ´꒳`) アジア選手権から帰国してすぐ、平塚競輪場で『ALL GIRL'S 10th Anniversary(以下:オールガールズ)』と玉野競輪場で『サマーナイトフェスティバル』に出走してきました!

悔しい結果続き…でも前向きにやるメンタル

 オールガールズもサマーナイトのガールズケイリンフェスティバルもどちらも優勝できず…。自分の中で「コンディションが悪かった」というわけでもなく、この2開催は悔しい結果が続きました(•ө•)……! 私に期待し、車券を買ってくれたみなさんごめんなさい。

体の調子も悪くなく、優勝を目指して臨んだサマーナイトフェスティバル(撮影:島尻譲)

 でも、この2つの開催を冷静に振り返ってみると、自分を責めるよりも次に向かって頑張ろうと思えることも多々ありました。このコラムを書いている今、相変わらずとても前向きな気持ちでいるワタクシです(~-︶-)~

 悔しい気持ちの中に「まあ、いいところもあったかぁ」という気持ちもあります。具体的にはオールガールズの最終日。このレースは久しぶりの『先行逃げ切り』で勝つことができました。この1着は意味があるように思いましたし、サマーナイトのガールズケイリンフェスティバルでは初めて決勝へ乗ることができました。決勝の結果こそ残念でしたが、シリーズをしっかりと勝ち上がることができた部分は良かったと思いました。

今年はじめてサマーナイトフェスティバルで決勝へ進出した(撮影:島尻譲)

 レースが終わり「どこが悪かったのか?」という分析をして「どうして行こうか?」という克服すべき課題についても理解しています。ナショナルチームのジェイソンとも確認済みなので、考えて止まっている暇はありません。休むことなく前に進んでいこうと思います(´▽`)

動く展開の中で自身の持ち味を発揮できなかった決勝(撮影:島尻譲)

自立した女性の姿に憧れて選手になった

 さて話は変わりますが、ガールズケイリンが10周年を迎えました(*’ω’ノノ゛☆パチパチ

 ピンクのかわいいレーサーパンツを履いて、かっこいいレースで魅せて、お金をしっかり稼いでいる先輩選手たち。そんな自立した女性の姿に憧れて私は6期生としてデビューしました。ガールズケイリンがスタートした時、「数年で終わるだろう」と言われていたそうですが、その時の状況について私は露知らず。私がデビューした時はすでに「ただ自分のことだけを考えて頑張ればいい環境」でした。

 そういう環境が作られていたということはガールズケイリンの先輩選手や関係者のみなさん、何よりガールズケイリンを応援してくれたファンの皆様の力があってのことです。たくさんの努力があってここまで来たことを考えさせられ、改めて感謝の気持ちを胸に刻みました。

バンクを飾る横断幕。ファンの応援の上に開催が成り立っている

 そういう気持ちの中で平塚では「ガールズケイリンの選手になって本当に良かった!」と思いました(^^)ここからさらに発展していき、ガールズケイリンも男子の競輪と同じように、賞金だってもっともっと上がっていくように、みんなで盛り上げて行きたいです!

 私は自転車トラック競技の選手としてナショナルチームでチャレンジし続けています。その環境下では「競輪選手」として走る機会はあまりにも少ないです。そんな自分がどんな力になっているのか、どんな力になれるかはわかりませんが、デビュー当初から「ガールズ ケイリンを盛り上げたい! みんなに知ってもらいたい!」という気持ちが、実は私にもかなり強くあるんですよね(◦- ˘ -◦)!

 年間を通してガールズケイリンで走っている選手たちには到底敵いませんが、私も多方面から『ガールズケイリンの認知度』をもっともっと高めて行けたらいいなぁなんて思っています♪

オールガールズでは自分自身のことだけではなく、ガールズケイリン全体のこと想う開催だった

ちょっとおかしな娘が多いけど112期が大好き

 オールガールズでは同期ごとに分かれてバンク内で写真を撮影してもらいました。その同期ごとの写真ってみなさん見ましたか?

 他の期はみんな可愛いポーズで撮影しているというのに、私たち112期だけは全員ムキムキポーズでした。「こういう風に撮ってもらおうよ」という打ち合わせもなく、スマイルはじける力自慢(笑)。みんなTシャツの袖まで捲り上げて筋肉をアピールし、掛け声も揃って『パワーーーー!!』だったんですよね(・∀・) あとで写真を見返して笑ってしまいました(笑)。

 マジで112期って何なの!?って思うことばかりですが(笑)、可愛さよりもパワー系で勝負してしまう“くせ”の強過ぎる112期の同期たちが私は大好きです( ;´꒳`;)

示し合わせることなく「筋肉アピール」に舵を切った“個性派軍団”。底抜けに明るい112期の合言葉は「WASG!(We are strong girls)」

同期112期の裏話コーナー♡

その①「ふーたんのギャップ」

 はじめてサマーナイトの決勝に乗れなかった私の仲良しの「ふーたん」こと梅川風子。

『えーーん(;꒳;)決勝乗れなかったぁ。でもりゆちゃん決勝残って良かったぁ(;꒳;)頑張ってぇ。ワシは明日1着とって帰るぞぉ! こんな時もあるよねぇ!! えーん(嘘泣き)』

 ・・・かわいい。普段はめちゃくちゃ強そうにしている“ふーたん”。ギャップが余計かわいい♡頭をなでなでしておきました(⋈◍>◡<◍)。✧♡

同期であり、ナショナルチームでも苦楽を共にしている梅川風子選手は特別な存在(写真:本人提供)

その②「全員でお見送り」

 実はサマーナイトの前検日にもう1人同期が来ていました。吉村早耶香が予備で来ていたんです。特に前検日に異常はなく帰って行きましたが、梅川風子、大久保花梨、鈴木美教、坂口楓華、私、全員総出でお見送りしました。大好きな吉村早耶香! とても仲良しである〜(^^(^^)

その③「“無事で何より”の言葉」

 サマーナイト決勝が終わり、悔しさ全開でのお片付け中。112期のみんなが「無事で何よりだよ〜」と慰めてくれました。・°°・(>_<)・°°・。結果よりも身体を気遣ってくれる仲間たちがいることに幸せを感じました!

 私たちはひとりひとりが全員ライバル。一緒に走るなら負けられない。でもそういう気持ちだけでは説明できない絆も感じるのが正直な気持ちです。これからも正々堂々と戦い、切磋琢磨できる関係でいたいです。

サマーナイト開催中には同期とたくさんコミュニケーションが取れた(撮影:島尻譲)

負けられない夏のバトルが続く

 このコラムを公開してすぐ、7月28日〜31日に伊豆ベロドロームで「JAPAN トラックカップ」が開催します。久しぶりに国内で開催する国際大会です。私はスプリントとケイリンに出場します。私にとって「アジアチャンピオン」として初めて迎える国際大会です。気合十分に戦って来ようと思います。

 この開催にはアジア選手権には出場しなかった「スプリント最強」の李慧詩(リー・ワイジー)選手との対戦があるかもしれません。勝ちに行きたい! 「JAPAN トラックカップ」の入場料は無料です! 現地へ応援に来てくれる人がいましたら、ぜひ楽しんで欲しいです。いいレースをお届けできるように頑張ります!

 また「JAPAN トラックカップ」が終わったら、オールスター競輪「ガールズケイリンフェスティバル 西武園ステージ」に出場します。私が走るのは8月11日の11R「ガールズドリームレース」です。

 地元埼玉の西武園で行われる夏の大一番! みなさんの投票を受けて走ることができるドリームレースです。選んでもらったからには一生懸命頑張りたいです! 自転車競技と競輪を行き来しての連戦になりますが、一つ一つのレースを全力で頑張りたいと思います!

負けられない夏のバトル! 結果を求めて踏み込んでいく(photo by Takenori Wako)

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太田りゆ“ノーメイクな私の本音”

太田りゆ

Ota Riyu

埼玉県上尾市出身。112期生のガールズケイリン選手。2017年7月、高松競輪場でレースデビューし、初勝利を飾る。同開催では3連勝を果たし、デビュー場所で完全優勝という快挙を成し遂げる。また日本代表・自転車競技選手としても活躍しており、2019年にはワールドカップに出場し、ケイリン種目で銀メダルを獲得。2020年11月には全日本選手権女子スプリントで優勝。国内外のハイレベルな戦いに華麗なダッシュで挑み続けている。趣味はメイクとファッション、パワーの源はコカ・コーラ。

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